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あなたのワンコは何型?実は犬にも血液型があるんです♪

投稿日:2017年3月17日 更新日:

「ボランティアドナー募集中」って張り紙。皆さんどこかで見かけたことありませんか?

そう!動物病院です!

このボランティアドナーとは一体何なのか?まみたろがお伝えします♪

ボランティアドナ―とは、輸血用の血液を与える側の犬のことをそう呼びます。

動物病院で中型犬~大型犬が飼われていることってありますよね。あの犬たちは看板犬や病院の皆で飼っているだけの犬じゃなんです。

手術や交通事故で怪我をして血液が足りない!そんな時にも登場します。もちろん健康な状態をチェックしてから血液を分けてもらいます。

人と同じようにペットの医療現場でも輸血って貴重です。

もし、ドナーが体調を崩していたら?もしドナーがいない病院だったら?

そう考えた末に出来たシステムがボランティアドナ―です。

一般の方が飼われている健康なわんちゃんから血液を分けてもらっておいてストックしておくんです。

足りなくなった時のために、予備として置かせてもらうんです。

人間の輸血って血液型が関係しますよね。一致しない血液型の血液をいれてしまうとショック状態を起こし死を招くと言われています。

では、犬の場合はどうでしょう?犬って血液型あるの?とお思いの方。

あります!!

犬の場合はなんと13種類以上あるんです!日本ではそのうちの9種類が認められています。

血液型はDEA【Dog Erythrocyte Antigen(犬赤血球抗原)】という赤血球の型で決まることになってます。

よって犬の血液型はDEA型と言われており、DEA1.1型やDEA1.2型、DEA3型、DEA4型、DEA5型、DEA6型、DEA7型…

というように表記されることになってます。

そんなに多かったら輸血用の血液、すごい数いるじゃん!?って思った方。

ご安心ください。人には1人1つの型しかない血液型ですが、犬は複数並存して血液型を合わせ持ってるのです!

よって犬は血液型を完全一致させなくても、並存している型が合えば輸血が可能なのです!

ただし、稀に輸血によって激しい抗原抗体反応を起こす場合があるDEA1.1があるかどうかを調べることになっています。

またクロスマッチテストも合わせて行っている病院もあります。

※クロスマッチテストとは抗原抗体反応を予防するため、血液の交差試験のことです。

交差試験とは、血液中に含まれる赤血球と血漿を分離して、『血液を与える側の血漿×血液を受け取る側の赤血球』(副試験)、及び『血液を受け取る側の血漿×血液を与える側の赤血球』(主試験)という組み合わせで反応を見る検査のことです。

健康チェックなどで病院に行ったときに、万が一の為に愛犬の血液型を知っておくことが大切です。

ボランティアドナ―になるためには「持病が無い、感染症、寄生虫症にかかっていないこと、欲を言えば中型~大型犬が好ましい」ということが前提になります。

ボランティアドナ―になってくれた犬には病院にもよりますが、無料の健康診断や血液検査が受けられたり、フードがプレゼントされたり。伝染病の予防注射が無料になったりします。

日本には現在ペットのための大規模な血液バンクがありません。2015年に中央大学の研究チームが人口血液の開発に成功しましたが、実用化は2021年ごろとまだ先の話になります。

病気で困っている他の犬を助けることができるボランティアドナ―。

また同時に本人の危機を救うこともあるかもしれません。

是非検討してみてくださいね♪




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