どうして犬が吠えるのか、考えてみたことはありますか?
外飼いの犬は、吠えることがお仕事と言われることもありました。
犬が吠える理由や原因を知ることで、何か対策をしてあげることができるかもしれませんね。
コミュニケーションを取る手段
私達、人間は喋ることが出来ますが、犬は発声器官が無いため、吠えることによりコミュニケーションを取ります。
食事をしたり、息をすることと同じ自然なことですね!
「吠えるな!」と言うことは、私達人間にとっては「喋るな!」と言うことと同じです。
ですので、時と場所を考えて吠えるように、しつけをすることが大切なのです。
警戒心から吠える
犬は自分のテリトリーを大切にする生き物です。
愛犬にとっては、自宅そのものが縄張りですね!
この縄張りに侵入しようとする者には、犬は警戒し、吠えます。
だから、家の周りを人が通ったり、知らない人が自宅を訪問すると吠えるのです。
チャイムが鳴って吠える場合は、チャイム=訪問者と犬が記憶しており、侵入者の合図として吠えているのです。
吠えることで要求
ごはんの量が足りなくてもっと食べたいときや、おやつが欲しい時、散歩に行きたい時も犬は吠えて飼い主に要求します。
特に多いのは、外でトイレのしつけをしている犬が吠えることですね。
トイレに行きたいので、飼い主さんに外へ連れて行って欲しいと要求吠えするのです。
トイレのタイミングは、自然のタイミングでいつ訪れるかわかりません。
もしかしたら早朝に催すかもしれないし、夜中に催すかもしれませんね。
ですので、散歩の時以外にも室内でトイレが出来るように訓練をすることが大切です。
興奮のあまり吠えてしまう
犬同士が出会った時や、知人に会った時に犬が吠えることがあります。
これは、嬉しすぎて興奮状態になり吠えます。
また、逆に恐怖から興奮し吠えることもあります。
例えば、雷が鳴った時などです。
恐怖がピークに達した結果、興奮状態になり吠えてしまいます。
どちらの興奮状態も、小刻みに震えることがありますので優しく声をかけ、落ち着かせてあげましょう。
孤独で寂しい時に吠えてしまう
犬は集団生活を好む生き物です。
飼い主さんが、出かけてしまって1人でお留守番をしている時に寂しさを感じ、吠えることで飼い主さんを呼ぼうとしたり、仲間を呼ぼうとします。
このケースは、分離不安と言う精神状態になっていることが多く、一時として飼い主さんと離れることに不安を感じてたまらない犬に多い兆候があります。
子犬の時から、1人の時間を有意義に過ごせるようにお留守番の訓練をしておくことが大切です。
ストレスを感じ吠えてしまう
引っ越しをした、生活環境が変わったなどで、犬がストレスを感じ吠えてしまうことがあります。
また、掃除機に向かって吠えたり、モップに向かって吠えることもあります。
これは、音、風、水と犬が嫌がる三大要素があることでストレスを感じているためです。
ですが、掃除は人間の生活にとっては必要なことですし、引っ越しなどは仕方の無い事ですね。
出来るだけ犬が安心していられる空間を作ってあげたり、待避させてあげる工夫が必要なのです。
愛犬の吠えることで困っていた飼い主さんも、これらの原因や理由がないかもう一度チェックしてみてくださいね!
愛犬の気持ちを理解してあげられるのは、飼い主さんだけです。
より良い、人と犬の共存をしていきましょうね!