こんにちは。
今日は愛犬の健康管理についてお話していこうと思います。
皆さん愛犬の健康に何か問題があれば様子を見たり、時にはすぐに動物病院に行かれると思います。獣医さんに診ていただいて手術の提案や投薬の指導を受けて、これで安心だと思うことが普通です。
しかし、中にはその診断が間違っているということもあるのです!
【実際にあった誤診】
- アレルギー性皮膚炎が実は脂漏性皮膚炎だった
かかりつけの動物病院でアレルギー性皮膚炎と診断されていた犬。長期間にわたるステロイド投薬と止めた後の再発を繰り返すことで、愛犬の皮膚はボロボロになってしまっていました。
なかなか治らないことを不思議に思った飼い主さんが他の病院を受診されたところ、実はアレルギー性皮膚炎ではなく脂漏性皮膚炎だという事が分かりました。
避妊手術後の尿失禁
膀胱炎の治療薬を処方されていたメス犬の飼い主さんが尿漏れの症状が治らなかったため、他の病院へ愛犬を連れて行ったところ、避妊手術後の尿失禁だという事が発覚しました。
ホルモン剤での治療に切り替えたところ症状は緩和したようです。
組織球種という良性腫瘍を手術で切除
頭や足などに球状にできる良性腫瘍です。
この良性腫瘍は約3ヶ月で消えてしまう腫瘍なので様子を見ても良かったのですが、悪性腫瘍と誤診され手術で切除されてしまいました。
実は歯周病だったのに…
鼻水とくしゃみが止まらないので心配した飼い主さんが病院に連れて行ったところ、ジステンパーなどのウイルス性疾患と診断されました。そして抗生物質を処方されていたのですが、実は原因は歯周病!
歯周病の進行により口内と鼻が繋がってしまって、鼻水やくしゃみなどの症状が出ていたのです。
動物病院は人間の病院と違って専門が特に分かれているというわけでもないですし、犬は痛いところがあっても人間と違って明確に「胃が痛い」や「お腹が痛い」という事が出来ないので、飼い主さんは獣医さんから言われたことを基本的には信じてしまうと思います。
しかし、獣医さんも人間である以上誤診してしまう事はあります。それはある程度仕方ない事なのかもしれません。
やはり普段から接している飼い主さんがしっかり愛犬の様子を観察し、病気がなかなか治らないなどの状態が続くようならセカンドオピニオンを受けることを検討しましょう。
今はネットなどで愛犬の病気の情報も沢山手に入れることができます。
飼い主さんの積極的な愛犬の健康管理によって、大切な愛犬の命を守りましょう!