フードを選ぶときって色々と試行錯誤しますよね。
我が家も子犬を迎え入れた時、どのようなフードが良いかとても悩みました。最初は少ない量を購入して、愛犬が喜んで食べるか、ウンチの量や質はどうかなどを確認しながら、多くの種類のフードを食べさせました。結局、我が家の愛犬に合ったメーカーのフードを見つけて、成犬用に切り替えた今でも子犬の頃と同じメーカーの物を与えています。それでもたまにフードの見直しをしないとダメだなと思っています。
ではフードを選ぶとき、何を基準に選べばよいのでしょうか。
今回はフードを選ぶときに必要な知識についてまとめてみました!
【愛犬に必要な栄養量】
昔は人間の残り物などを食べていた犬たち。最近では人間と同じものは愛犬にとって体に良くない物が含まれていることもあり、多くの家庭で犬用フードが普及していますね。そのおかげで昔よりも愛犬たちの平均寿命は延びています。
愛犬にとって良くない食べ物はよく知られていますが、愛犬にとって必要な栄養素(ビタミン、ミネラル)の量はどうでしょう?
成犬の必要栄養量(成人男性を1とする)
タンパク質 4倍 カルシウム 24倍
リン 20倍 カリウム 24倍
鉄 8.5倍 亜鉛 5倍
ビタミンA 3倍 ビタミンD 4倍
ビタミンB1 1.3倍 ビタミンB2 2.3倍
ナイアシン 1倍 塩分 0.5倍
犬は肉食動物であり、人間とは必要栄養量が大きく異なります。そのため、人間と同じものを食べていると容易に栄養不足になってしまいます。
愛犬には犬専用の食事を与えましょう。
【食事の種類】
愛犬の食事には、ドライフード・ウェットフード・手作り食などの種類があります。
ドライフードは水分含有量10%以下、保存性の高いドッグフードです。多くの飼い主さんがドライフードを与えていると思います。
ウェットフードは水分含有量75%以上、匂いが強くて質感も良いので、ドライフードよりも好きな愛犬が多いです。
手作り食は取り入れている飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかし先程もあげたように、愛犬は人間とは必要栄養量が大きく違います。愛犬の栄養についてしっかりとした知識を得てから作る必要があります。
【ドッグフードの選び方】
愛犬には質の良いドッグフードを選んであげたいですよね。では、何を基準に選べばよいのでしょう?
- 主食として与えるフードは、「総合栄養食」と記載されているもの
- 国産であれば「ペットフード公正取引協議会」、米国産なら「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の検査に合格したもの
- 原材料はなるべく合成保存料や合成着色料を使用していないもの
- 値段は極端に安いものは避ける
このようなポイントを考慮してドッグフードを選びましょう。
【食事内容の見直し】
子犬から成犬用ドッグフードに切り替えた後、フードの見直しをしていますか?
成犬になったらシニア犬になるまでは同じフードで基本的にはOKです。もしウンチの質が変わったり、食べる量が突然減ってしまったりした場合は、フードが体に合わなくなってしまったという事も考えられます。その時は他のドッグフードも試してみましょう。
大切な愛犬の体を作る食事。飼い主さんが安心して与えられるフードを選んであげたいですね。