こんにちは、お盆も過ぎて暑さも少し和らいできましたね。でもまだまだ暑い暑い。特に中型犬や大型犬は、人間が多少涼しく感じてもまだまだ相当暑いです。
そして夏場に多いのが「犬の食欲不振」。食べなくなる子、本当に多いですよね。今回は「犬の夏バテ:食欲対策」を、原因から対策まで考えてみました。
食欲がなくなっているワンコの飼い主さんはぜひ読んでおいて下さいね!
※一般的な夏バテの記事ではありませんので「該当しなければ夏バテしない」ということではありません!
【夏に食欲が落ちる犬って?】
夏に食欲が落ちるワンコはだいたい傾向があります。
- ロングコートの犬種(特に大型犬)
ロングコートの大型犬ほど、夏が辛い犬種もありません…。とっても過酷な状態で食べるなんて気力が残っていない、というほど食べない子もいます。 - スピッツ系の犬種
柴犬や秋田犬等の和犬、シベリアンハスキーなどの「スピッツ系」に属する犬は総じて食欲がダウンします。私の周囲では、これが不思議な位共通しています。確かにダブルのミディアムコートは大変暑い毛皮なのですが、犬種特有の傾向なのかな…と思っています。 - シニア犬(だいたい6歳以上)
大型犬であれば6歳以上、小型犬でもだいたい8歳を過ぎる頃になるとシニアの仲間入り。体力も若い頃に比べると落ちて来ていて、食欲自体が薄らいできています。 - 日ごろからおやつを食べている犬
夏場に限らず「フードを食べなくなる犬」の問題ですが、特に食欲が落ちると「いかに日ごろの飼い主の意識が重要か」を痛感します。ワンコによってはおやつ以外には目もくれなくなります。「じゃあおやつをあげればいい」という人も中にはいますが、それで肥満になったり腎臓を悪くしたりと、いいことはありません!絶対にやめましょう!
【夏バテの食欲対策!】
では夏バテでの食欲対策を説明します。以下すべてではありませんが、夏バテの原因に紐づいて対策する項目を挙げましたので、思い当たる方はひとつずつ実践してみて下さい。
- 代謝を上げる(お散歩、遊びなど)
真夏は暑くてお散歩に行ける時間帯が限られているため、他の季節に比べてどうしても動かなくなります。そうなると
エネルギー消費の低下
筋肉が減ることでの代謝の低下
が起きて「普段より食べなくて良い」状態になります。
でも、これは言ってしまえば「身体機能の低下」であり、特にシニアのワンコは一度落ちた筋肉はなかなか復活してくれません。
涼しい時間にできるだけ長めにお散歩に行く、少し体力を使った室内遊びを長めの時間行うなど、身体を動かしてあげて下さい。
※ただし高齢のワンコ、病気のワンコは無理な運動は禁物ですので気をつけて下さいね。 - フードをふやかしてあげる
そもそもフードはおやつや手づくりご飯などにくらべて「味気ない」もの。だから食べなくなるワンコも多いですが、日常的にフードをあげているおうちにしたらそれって困ってしまいますよね。そういう場合はフードを水でふやかしてあげると臭いも強くなり、かなり食いつきが違って来ます。
それでも食べない場合はふやかす水を工夫!人間用の鶏ガラだしの素をほんの少し(塩分などが含まれているので本当に少し!)加えたり、ヨーグルトをほんの少しまぶしたり…ワンコは鼻が利くので、本当に少しで大丈夫。これでかなりのワンコが食べるようになります。 - 手づくりご飯に切り替える
最近は手づくりご飯をあげている方もだいぶ増えて来ましたね。「手づくりって面倒くさい」という方、そんなことはないですよ。
鶏のササミや皮なし胸肉
根菜や歯もの野菜など
上記を軽くボイルして刻んで基本のご飯のできあがり。ご飯を使う/使わないや、レシピなどは飼い主さんによってかなりばらつきがあるようですが、現在は様々なレシピがあるのでぜひトライしてみては。
我が家はフードが基本ですが、夕飯にはボイル野菜やお肉などをトッピングしてあげる、半手づくりご飯タイプです。おかげさまで夏バテ知らずです!
※犬には適切なタイプの肉や、与えてはいけない野菜などがあります。多くの方がご存知だと思いますが、もしご存知ない方は「犬の手づくりご飯」でレシピを検索してからトライして下さい。
犬の雑穀ご飯もありますよ。小麦粉フリーですのでぜひどうぞ!
犬の雑穀ご飯♪
※ワンコの食欲不振の原因はもちろん病気や環境によるものがあります。普段と様子が違う、食欲以外に異常が見られるといった場合は、必ず獣医さんの診察を受けて下さいね!