犬のレアカラーって何のことだか分かりますか?
正解は、犬の毛色で希少な色をしていることです☆
最近はスタンダードな毛色の他に、チョコ、ブルー、イザベラ、マールなど様々なレアカラ―の子が存在するようになりました。
でも、レアカラ―の意味知ってますか?
答えは、レアカラーとは色素が薄い色のことを指します!
よって、様々な注意点があります。
レアカラ―のことを理解するために一緒にお勉強しましょう!
レアカラーは体が弱い?
仔犬の毛色は、母犬と父犬の毛色の色素で決まります。
その中で稀に、色素の薄い子が生まれてしまうことがあります。
チワワや、ダックス、トイプーなどは、薄い毛色の掛け合わせや、色素の薄いレアカラ―の子同士の掛け合わせはタブーとされています。
この掛け合わせのタブーは、私も繁殖指導員の資格を取るまで知りませんでした。
よって、何も知らない一般の方が、家で交配をしたところレアカラ―を産ませてしまうことがあります。
また、ブリーダーでもお金に目が眩んだ方で、レアカラ―同士の掛け合わせを行っているところもあります。
レアカラーの子は色素が薄いカラーリングの場所によって、遺伝性の病気を持って生まれる子がいます。
例えば、視覚異常、聴覚異常です。これを色素欠乏症と言います。
レアカラ―の子は、体が弱いという話を聞いたことがありませんか?
実際は体が弱いと言うよりも、先天性の異常疾患が多いと言うこと。
また、皮膚トラブルも多いのが現状です。
犬の毛は、紫外線から体を守る役目があります。
これが、色素が薄い事で完全に守り切ることが出来なくなっています。
また、皮膚も薄く柔らかい子が多いのも特徴です。
ですが、このような子ばかりでなく、健康体の子も存在しますので、ご安心くださいね!
親犬、祖父母犬のことを知ることが大切
もし、レアカラ―の犬を飼おうと思っている方がいるならば、行って欲しいことがあります。
それは、そのレアカラ―の犬の親犬の情報を把握することです。
ブリーダーさんなら、親犬を見せてくれることもありますし、ペットショップでも血統書を確認してもらい、親犬の毛色や祖父母犬の毛色を教えてもらいましょう。
突然レアカラ―の子が生まれたのか、もしくは親犬がレアカラ―じゃなくても祖父母がレアカラ―だったのか、はたまたレアカラ―同士で掛け合わせたのか、今後のために、しっかり把握しておくことが大切です。
血統書には様々な情報が記入されており大切なものです。いわば、その犬の家系図のようなものですね。
繁殖を希望するならきちんとプロに委ねましょう!
レアカラ―の犬を飼っている人で繁殖させたいという方がいたら、絶対に行って欲しい事があります。
それは、繁殖は自分たちだけでしない事。
繁殖指導員などの資格を持つ方や、ブリーディング知識、経験ともに優れた方に相談しましょう。
その際に、掛け合わせたい犬の血統書を持参しましょう。
掛け合わせて大丈夫なカラー同士か、きちんと確認をしておかないと早産や流産のリスクもあります。
愛犬も飼い主さんも、悲しい思いをしないでいいように注意することが大切なのです。
実は以前、私がクリームのチワワを飼っていた時に、ブルーやマールのレアカラーに力を入れているブリーダーさんに、愛犬との掛け合わせの相談をされたことがあります。
日本ではまだレアカラ―が本当に珍しかった時でした。
クリームは元々色素がブラックなどに比べて薄いので、レアカラ―を産ませやすいからと言われましたが、丁重にお断りさせていただきました。
小型犬は出産も本当に命懸けなんです。
ただでさえハイリスクなのに、更にその上を行く、ハイリスクなことはしたくありませんでした。
犬のレアカラーのまとめ
珍しい毛色だと評判になることもありますし、ペットショップやブリーダーさんから勧められることもあるでしょう。
ですが、リスクがあることを十分に理解した上で家族に迎えてあげて欲しいのです。
もし、質問して答えられなかった販売者がいたら、それは悪徳としか言いようがありませんね。
そう言うことも含めて、しっかり知識を積んでおきましょう。