近所のおうちで飼っている犬の鳴き方が犬とは思えないものです。
一般的には、「ワンワン、キャンキャン、ウォォーン」という遠吠えなどですよね。
そこのおうちで飼われている犬は、「ひゅーひゅるるー」とまるで鳥のような鳴き声です。
私も、その鳴き声を聴いていましたが、すっかり「鳥を飼っているのだろうと」思っていました。
今朝、そこのお母さんに会う事ができたのでお話を聞きました。
そのお母さんが外出から帰ったけど、庭にいて、なかなか家の中に入らなかった時など、こんな鳥のような鳴き方をするのだと言っていまいた。
聞いてみましたが、どこか、熱帯の森の中にでもいるような、色鮮やかなオウムのような「鳥の姿」を思い浮かべました。
本を探してみました。
一説によると、このような声は、甘えん坊の犬に多い鳴き方のようです。
「早くかまって欲しい」という意味のようですね。
【泣き声からわかる気持ちとは】
・嬉しい時
「ワンワンワン」とかん高く、「クシュンクシュン」とくしゃみも間に入ります。
これは、家族の誰かが、帰宅した時にする鳴き方ですね。
嬉しくて、後ろを振り返り「お父さんが帰ってきたよ」と知らせることもします。
時には、ジャンプして、だつこしてもらえると「いいでしょう?」といわんばかりに目が笑っていますね。
・甘えたい時
「キュンキュン」という高い音質の鳴き方になります。
そういうことからみると、鳥の鳴き方をしているのは、「甘えたい時」なんだと思います。
・不安で寂しい時
遠吠えをします。
不安な時と寂しい時以外には、飼い主に対して自分の存在を知らせる「私はここにいるよ」と言う時、また外の世界に向かって「自分の縄張りは、ここだよ」ということを知らせる時にも、遠吠えはします。
・どこか痛い時、助けてという時
「キャイーンキャイーン」とかん高く短い鳴き方を繰り返します。
それは、まるで悲鳴に近いような声です。
このように泣いている時は、痛くて誰かに助けて欲しい時と、怖くてピンチな状況にいる時、誰かに訴えて、助けを求めているということです。
・怒っている時
「うーーーーー」とうなり声で鳴きます。
歯をむき出しにして「うーー」とうなります。
また怒っている犬は、体でも表現しているのでよくわかりますね。
頭を低くし、低姿勢で身構えているものです。
こんな時は、イライラして興奮しているので、飼い主でも咬まれるという危険があります。
何に対して怒っているのか? を理解して取り除かないと、怒りは収まらないでしょう。
【犬は言葉の代わりに鳴き方で伝え、表現する】
もともと群れを作って生きてきた犬という動物は、コミュニケーションするために「鳴く・吠える」という手段を使ってきました。
犬同士の連絡、挨拶、気持ちを伝える方法として使ってきたのです。
飼い主に飼われている犬は、犬同士ではなく「鳴き声」を使って飼い主に気持ちを伝えようとしているのです。
伝えようとした時、私達飼い主が、そのことに気がついてあげなければ、病気やケガで痛い思いをしている時など、手おくれとなってしまいます。
ペットのワンコの体調を知るためにも、きちんと鳴き声を把握して理解することが一番大切なことですね。