今回は、犬の葬儀について書かせて頂きます。
大好きで大好きで、いつまでもずっと一緒だよ!って毎日話しかけていても、どうしようも出来ないのは、死別です。
大切な愛犬が、この世から居なくなるなんて、信じられないし、信じたくないですよね。
でも、この大切な家族が亡くなってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?
[愛犬を亡くしてから・・・]
○届け出
急ぎではないですが、30日以内に役所に「死亡届」を出さないといけません。
鑑札と狂犬病予防注射済票も提出しましょう。
○葬儀の準備
●自治体に依頼するか、民間のペット葬儀業者に依頼するか決めなければなりません。
・自治体に依頼する場合
清掃局、環境衛生局、衛生局に連絡するのですが、自治体によって料金などが異なりますが、
一般的には、数千円~1万円前後くらいのようです。
ただ、自治体によって、一般廃棄物として扱われる可能性もあるそうですので、確認は必須です。
・民間のペット葬儀業者に依頼する場合
一般的に、小動物 1~2万円
猫や小型犬 2~3万円
中型犬 3~4万円
大型犬 4~6万円
上記が、基本料金のようですが、業者により、交通費やその他の追加料金が発生する場合もあるそう
ですので、必ず確認するほうが良いでしょう。
また、2010年の事件ですが、民間業者が、火葬の費用を浮かせる為に沢山の動物の遺体を山中に
大量遺棄したという、絶対に許すことの出来ない、悲しい事件が起きました。飼い主さんにとって、
愛して止まない我が子が、ゴミのように扱われないように、自分の目や耳でチェックすることは、
後から悔やまない対策ですね。
●民間業者に依頼する場合に決めておくこと
・個別火葬か集団火葬か
・個別埋葬か集団埋葬か
・立ち会いをするか、一任するか
・遺骨は引き取りかどうか
・会場で火葬か火葬車により火葬か
(最近は、火葬車と言って、火葬炉を備えた車があるそうで、自分の敷地内やご近所迷惑にならない場所で車内で火葬することも多いようです。また、車自体は、臭いや煙や火葬の車とは分からないような配慮がされており、周りの目も気にならないそうです。ただし、こちらもキチンととし業者に依頼しないと、中には、火葬後の遺骨が自分の愛犬のもので無かったりする例もあるそうです。)
●業者が迎えに来るまで・・・
・安らかに眠っている愛犬のお迎えが来るまで、愛犬様の棺やバスケット、バックなどにそっと横たえるわけですが、その際、愛犬の亡くなった時の状況により、お尻から汚物などが出ていたりすることもあるそうですので、ペットシートやバスタオルをひいてあげると良いようです。また、口からも嘔吐物などがあることもあるので、ウェットティッシュなどで綺麗にしてあげましょう。
大切な愛犬を、可愛い綺麗な姿で送り出してあげたいですもんね。
ブラッシングして毛並みを整えたり、今までは怒ってなかなか上手く出来なかった、歯磨きや耳掃除、爪切りなどをして、お気に入りのおもちゃやオヤツも一緒に入れてあげてましょう。
ただ、真夏でなくても、周りに保冷剤などを入れて涼しくしてあげてくださいね。
それと、時間が経つと体が硬直してしまうそうですので、安らかに眠れるような格好に整えてあげるといいそうです。
●業者が来てから
業者が来てからは、業者に任せ、立ち会うのかどうか、遺骨はどうするかなど、事前に打ち合わせした事に従って行動しましょう。
ペットとのお別れは、自分の両親よりも悲しかったと話す人もいるくらい、既に愛犬は家族です。最近では、ワンちゃんようの葬儀で必要なものも充実しており、人間と遜色がありません。
お墓やお仏壇、メモリアルグッズもアルバム、写真付きお骨入れ、お骨ホルダーなど、亡くなった愛犬を何時でも思い出せ、何時でも側にいられる・・
愛犬との別れが悲しすぎて、ペットロスになってしまう人が多いのも、それだけかけがえのない存在、単なる番犬であった時代とは全く異なるということでしょう。
そんな大切な愛犬とのお別れを他人の心ない行いによって、奈落の底に落とされては堪りませんので、信頼出来る業者選びは大切ですね。
お金儲けだけを考えるような所なら、動物遺棄事件のうように、ワンちゃんの遺体はゴミにしか思えないのでしょうね・・・そんな人達に、大切な愛犬を託すのだけは避けたいです。
私の友人は、愛犬の遺骨をロケットに入れて身に付けています。何年経っても毎日、小さな仏壇に写真や人形や大好きだったオヤツをお供えして、偲んでいます。
早く忘れてしまいたい方もいらっしゃるかもしれませんが、忘れたくない方は、愛犬の写真を飾ったり、人形を作ったり、愛犬に似たグッズを集めたり、いつまでも側に居る感覚を得たいのですよね。
家族や飼い主自身が、愛犬を大切に思い続ける為にも、葬儀は飼い主自身が納得して、自分と同じとはいかないまでも、自分の悲しみに寄り添って、愛犬を大切に思って、命があったものとして扱ってくれる業者選びは大切ですね。
最後のお別れを、清々しい気持ちで行えることが、その先に繋がるかもしれませんもんね。