今年の夏は、東日本の地域では、猛暑と呼ばれる日も少なく台風や大雨の日々が続きました。
ここ東北でも、いつもは暑くて太陽の日差しが痛いほどでしたが、今年は雨の日がほとんどでした。
こゆきは、雨の散歩が大嫌いです。
手足が濡れてしまうことが大嫌いな性格で、うっかり水たまりに足を突っ込んでしまうと、ケンケン脚状態で歩いて水を落とします。
「散歩行くよ!」というと、いつもは大喜びで飛び跳ねるのですが、外が雨模様かも?と思ってしまうと、動こうとしません。
困ったものですが、こういうワンちゃんも多いみたいですね。
今日、アレルギー皮膚炎の診察のため病院へ行ってきました。
今年は、雨の日々が多かったせいでしょうか、湿度が高く飲み薬を飲み終えてしまうと、数日でまた同じ症状が出てきて困っています。
お腹の皮膚も真っ赤になり、シッポと後ろ脚が痒いのか、咬んでいます。
咬むことによって、毛も抜けてしまうので、これ以上酷くならないうちに診察を受けようと思いました。
やはり、真菌とマラセチア菌の影響でした。
また、いつもの投薬とシャンプーを処方してもらいました。
なるべく薬用シャンプーだけで防ぎたいと思っていたのですが、飲み薬を飲まないと抑えられないと言われてしまいました。
【散歩キライな理由】
病院の担当医師は、質問にはきちんと答えてくれるので、変なことがあればいつもしつこいくらい質問しています。
ここ1ケ月ほど、散歩に出るのが億劫みたいになったのは、病気?なのかと質問しました。
3年ほど前の7月、散歩に行きたがらない、食欲もないということが1週間ほど続いた後、手術する病気にかかってしまったからです。
そのため歩かないと不安になっていました。
医師は、「食欲があれば、今のところ体に異常はないので大丈夫でしょう」とのことでした。
それより散歩に出たがらない理由を説明してくれました。
・暑くて歩くことがきつい
・高齢になると、関節や脚が痛い場合や呼吸することがきつく感じる
・太り過ぎて歩くことが苦痛になった
・雨が続いていたので億劫になった
・7月に散歩中、怖い経験をしたからでは? とのことです。
実は、首輪から抜け出した他の犬に爪で首を引っ掛かられてしまい、病院で診察してもらったので、医師は覚えていたようでした。
相手の犬は、こゆきより大きな犬でしたので、圧倒されてしまっていました。
幸い、雑菌も入らずに済んだので安心していましたが、こゆきの心の中には「トラウマ」となっていたのでしょうか。
・散歩中、子供などに囲まれ怖い経験をしていた
こゆきは、3歳くらいの散歩中、登校する小学生の女子に囲まれた経験がありました。
小学生は、悪気があるわけではなく「かわいい、触ってもいいですか?」と言って5~6人ほど近寄ってきました。
その経験をした日も、ちょうど雨の日で小学生たちは、傘をさしていました。
その日を境にして、子供が近寄るのをこわがり登下校時に歩道を歩いてくると、こゆきは逃げるように後ろを振り返りながら走って家に帰るようになっていました。
12月がくると、10歳になります。
確かに高齢かもしれませんね、そのせいで歩くことが苦痛になり、家の中でゴロゴロしていた方が楽なのかもしれません。
チワワとのミックスなので、脂漏性の皮膚と汗をよくかきます。
真夏には、首に保冷剤入りのバンダナが必要でした。
また、歩いている時、口をあけていたので暑さには、弱いのでしょう。
【克服するためには】
医師から、提案がありました。
雨の天気は、仕方がないとしても、朝の時間帯を小学生の登校時を避けること。
無理に遠くまで歩かせないで、近い公園などに行き、一緒に過ごしてみること。
怖い経験があった場所には近寄らず、好きな道を歩かせてみること。
他の犬を怖がるようなら、また恐怖がよみがえっているのかもしれないので、遭遇しない時間帯に散歩にでること。
その後、様子をみながら以前のような散歩をする。
徐々に恐怖心を忘れさせながら、以前の散歩に戻してみましょうとのことでした。
【散歩嫌いを乗り越える時、してはいけないこと】
飼い主との間での「リーダー」を逆転させてしまうこと
あくまでまでも「リーダー」は、飼い主であって犬ではないので『主従関係』を逆転させないこと。
犬の行きたい方向に行かせて乗り越えようとして、ワガママにさせてしまいがちです。
また、散歩の途中で「おやつ」をあげないこと。
これは、よくみかけることですが、拾い食いをするので「おやつ」を持ち歩いて食べさせている飼い主さんがいますね。
これでも『主従関係』が壊れてしまうそうです。
明日から、小学生に会わない時間帯を選んで、他の犬のいないような場所を選んで散歩に出てみようと思います。
庭でも公園でも「キンモクセイ」の香りがしてきました。
このいい香りのするうちに、早く元通りの散歩をさせてあげたいな~と思います。