室内犬の夏場の暑さ対策!お留守番も普段もね。

パンティングする小型犬

暑いですね!ワンコには過酷な季節がやってきました。
犬の室内での熱中症が多いことをご存知の方も多いと思います。
熱中症は重篤な症状を引き起こし、最悪死に至ることもあります。
お留守番中も含めて室内犬の暑さ対策、夏は必須なのでぜひ読んで下さいね!

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暑さに強いさくらでも日本の真夏は過酷…。

 

【犬はとっても暑がりです】
■熱を逃がしづらいスタイルです
人間は二足歩行で、縦に長いから空気を受けやすいので比較的涼しいです。
でも犬は四つ脚なので、胸からお腹にかけて空気がこもりやすいです。
特に大型犬の長毛種ではなかなか空気が抜けにくく、構造上とても換気が悪いのです。

■被毛の中が蒸れてしまいます
長毛種は「寒さに強い」「水から身体を守る」という目的で作られた子が多いです。
逆にいえば、暑さにはめっきり弱いことになります。
これは、寒い国でのお仕事を中心にして来た犬種が多いので、どうしても仕方がないのです。

■多くの犬種は寒い国で作られました
前述したように、現在の犬種の多くがドイツやイギリスなどのヨーロッパの国々で作出されました。
ヨーロッパは日本よりかなり北に位置しますので、暑さはあまり考えなくてよく、
逆に真冬でもお仕事できるような「寒さに強い」犬が求められて来ました。
例えば、シベリアンハスキーはシベリアで橇を引くお仕事をしていたので、本当に暑さに弱いです。

ベルジアン・タービュレン、ベルギーシェパードの写真

ベルジアン・タービュレン。ベルギー出身のシェパード。暑いの苦手な代表選手です。

 

【ワンコの暑い暑いサインに気づこう】
中型犬以上の犬種はほとんどの場合、暑さにとても弱いので早めの対策が必要です。
とはいえ、ミニチュアピンシャーやビーグルなどの短毛種の小型犬は寒さに弱いことが多いです。
またチワワやミニチュアダックスなどは個体差も激しく、暑がる子もそうでない子もいます。
暑さに強い子は必要以上に冷やしてしまうと体温調整機能が弱ったり風邪を引いてしまったりします。
なので、ワンコの「暑い暑いサイン」に気づいてあげましょう。

■パンティング(ハアハア)する
室内でパンティングするようになったら確実に暑さ対策が必要です。
一番分かりやすく重要なサインなので、ハアハア始めたらすぐに対応しましょう。

■いつもより動きが緩慢になってきた
人間も走ると汗をかきますが、動くと熱量が発散されるので体温があがります。
なので、本能的に「暑いときは不要に動かない」と感じ、あまり動かなくなります。
(逆に、冬場は体温をあげるために身体をブルブル震わせて体温をあげる子がいますね)

■食欲がない
梅雨頃から食欲が落ちてくるワンコは多いですが、7月に入るとかなりの割合で食べなくなります。
さくらのお友達ワンコでは柴犬、シェパード、シベリアンハスキー、ロングコートチワワなど…。
みーんな人間と同じ、夏バテに近い状態です。痩せて来てしまうようであれば要注意。

【具体的な対策】
■玄関やお風呂を解禁する
玄関やお風呂はたいていひんやりしていて、ワンコが涼むことも多いです。
玄関におりることを禁止している場合は、お風呂をぜひ解禁してあげて下さい。
さくらもよく、お風呂場でごろん!して、お腹を冷やしていますよ。

■エアコンをかける
夏場は一日中エアコン、という方は多いです。
何度に設定、というのはおうちの断熱構造や地域、また犬の暑がり加減によって違います。
まずは、上の項目でワンコがどの位暑がっているかを見て下さい。
最初は比較的高い温度に設定し、ワンコのパンティングが止み、
元気になってくる位まで下げて行きます。
人間の方が寒いよー…ということも多々ありますが、ここはワンコのために我慢…。
人間が寒くなったら上着を着て我慢しましょう。

■扇風機をかける
犬は人間のような「体温を下げるための汗」はほとんどかかないのですが、
室内の空気をかき回し、暑さ涼しさを一定にするためには扇風機は非常に有効です。
被毛の中の暑い空気を換気してくれる効果もあります!

■ペット用冷却マット
市販のペット用冷却マットで冷凍庫で冷やして使うタイプのものはとても便利。
直射日光が当たらないところに置いておけば半日冷たさが続くこともあります。
でも、保冷剤が入っているものは、噛み癖のある子は要注意です。
齧って保冷剤の袋や中身を食べてしまい、病院に行くこともあります。
最初は必ず人間が見ている前で使いましょう。

■冷凍ペットボトル
1リットル程度のペットボトルに7分目位まで水を入れ、少し凹ませた状態で冷凍します。
(一杯になるまでいれないで!冷凍した際、膨張して爆発することがあります)
これをタオルでぐるぐるに巻けば、簡単冷え冷えグッズの出来上がり!
普段ワンコが涼む場所に置いておけば、その場所だけでもひんやりします。
こちらも意外と持ちがよく、朝に用意して夕方まで氷が残っていることが多いです。
ただし、ペットボトルのフタは多くのワンちゃんに魅力的なオモチャ。
カジカジしてしまってフタが外れて誤飲してしまう危険性もあります。
フタが露出しないようにくるむか、袋状の布に入れましょう。
こちらも、最初は人間が見ている前で使うようにしましょうね。

■アルミマット、石の板
アルミマットもペット用の冷え冷えグッズとして売られていますよね。
ただ、金属なので肌触りが嫌いなワンコも結構いるようです。
そこで、代わりにホームセンターの園芸コーナーにある石で代用する方法もあります。
表面がつるっとしているもののほうがより冷たく感じるようです。
どちらも、直射日光の当たらない涼しい場所に設置してあげましょう。

【ケージ内留守番ワンコの注意点】
お留守番はケージで、という方も多いですね。
その場合、ワンコは暑くても寒くても自分で好きなところに移動したりできません。
ですので、室内フリーの状態よりもいっそう気をつけたいものです。

  • ケージは直射日光が当たらない場所に設置して下さい
  • ケージに直接、エアコンの風が当たらないようにして下さい
  • 扇風機の風で、適切にケージの中に冷たい空気が行くようにしましょう
  • 冷え冷えグッズはケージ全体に置かないで、ワンコの逃げ場所を作って下さい

エアコンだけでお留守番、という場合もあると思いますが、長時間の場合は
万が一の停電の時を考えて、冷え冷えグッズは必ず用意してあげたいですね。

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会社概要→お問い合わせから受け付けてますので、ぜひご意見下さいね。

この記事の著者

川舩 徳子大型犬から小型犬まで犬大好き代表

小さい頃から犬と暮らし、現在はチワワ×ミニチュアピンシャーMIX「さくら」と暮らしています。さくらはもちろん、大小のお友達ワンコのお世話もしながらお仕事に奮闘する日々。そんな犬まみれな生活をする中で、犬の行動や生活、健康、しつけなどについての様々な知識を身につけました。飼い主目線だからこそ知ったこと等、執筆しています。

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