近頃、ペットシッターと言う言葉を耳にする機会が多くなってきましたね!
ペットシッターとはどのようなものなのでしょう?
またどのような資格が必要かご紹介したいと思います。
目次
ペットシッターとは?
人間にはベビーシッターと言う、赤ちゃんを自宅でお世話をしてくれるサービスがあります。
簡単に言うと、そのベビーシッターのペット版です。
家を留守をするとき
犬を飼っている人で、家を何かしらの用事で留守にするとき、不安になる方もいますよね。
ペットホテルに預けたいけれど、予約が埋まっていて預けられない。
ヒート中なので預けられない。
混合ワクチン接種から日にちが浅い。
など、様々な事情があります。
このような場合の時に、ペットシッターに犬のお世話をお願いすると言う方法があります。
ペットシッターには資格が必要ではない
例えば、ご近所の方に犬のお世話を頼まれた、身内の犬の世話を頼まれたなどのお話はたくさんありますよね。
この場合も立派なペットシッターです。
しかしプロとしては資格が必要なケースが多い
しかし、ペットシッターをお仕事として行う場合は、ペットシッターの資格を得た方がいいですね!
それは、なぜかと言うと以下のことが挙げられます。
・お客様からの信頼度
・ペットに対する知識の豊富さ
・ペットの病気に対する知識の豊富さ
これらのことの差が出てきます。
料金が発生し、他人のペットを預かると言うことは簡単なことではありません。
ペットシッターに預けるペットたちの中には、持病を持っているペットもいます。
また、突然病気にかかることだってあります。
預ける側からすれば、ペットは大切な家族の一員ですから、それなりの知識と経験を求めることが多いですね。
そして、ペットシッターは自宅でペットのお世話をします。
当然、家の中は、プライベートな場所です。
その中でお仕事をするわけですから、それなりの信用性も大切になります。
そして、資格と取得し、団体の会員になると「ペットシッター保険」と言うものに加入することができます。
これは、お世話中に、物を壊してしまったり、散歩中に犬が人に飛びかかって怪我を負わせてしまった場合にも保障される保険です。
また、専属の弁護士がいる場合も多いので、飼い主さんにとってもペットシッターにとっても、非常に心強いものなのです。
独立するなら「動物取扱責任者」が必要。
ペットシッターとして独立し、開業する場合は、第一種動物取扱業の「保管」の種別の登録、認可を受ける必要があります。
さらに登録した後には、動物取扱責任者に就任する必要があります。
第一種動物取扱業とは。
命あるものである動物を扱うプロとして、より適正な取り扱いが求められる第一種動物取扱業。
業種は「販売」「保管」「貸出」「訓練」「展示」「競りあっせん業」「譲受飼養業」です。
守るべき基準は「飼養施設等の構造や規模等に関する事項」「飼養施設等の維持管理等に関する事項」「動物の管理方法等に関する事項」「標識や名札などの識別票の掲示などの全般的事項」「犬猫等販売業に関する上乗せ基準」などです。
必要に応じて都道府県等の動物愛護担当者が立入検査を行い、守るべき基準が守られていない場合や、動物の管理や施設が不適切と認められる場合などには、都道府県知事や政令市の長が改善の勧告や命令を行います。
悪質な業者には、登録の取り消しや業務停止命令が行われることがあります。
登録せずに営業した場合や改善命令や業務停止命令に従わなかった場合は、100万円以下の罰金に処せられます。
また、登録内容の変更を届け出なかったり、虚偽の報告をした場合は、30万円以下の罰金に処せられます。
↓詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/trader.html
動物取扱責任者とは。
動物取扱責任者 動物取扱責任者は、第一種動物取扱業の登録申請に必要な要件であり、独立した資格に類するものではありません。
第一種動物取扱業者から選任されて、初めて動物取扱責任者となることができます。
動物取扱責任者になるためには以下の条件で、いづれかを満たしている必要があります。
・ぺットショップなどのペット関連の会社・事務所での勤務、同一業種での半年以上の実務経験があること
・所定のペット専門学校やペット関連のビジネススクールなどを卒業していること
・所定の機関が試験合格の際に発行したライセンスを取得していること
ペットシッターの場合
ですが実際に半年以上の実務経験が無い方も多いですよね!
その場合、実務経験がない場合、有効になってくるのが「資格」です。
独立開業条件には、「公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって、営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術を習得していることの証明を得ていること。」
とあることから、ペットシッターの資格は、これに該当します。
ペットシッターまとめ
ペットシッターになるためには、必ず資格が必要になるということはありません。
しかし、命を預かる立場のプロとしては必要な資格だと私は思います。
例えば、我が家の愛犬をペットシッターに預けようとした場合、やはり資格取得者と無資格者では違いますし、無資格者に不安ながら預けることはないと思えるからです。
また、飼い主さんとの信頼関係を築いてくれそうな方に優先的にお願いしたいと思います。
最近ではペットホテルや、動物病院でも預かったペットの状態を毎日ブログで写真付きで更新するところも増えています。
このように飼い主さんの立場に近づくことで、飼い主さんも安心して預けられるのではないでしょうか。