前回は愛犬の歯周病について書きました。放っておくと全身疾患にまでつながる怖い歯周病。
記事を読まれた方の中には、まだ口腔ケアを本格的に始めたことのない方もおられるかなと思います。私自身も「うちの犬はまだ子犬だし、歯はキレイかな?」と勝手に思い込んでケアを怠ってきました。
しかし、調べているうちに段々とこのままでは駄目だなと思いなおしました。
愛犬の口腔ケアに興味のある方は多いと思いますので、今回は具体的な口腔ケアについてお話していこうと思います。
さて、口腔ケアというと何より歯磨き!この歯磨き、どのくらいの頻度で行うものなのでしょう?
だいたい週に1回から毎日、これは飼い主さんの状況に応じて変えると良いと思います。毎食後に磨くのは大変ですが、理想としては2、3日に一回が良さそうです。
次に、歯磨きのために用意するものはガーゼや犬用歯ブラシです。愛犬が嫌がらないなら出来るだけ毛が柔らかい犬用歯ブラシで磨くのがベストです。人間の子供用歯ブラシも毛が柔らかいので良いです。
最近は使い勝手の良い特殊な犬用歯ブラシも販売されているので、飼い主さんが使いやすいものを選びましょう。
前回も軽く触れましたが、犬は虫歯になりにくいと言われています。しかし、歯石や歯垢はたまりやすく、歯肉炎や歯周炎になる事が多いです。
歯周病を予防するためには歯磨きなどの口腔ケアでなるべく食べかすを残さないことが重要です。犬は口を触られるのが苦手なので、なるべく子犬のうちから慣らせて、成犬になってからも歯磨きがしやすい状態にしておきましょう。
また普段から歯石予防のための犬用ガムやおもちゃを与えるのも良いと思います。オモチャはロープのおもちゃ・口腔ケアもできるおもちゃというのがペットショップで売っています。
ガムやおもちゃなら、成犬になってからどうしても歯磨きをさせてくれない愛犬もきちんと口腔ケアできますね。
歯磨きの仕方は、片手で唇を持ち上げて歯茎をマッサージするようにしてガーゼで磨きます。
いきなりガーゼで磨くのが難しい場合は指でこするだけでも大丈夫です。
歯磨き粉を使用したい場合は必ず犬用のものを使ってあげてくださいね。
犬用の歯ブラシにはどんなものがあるのかご紹介したいと思います。
ショッピングサイトAmazonでも堂々の一位を獲得しているビバテックのシグワン。
360度ぐるっと柔らかい毛で覆われているため通常の歯ブラシよりも使い勝手が良いそうです。
噛み癖のあるワンちゃんでも歯磨きしやすく、短時間で歯磨きが終わるという優れものです。
今回はネットショップで一位の物をご紹介しましたが、他にもネットで調べると様々な歯ブラシが販売されていることが分かりました。愛犬によって合う・合わないがあるかと思いますので、色々試してみると良いと思います。
飼い主さんと愛犬のお気に入りの一本を見つけて、これを機に歯磨き習慣を続けていきましょう!