すっかり梅雨空になってしまいましたね。
今日は、そんな憂鬱な気分を吹き飛ばすような面白い話題を取り上げたいと思います。
よく、ネコにマタタビといいますね、あのネコがすっかり骨抜き状態になるようもので、大好きなものです。
それと同じようなもの、犬にもあるんですね。
それは、干からびたミミズの死骸なんです。
散歩中、犬が止まって匂いを嗅いでいる光景をみたこともあるでしょう。
色も白くなってつぶれていたりしていますね。
しまいには、それを首から肩にかけてなすりつけてしまいます。
目にするのもとってもイヤなものですが。
まだうちのこゆきは食べたことはありませんが、こすりつけようとしていたところを見つけ、叱ってしまいました。
きっと、犬にとって「たまらない匂い」なのでしょうね。
本能なのでしょうが、人間からみたらとても不衛生な行為です。
愛犬には、触れせたくないものですよね。
雨上がりに道路を渡っていたミミズ、きっと車にひかれ潰されたのでしょうか。
梅雨の合間の晴れて気温が上がった日、住みかに戻る前に干からびて死んでしまったのか、ミミズにしても哀れな状況ですね。
ミミズという生物、毒を持っている葉でさえも食料にするくらいの強い生物です。
ミミズ自体に毒性はないとしても、そういった事情でミミズは雑菌を持っています。
【どうしてそんな行動をするの?】
これは、いろいろな説があるようで、昔の犬は集団で狩りをして生きていたので、獲物としている動物の排泄物や死骸の匂いを身につけることによって、目的の獲物に味方と思いこませ、油断させ狩りを上手く成功させることができるというのです。
群れで行動し、生きてきた犬独自の習性のなごりなのでしょう。
【シャンブーした後に家の中や飼い主の服などを転げまわる犬って】
これもよくみかける光景ですね。
せっかく体全部をきれいにシャンプーしてあげたと思ったら、カーペットやソファなどをぐるぐると回り背中をこすりつけていること、よく目にしませんか。
私達は、「せっかくきれいになったのに何をしているの?」 と叱ってしまいますが、これもワケがあったのです。
犬は、一匹ではなく群れで行動したがります。
そのため、大好きな家族や飼い主と「同化」したいという習性なのです。
みんなと同じ匂いの中にいれば安心なのでしょうね。
そして、散歩の途中でも好きな犬の通った後に自分が通ると、首や肩をつけてころがります。
「一緒だよ」といわんばかりのしぐさですね。
大好きな犬の、ほのかな匂い「残り香」的なモノを、必死につけようとして、一心化したいなんて、かわいいですよね。
【穴を掘ったり狭くて暗いところが好きなワケとは】
もともと犬は穴を掘って生活してきた動物でした。
そして、案外キレイ好きで、トイレと住まいとなる場所は区別していたようです。
トイレは、外へ行ってしてきます。
穴で生活してきた習性から、狭くて暗いところが安心でき、落ちついて眠れるようです。
冬になると、こたつをかけますが、そのこたつの中に潜ることってありますよね。
電気を入れていなくても、それほど寒くなくても、「いないなぁ」と思うとこたつの中にもぐっていたりします。
こゆきもこたつが大好きで、もぐっています。
きっと家族みんなの足の匂いに囲まれて、安心するのでしょうね。
穴を掘るという習性では、外で飼っていた先輩の犬に、1日留守にするからと、たくさんのフードを置いて外出したことがありました。
家を出る前に、「行ってきます」の挨拶をした時には、大量のフードは、すでになくなっていたのです。
もう食べたのかと思ったら、穴を掘ってその中に隠して保存していたというわけでした。
隠した場所に近づくと「うーーーっ」とうなられましたから。
後で笑い話になりましたが。
これからの雨の季節、心配なミミズの話でしたが、うっかりして立ち話をすると目の前で発見するということも多いので、十分気をつけた方がいいと思います。
また、ムカデも刺してくるということもききます。
ムカデは、人間にとっても有害で、刺されると膨れ上がってしまいます。
【フンをしたら後ろ足で蹴る行為のワケ】
だいたい男の子が多いようですが、たまに女の子でもすることがあります。
自分の排泄物を遠くへ飛ばし、テリトリーを作っているのです。
こうやってみていくと、何故、こんなことをするの?と思いがちですが、ひとつひとつわけがあり、習性も受け継がれているのですね。
笑ってしまう問題ではないのですね。
「大好き」と思ってくれるこゆきの存在、家族は「うちに来てくれてありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、幸せな生活ができますように。