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愛犬をどこまで守ることができますか?車の窓から身を乗り出すように乗っているワンコにとって危険がいっぱい

投稿日:2017年2月1日 更新日:

先日大型スーパーへ行って、駐車場から出ようとしたら、前の車の運転席の窓から身を乗り出しているワンコをみつけました。

小さな時からそのようにして乗せているので慣れているのでしょうが、あまりに危険な行為でした。

運転しながら膝の上にでも乗せているのでしょうが、これが人間の赤ちゃんだったらと思うとゾッとしますよね。

チャイルドシートが義務化される以前は、お母さんが赤ちゃんをおんぶしたりダッコ帯でだっこして運転していました。

さすがに危険な行為だったと思いますよね。

 

そして人間社会では、法令化されて禁止されました。

確かに、「犬」という生き物は法律では、「物」ですが、「命」があります、そして鼓動が感じられ生きているのです。

その飼い主さんは、人間の赤ちゃんは、法律を守らなければいけない、でも「物」である犬は守らなくてもよいとでも考えているのでしょうか。

 

飼い主さんが口にすることば、「うちの子に限ってそんなことはしないはず」。

もし、急カーブで犬が窓から外に飛び出してしまったら、路上にたたきつけられ、悪ければ後続車にひかれてしまいます。

保険では「犬」=「物品」の落下物として処理されることになります。

避けきれずに、ひいてしまった後続車も交通事故としての点数の対象にならないのです。

【保険ではどうなるの】

車の任意保険を見ても、走行中の車から「物体を路上に落下させた場合の過失」は、落下させた方が道路交通法違反となり罰せられます。

保険の過失割合を決める時は、警察からの事故証明が必要です。

 

実際に犬をはねてしまった知り合いがいたので聞いてみました。

いくら「犬」といえども「命」あるものを交通事故ではねてしまったということから、警察を呼んだということでした。

ところが、パトカーがきたら、被害にあったのは犬であり、傍に飼い主もいたという事実から、飼い主の犬の管理ミスという逆の結果になったというのです。

後続の走行車は避けきれずにはねてしまったということで「物損事故」との扱いとなり、保険会社同士の交渉になったそうです。

その結果として、「物品としての犬の年齢からの耐用年数」からの、示談で終了し、ほとんど「お見舞い金」の枠を出なかった金額で済んだということでした。

この場合でも、落下させた車が約6割の過失になります。

これでは、車に乗せられたワンコはたまったものではありませんね。

 

命があり生きているペットとして、かけがえのない友達として私達に愛されているワンコ、あまりにも理不尽と思えるのですが、それが日本の現状なのです。

また、動物愛護が進んでいる欧米では、補償が違っているのでしょうが。

 

 

【ペットに癒される幸せな生活】

少子化が進み、以前は子供が散歩を担当していたものが、今では孫のような犬を連れて「老老散歩」をしている飼い主さんも多く見かけるようになりました。

ここまで、ペットに癒されて幸せな生活を送ってきた私達。

家族になってくれて、家族として私達を選んでくれて本当にありがとう。

ワンコが、家の家族になってから、家の中が明るくなり、いつも「和の中心」になってくれた愛犬です。

最期の時に「幸せを運んできてくれて、ありがとう」と言葉をかけてあげたいものですね。




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