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秋田犬ジステンパー罹患から安楽死選択までの経緯

投稿日:2017年5月30日 更新日:

混み合っている動物病院、皆様はどのようにして待機をしていますか?

私は愛犬の感染を防ぐために順番待ちは車内と決めています。

ジステンパー罹患から安楽死までの経過

秋田犬生後50日、ジステンパーを含む混合ワクチン接種のため動物病院へ・・・

診察室のベットの上はアルコール消毒が既に終わった後でした。

清潔感もあり、第一回目のワクチン接種も無事終わって安心して帰宅しました。

しかし接種後一週間程で、秋田犬に異変が現れだしたのです。(食欲不振、動きが鈍い、下痢など)

再び動物病院で診察を受け、診断は「子犬のストレス」と言うことでした。

抗生剤と総合ビタミン剤併用の点滴を背中に打ち、背中の皮下にたくさんの薬液が入るので、背中はタプタプでとても痛そうでした。

でも治すために、元気を取り戻すために、毎日通いましたがなぜか一向に良くなりません。

2週間後あたりから徐々に嘔吐、下痢、痙攣、そして立てなくなってしまい、知らぬ間に鼻と足の裏が硬くゴチゴチになってきました。

ここで初めて獣医師よりジステンパーだと診断がおりました。

獣医師は、とても真面目に親切に、対応して下さいました。

秋田犬がジステンパーの混合ワクチン接種日、ジステンパーに感染しているワンちゃんの後の診察だったと・・・

過ぎてしまった事はどうにもならないことなので、現状を助けて欲しいと申し出ました。

しかし、治療は対処療法のみ改善は難しいと言われましたが、毎日点滴を続けて命を繋いでいました。

秋田犬が、一日に何度も痙攣発作と足の神経症状が出て、立てることができなくなり、苦しみぬいている姿を見て私達が耐えられなくなった時、獣医師から、このまま苦しみ続けて死期を待つか、或はこの苦しみを解き放つ安楽死を選ぶか・・・二者択一を

悩んだあげく、断腸の思いで安楽死を決断しました。

そして、私の腕の中で眠るように息を引き取りました。

今まで苦しかっただろう・・・辛かっただろう・・・安らかに・・・

でも、本当にこれが最善の方法だったのか?・・・

この子は何のために生まれてきたのか・・・100日生きることもできず、外の楽しい世界を見ることもできず、家族と共に過ごす時間も少なく・・・過ぎ去った今も自分に問いかけています。

ジステンパーの原因

人間のはしかウイルスに似た犬のウイルスです。ジステンパーに感染した犬などの目ヤニ、鼻水、唾液、尿、便などで接触感染や飛沫感染を起こします。

3歳未満の若いイヌ科の動物などが感染すると致命的な症状を起こし、発病率25~75%死亡率50~90%ととても高い割合を示します。

症状

感染から一週間・・・高熱、目ヤニ、鼻水など風邪に似た症状

感染から二週間・・・嘔吐、下痢、結膜炎、角膜炎

腰が立たなくなる運動障害

痙攣発作などの神経障害

鼻や足の裏までカチカチ(ハードパッド)

治療

ウイルス自体を死滅させる治療法はありません。二次感染を防ぐ目的として抗生剤の点滴や、脱水に対する予防として総合ビタミン剤などの輸液、痙攣発作のためにてんかん薬剤投与を行います。

予防

ジステンパーワクチン接種

子犬は適切な時期、定められた回数の接種

安楽死について

愛犬の鼓動がしっかりと聞こえているのに、私達の意思でこの子の鼓動を止めてしまうほど無情なことはありません。でも、生きる望みがない病気にさいなまれ、苦しみもがく姿は見るに忍びなかったのです。

号泣している家族に次々に抱かれた後、最後に私の腕の中で薬液の入った静脈注射を

打たれながら天国へ旅立ちました。1・2・3・4・5・6・・・・10まで数えてません。

途中で痙攣発作が起きかけたけど、とても静かに安らかに眠っているかのようでした。

死後硬直もなかなか来ずに、いつまでも温かく、柔らかく、まるで生きているみたいな錯覚にとらわれました。

安楽死・・・人または動物に苦痛を与えず死に至らせることだそうです。

私の選択は間違っていなかったのでしょうか・・・




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