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ワンコの耳の病気 油断できない、意外にも冬も多いワケとは?

投稿日:2016年11月13日 更新日:

すっかり寒くなって散歩には厳しい季節となってきましたね。

愛犬の耳の調子はいかがですか?

外耳炎などなっていませんか?

意外にも、この季節多いようです。

 

【外耳炎とは】

細菌やカビなどの増殖によって外耳の部分が赤く炎症を起こすことです。

うちのワンコも、今この状態で通院しています。

もともとアレルギーを持っているので、毎年暖かくなり湿気が出てくる梅雨のころから発症していました。

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・原因

細菌が耳の中に入り炎症を起こす。

カビの一種のマラセチアが耳の中に入り、炎症を起こします。

こり2つが主な原因のようです。

真菌やマラセチアは湿気と高温を好みますから、夏の間だけ発症するとは限らないのです。

現代の住宅は、隙間風も入らないようになっているので、冬の室内での暖房や暖めることでの湿気を逃がさず家の中は高温多湿の夏のようです。

その上、通気性が悪いとなればカビやマラセチアは増殖します。

キッチンや浴室、洗面所でも「涼しいから大丈夫」と油断していると、意外な場所にカビが生えていることがあります。

サッシのガラスや窓枠にも黒いカビが生えていることがあります。

コピー用紙も湿っていて、プリンターもエラーをおこしてしまいます。

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暖房で暖められた湿気を含んだ空気が、夜間から明け方に結露となってガラスを湿らせカビが増殖します。

この状態は、夏の時より湿気が多く結露も多いようですね。

この中で犬が生活しているので、周りにはカビやマラセチア、細菌がいっぱいなんです。

他の原因として、耳ダニ・アレルギー・葉などが混入するというものもあります。

耳ダニは、その名の通り耳につくダニで、夏の間だけとは限らないものです。

また、食物アレルギーを持つワンコは、アレルゲンの食べ物を食べてしまい外耳炎をおこします。

アレルギーの場合は、耳の症状の前にお腹などの皮膚に赤い発疹が出ることが多いようです。

それらに連鎖して外耳の炎症ということになります。

この季節は、散歩をしていると枯れ葉が飛んでいたり、枯れ葉が10センチ近くの枯れ葉の山を作っていることがありませんか?

ワンコは、その中に潜るのが好きなようです。

その時に、小さな葉や草などが、耳に入ってしまうということもあります。

耳の中に入った草などは、湿気と温度が高い耳の穴の中で腐ってしまいます。

これが原因となり炎症を起こします。

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【外耳炎の症状とは】

では、外耳炎になったワンコはどんな症状になるのでしょうか。

・頭を振ります。

耳が痛痒くなってしまうので、犬は頭や首をよく振るようになります。

・耳たぶを見てみると、赤く腫れています。

皮膚が出ている部分が赤く腫れてきます。

・耳が臭くなります。

いつも臭くない耳が異様な匂いを発してきます。

この匂いは、布団やタオルなどにつくほど臭いものですから、飼い主さんならワンコの傍へ行っただけで、あるいは布団やタオルを干したり洗った時にもわかります。

シャンプーの時に使用するタオルが、いつもと違う匂いで臭いと感じたら、耳を見た方がいいでしょう。

・耳垢の量が多くなります。

一週間に一度、耳掃除をしているにも関わらず、耳垢の量が多い時は炎症を起こしているかもしれませんね。

掃除して出てきた耳垢が、ねっとりして茶色や黒っぽい、いつもより湿って臭いという時には炎症を起こしています。

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【治療するには】

じっとしていないワンコの耳、どうやって治療するのでしょう。

原因の多くを占めている細菌とカビの治療が、主になってきているようです。

この場合は、耳の中を病院で洗浄してもらい、飲み薬と点耳薬を使います。

病院での洗浄は、細い管のついる機械で消毒洗浄し、耳の中の汚いものを出します。

これをしてもらうと、ワンコが生き返ったようになるから不思議です。

耳の中の汚いものって、思っているよりたくさん出てきます。

ワンコも心地よくなり、スッキリした感じに見えます。

 

 

飲み薬は、抗真菌薬・抗生物質とステロイド剤などで、抗真菌薬はマラセチアを抑え、抗生物質は細菌、ステロイド剤はアレルギー対応に効果があるようです。

このような薬を服用することで、かゆみを抑えることもできます。

点耳薬にも同じような薬品が入り、1日1回耳に使用します。

かゆみを抑えないと、自分の脚の爪で耳をひっかき、傷をつけてしまい、その箇所から細菌を入り易くしてしまうので、かゆみを抑えることが第一の重要な段階です。

・耳ダニの対処法としては、薬品を注射するなど別の方法がとられます。

 

 

【早めに対処した方がよい外耳炎】

ワンコの耳の病気、手遅れになると危険です。

外耳炎の症状の時に、早めに治療しておかないと次には、内耳炎→鼓膜破壊→脳の中へと侵入していきます。

最悪、脳の中へとうつってしまうと、顔の半分が腫れあがり、首や首が傾斜してくるという症状が出ます。

脳の中には、神経があるので非常に危険な状態となります。

 

 

暑い季節ではないからと、油断すると危ない耳の病気。

外耳炎の段階で止めておけば、大事に至りませんね。

特に、うちのワンコのようにアレルギーの体質を持っている犬は、少しでも耳を掻く、頭を振るなどの初期症状の時に発見しないと、かわいそうです。

それだけ、たくさんの投薬や消毒洗浄・点耳薬の使用などが増えていきます。

病院では、赤くなった箇所の組織を取って薬品をかけ、顕微鏡で検査します。

その検査で、紫色に変わればマラセチアなどのカビなのです。

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また、消毒洗浄するときに枯れ葉や草が出てくれば、それを除去するだけで治ります。

 

もう何度となく診察している皮膚炎と外耳炎ですが、ワンコも病院へ行くと自分が元気になれることを知っています。

犬が元気になれば、飼い主の私達も元気になります。

1年に何回受診するだろうという位の病院なのですが、「びょういん」ということばだけで目を輝かせるくらい病院が大好きなワンコになってしまいました。

病院が大嫌いな犬も多いなか、うちのアレルギーなワンコにとって救世主のような病院です。

さて、週明けも通院です。

大好きな車=ブップに乗り行ってきます。




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