こんにちは!ゴールデンウィークはほぼ終わり、今から梅雨前位がワンコとのお出かけにとっても良い季節ですね。電車などでも犬連れに理解がある社会になって来たのはとても嬉しいことです。
でも、移動中に気をつけなければならないのはズバリ「犬のトイレ休憩」。小学生の遠足やバス旅行などって、必ずトイレ休憩ありますよね?あれと同じです。
今回は「移動中のおトイレ」の内容ですが、これをコントロールできるようになるといろんなところでのトイレトレーニングが楽になります。
特にワンコの場合は人間とはまた違うことに気をつける必要がありますので、お出かけする方は記事の内容を良くチェックして下さい!
【家にいる時よりこまめに休憩を挟む】
犬のトイレ休憩は、
- 小型犬であれば1時間に1回
- 中型犬・大型犬でも2時間に1回
挟んであげることが理想です。
「普段そんなに頻繁にしないよ?」と思う方もいるかもしれませんが、ワンコは出先でトイレをしてくれるとは限りません。これにはいくつか理由があります。
- 普段と違う環境だから緊張して出ない
- 知らない場所だから自分の臭いを残したくない
ですが、したくないからって出さないわけにはいきませんよね?ケージやクレート内でお漏らししてしまうかもしれないし、健康面でもトイレを我慢させるのは良くないことです。
尿道や膀胱に雑菌が溜まりやすくなりますし、結石の原因になることもあります。上記を目安に、頻繁にトイレ休憩を挟んであげましょう。
【トイレ休憩の方法。地面にする場合】
肝心のトイレ休憩の方法です。例えばサービスエリアなどを想像した場合ですが、犬連れ禁止になっていない場所で行って下さい。
- クルマを降りたら土の上に移動する
クルマを降りたらたいてい植え込みなどや芝生の部分などがありますので、そういう場所に移動して下さい。犬はアスファルトなどの固い場所よりも土の上などの柔らかい場所を好みます。 - 犬は落ち着かせて行動する
移動したら犬を落ち着かせるためにリードを短めに持ち、犬に十分臭いを嗅がせてあげます。この時に、飼い主さんは優しく声をかけてあげて下さい。
犬にとっては未知の臭いがする知らない場所というのは非常に不安になります。人間は「ここは○○サービスエリア」と事情が分かっていても、犬にはなんのことだか分かりません。
そういう時に唯一頼りになるのが飼い主なのです。だから、できるだけ寄り添って、安心させてあげる必要があります。 - 一回出なくても気にしない
一回目のトイレ休憩で用を足さなくても大丈夫です。何度か移動先で降りるうちに「ああ、知らないところに来てるんだ」と犬もだいたい事情が分かって来ます。
また、そのためにマメにトイレ休憩を挟んでいるというのもあります。「今日は外出してるんだよ!」ということを認識させてあげて下さい。 - 水分はたっぷりとらせよう
クルマも電車も揺れるので、その刺激で普段寝ている時よりもトイレが近い状態にありますので、きっかけさえあればできるはず。
そして犬は緊張状態にあるので、特に緊張している時にハアハア言う子は水分が不足している状態になりがちです。
クルマに乗る前には水分を十分に取らせて下さい。水だけでは飲まない、という場合は、人間用のドリンクをほんの少しだけ、香り付け程度にたらすと飲んでくれますよ。
【トイレ休憩の方法。シートにする場合】
特に小型犬で外出の機会が少ない子は、知らないところでのトイレを極端に嫌がる場合があります。そういう場合はシートを持って行くと案外素直にトイレをしてくれる場合があります。
ただし、いきなり外でシートを使ってのトイレは難しいので、事前に練習しておくことが必要です。
- 犬がトイレをしやすいタイミングで屋外に出る
犬がトイレをしやすいタイミングは「寝起き」「食事後」です。そのタイミングを見計らって、屋外に出ましょう。 - シートを引く
屋外に出て少し歩いたら膀胱や腸が刺激されてトイレが近くなります。頃合いを見計らって、シートを広げて、ワンコを乗せてあげて下さい。 - 用を足させる
最初はワンコは「?」という場合が多いですが、トイレが近くなるに従い何となく事情が飲み込めて来ます。何と言っても普段用を足しているおトイレなのですから。
この段階で、大抵のワンコはクンクン臭いを嗅いだり足元を確認したりしながらトイレを済ませます。 - 最後にご褒美!
おしっこでもウンチでも、用を足したら「お利口!!」って言ってご褒美のおやつをあげましょう。
そのままお散歩に連れて行く場合はシートを持って行って、トイレをしそうになったらシートを広げて用を足させる。これで完璧に近いです。
【外でのトイレで注意すること】
これはワンコが外でおトイレする場合に共通しているので、みなさん必ず守って下さいね。
- おしっこは水で流す
お出かけ中は必ずペットボトルなどに水を持参して、減ったら補充しておき、おしっこやウンチの跡はたっぷりの水で流しましょう。 - ウンチは持ち帰ろう
皆さんやってると思いますが念のため…。ウンチはきちんと拾って持ち帰り、人間用のトイレに流しましょう。
ウンチ用品は「トイレットペーパー」と「ビニール袋」があればOK。これは本当に重要なので、絶対に忘れないようにして下さい! - 犬連れ禁止の場所には近づかない
犬連れ禁止の場所は衛生面であったり環境を守るためであったりと多くの理由があります。また、人間が直接座る広い芝生などは犬連れOKでも「糞尿をさせることは非常識」である場合が多いです。
そういう場所はできるだけ避けるか、トイレコマンドのしつけを完璧にして入る等心がけましょう。
犬と暮らす社会、ワンコのいる社会がどんどん増えて認められて来ているからこそ、心がけなければならないことが増えますね。
ワンコがたくさんの人に愛されるように、みなさん頑張りましょう!