晴れた日のお散歩は、ワンちゃんにとっても飼い主の私達にとっても、気持ちがいいものですね。
いつもと違った道を通ってみようかな~、と遠くまで足を伸ばすこともあります。
ドッグランパークで思いっきり走らせて遊ぶにも最適な季節となりました。
もうすぐ今週にでも、「梅雨入りか?」と言われているので、ここ数日が外遊びのピークでしょうね。
【犬同士の相性ってどうやって決まるの?】
散歩中で毎日会う犬でも、相性が良い犬と悪い犬がいますよね。
男の子同士、女の子同士は縄張りとライバル意識から相性が良くないと思われています。
でも男の子と女の子でも、相性が良くないという場合もみかけます。
女の子同士でも、仲良しな犬たちもいます。
一説によると、犬種の違いによるものだということを聞いたことがあります。
一般的に洋犬は、人懐こく飼い主以外の人にも近寄っていき、他の犬とも仲良くできるようですね。
洋犬本来の持ち合わせた性格なのでしょう。
日本犬は、もともと一匹オオカミ的な性格が強いので、自分の世界を守ろうとし、他の犬と仲良くコミュニケーションをとることが下手なようです。
そういえば、近所の柴犬同士、紀州犬同士の場合、片方が散歩で通るだけでも、家の中から威嚇して吠えています。
特に男の子同士は、すさまじいほどの声です。
【育った環境によるもの】
多頭飼いをしているお宅も増えているようですが、後輩の犬は先輩犬の行動を見習って育っていきます。
先輩犬は、後輩の仔犬に対して、行動で「良い事」「悪い事」や散歩のルールを教えていきます。
それを見て育った子犬は、先輩犬と同じような体格の犬や種類の犬に対しては、敵対心を持ちません。
守ってもらったという信頼があるからと安心できるのではないでしょうか。
↑先輩犬の「くま」ホント ツキノワグマのよう
うちのこゆきの先輩犬は、くまという「熊」に間違われそうな名前の、柴犬とアイヌ犬とのミックス犬で男の子でした。
12歳も離れていましたが、こゆきの初めての散歩では、ルールを教え、2頭で一緒に散歩している時に他の犬にこゆきが絡まれた時、こゆきの前に出て守ってあげていました。
仔犬の時は、何でも興味があります、カラスだって追いかけるほどですから。
こゆきがネコに向かっていった時、ネコから威嚇されてしまった時も、くまは前に出てこゆきを守りました。
こんな育ち方をしたためでしょうか、こゆきは、自分より体格の良い男の子にしか興味を示さず、好きな犬は柴犬なんです。
ラブラブで羨ましい限りですが。
【犬の社会の独特な社会性の問題】
よく言われていることがあります。
どんな犬とも仲良くさせるために「犬のしつけ教室」というものがあり、通わせた方がいいとか言われています。
動物病院の日曜の午後の時間帯に開かれていることもあります。
主に1~3歳の犬が対象で、犬の社会の上下関係とケンカしないで付き合うルールを教えてくれるというものだそうです。
かかりつけの病院で聞いてみるのもいいと思います。
また近所で新しく公園デビューした場合、仔犬のうちになるべくたくさんの犬と触れ合わせることによって、犬社会を学ばせるということです。
他の犬は、怖くないよという意識を植え付けるというねらいがあります。
【性別による違い】
男の子は、外に向かっている性格、自分のテリトリーを守ろうと攻撃性が強いものです。
家で飼っていて、ドアの開閉のちょっとしたスキから、外に逃げ出すのも男の子です。
どこかで、自分の分身を作っているかもしれませんね。
女の子は、守る性格なので、めったに脱走はしないようです。
【飼い主の感情がわかるかもしれない】
これも重大なことかもしれませんが、散歩中に出会う人に対して自分の飼い主が良い感情を持っていない場合、それが犬に伝わり、自分のご主人を守ろうとして飼い主の前に出て威嚇します。
反対に、出会った飼い主に対して自分の飼い主が心を許しており、良い感情を持っていると、犬も心を開き友好的な態度で威嚇することはないようです。
このことは、こゆきの散歩でも納得しました。
私が笑って話しをしている顔を見て、決して威嚇することはないのです。
その場に座り込んで、まるで会話を聞いているかのようです。
こんな時でも、お互い犬同士は、犬語で、「おはよう、変わりはない?」などと会話を楽しんでいるのかもしれませんね。
犬のことを知れば知るほど、犬への愛情が湧いてきませんか。
今の私には、犬と一緒に生きることが「支え」のようになっています。
人間の娘のように、可愛くてたまらない、そんな幸せな生活。
犬同士のように、かけひきのない付き合いがしたいと思います。
犬に見習わなければならないことがたくさんあり過ぎですね。