ヨーゼフのことを、みなさん覚えていますか?
昔テレビでしていたアニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場する犬のこと覚えていますか?
最近は某教育系CMでも登場していますよね!
この犬の名前は、ヨーゼフ。
ヨーゼフは、アルプスの少女ハイジが飼っているセントバーナード犬です。
セントバーナード犬といえば、私の主観的な意見では
「とにかくデカい➡デカいから声も響く」
「動作がのっそりおっとりしてる➡なのに山岳救助犬」
「憎めない顔立ちで首にお酒の入った樽をぶら下げている」などです(笑)。
ハイジの飼っているヨーゼフの姿は?
ハイジが飼っていたヨーゼフの特徴は
・とても不愛想な顔つきでいつも昼寝をしている。(性格の温厚さ)
・マイペースを装っているがいざという時にはみんなを助け、頼りになる。(救助犬らしさ)
・ハイジが興味を示すものに関心をもつ(探求心がある)
・雪割草を掘り出し、モミの木に降る雪がどんな音なのか耳をすませてみる仕草をする。(物に対する慎重な姿勢)
・時々意味不明なことをするが、山小屋の前の地面を掘り続ける。(穴を掘って人を助ける)
・優しくて利口な犬。
このような記憶があります。
セントバーナード犬の歴史
セントバーナード犬(別名アルペン・マスティフ)はスイス原産の犬種です。
あらゆる犬種の中で最大級の体格を誇り、成犬は標準で体高65~90cm体重50~91キロほどにもなります。
セントバーナード犬は、1970年アメリカのミシガン州にて誕生しました。
2世紀頃にローマ帝国軍の軍用犬としてアルプスに移入され、モロシア犬がその後、独自の発達をとげたと言われています。
17世紀中頃よりスイス・アルプスの山深いグラン・サン・ベルナール峠にある修道院にて雪中遭難救助犬として使役され、20世紀初頭に至るまで2500名もの遭難者を救助しました。
優れた嗅覚と深く積もった雪をもろともせず、歩き続ける体力が救助に役立ったのです。
このエピソードは、画家などの絵により首に体を温めるためのラム酒の樽をぶら下げたスタイルで知られています。
なかでも有名なのは生涯に40名も救助した「バリー」号で、その活躍ぶりにちなんで、一時この犬種をバリーハウンド(バリー犬の意)と呼んだこともありました。
これにちなんで東京消防庁の特別救助隊や、消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)ではセントバーナード犬が描かれたワッペンを、車両と隊員の肩につけています。
19世紀始め病気と先天性疾患で絶滅の危機に陥りましたが、この時はニューファンドランドと交配させることにより種を存続することができました。
セントバーナード犬の特徴
・超大型犬
・短毛と長毛・・・色は「白地に赤」或は「赤地に白」被毛はダブルコートで硬く、短毛が密集して生えている。
スムースタイプと直毛又はウエートがかったほどよい長さのロングタイプの2種類です。
・性格・性質・・・温和、利口、順純、おっとりしている、寒さに強く、暑さに弱い。無駄吠えや攻撃性がない、状況判断力に優れていて、我慢強い。
・体高・・・オス70~90cm、メス65~80cm。
筋肉質のがっしりした体型をしており、大きめの垂れ耳と太くて長い尾が特徴です。
・寿命・・・8~10年
セントバーナード犬の飼い方は?
飼育環境は大型犬なるがゆえに広い庭や土地を必要とします。
散歩は1日2回、1時間程度行いましょう。
運動量を確保する為に、ジョギングなどを交ぜる必要があります。
子犬の時に太らせすぎたり、成犬になった時に肥満気味だと股関節の病気にかかりやすくなるので、注意して下さいね。
暑さに弱い犬なので、夏場は室内飼育をおすすめします。
また、室内で飼う場合はヨダレが多い犬なので、部屋が汚れる事を覚悟しなければなりません。
被毛の手入れは週1回程度のブラッシングが必要です。
寒い気候で育ったので毛量が多く被毛が抜けやすいからです。
シャンプーは月に一度、ペット美容室は12000円~15000円と高額なので自宅でシャンプーをおすすめします。
大型犬なので大変ですが、愛犬とのスキンシップを楽しんで下さいね♡
飼うときの注意点
体の大きな犬種なので、飛びつき癖や引っ張り癖はきちんとしつけてないと、思わぬ事故につながります。
お気に入りのおもちゃやごほうびのおやつを使って興味を維持しながらしつけることが大切です。