雨の降るうっとおしい季節となりましたね。
室内でも高温多湿の毎日、カビにとって最適な繁殖時期です。
洗面台・浴室などは、うっかりして掃除をサボっていると、こんなところにも!というところにも「ピンク」の水カビを発見してしまいます。
酷い時には、半日で凄い勢いで増えてしまいますので、見つけたらこまめにカビ取りをしないと、散歩から帰って脚やお尻を洗う犬にも「菌」が移ってしまいますね。
【冬毛から夏毛へ】
冬の間、犬の毛は「綿毛」のようなふわふわした毛が密に生えていて、冬の寒さや雪から体を保温していました。
夏になり、体温調節のために「綿毛」のようなものは、必要なくなります。
そして抜けおちていく時期となり、家の中には、抜けた毛が吹き溜まりのようになっていきます。
散歩から帰った後、家に入る前にブラシをかけて、余分な毛を抜いてやるようにすることが必要です。
ブラシをかける意味では、散歩中に拾ってしまった「ダニ」「のみ」などを家の外で落とし、持ちこまないようにするためでもあるのです。
家の中で抜けた毛の間にも「のみ」がついています、それがまた犬に寄生したり、人間にも寄生することもあるからです。
ブラシをかけることにより、皮膚を刺激、マッサージするので、内臓の働きも活発になるそうですね。
冬毛を抜いて薄くなるだけでも、犬の体温は下がるので効果が期待できそうです。
【多湿の中での食品の管理】
梅雨のこの時期は、真夏ほど気温が上がるわけではないので、食品も加熱調理したものは、密閉したタッパーに入れておけば常温でも安心と思いがちですね。
実際、私もそう思っていました。
東北の梅雨は、関東に比較すると低温ですが湿度は変わりないのです。
こゆきは、アレルギーのため、ドライフード以外の食べ物では、特に野菜中心ですが、味付けなしの茹でたものをタッパー保存していました。
その日は、ジャガイモ・かぼちゃ・キャベツを茹でて保存容器に入れて常温でさましていました。
一応、冷蔵庫に入れておいたのですが、翌日になるとキャベツは、蒸れたような匂いがして、いたんでいたのです。
キャベツは、葉物ですから水分を多く含んでいましたし、他の野菜と一緒に保管するには、適していなにかったのでしょう。
すっかり油断していた私の失敗談となってしまいましたが・・。
その後は、こゆき用の食器類、スプーン、保存用タッパー、ハブラシまで、熱湯消毒しています。
【この時期に多く発症しがちな病気とは?】
暑くなったり、雨降りで気温も低くなったりして、私達でも体調を崩しがちになりますが、気温の高低差に適応できない犬にとっても、辛い季節です。
咳やくしゃみを起こし、喉や鼻に炎症を起こし、重症になると気管支炎をおこすこともあります。
鼻の異常な音や咳を多くしていないかなど注意も必要ですね。
高温になると、寄生虫の心配も出てきます。
散歩中でのダニ、ノミを始めとして、他の犬から移るお腹の寄生虫の回虫、特に蚊が媒体となるフィラリアは要注意です。
皮膚のダニやノミは目で確認でき除去したり、よりつかないような薬も出ていますので利用することもできますが、回虫に関しては、他の犬のフンには近寄らせないことが一番の対策です。
もし仔犬に大量の回虫が住みついた場合、腸閉塞という重篤な症状になるので、仔犬は特に注意を必要とします。
犬のコミニュケーシヨンのひとつの、お尻の匂いを嗅ぐ行為もできたら避けたいものですが、拒否できないのが現状ですね。
どこか痒がったりすれば、皮膚の寄生虫、下痢をしたり呼吸が荒い、咳をするという時は、早めに病院での診察が大事です。
日頃から、庭の芝生は短く刈り、ダニなどがいないような状態で、思いっきり走り遊ばせたいですね。
犬と遊び、犬と生きる喜び、犬もきっと喜んでくれるでしょうね。