今回は、「ボランティア」の仕事についてお話させて頂きます。
ボランティアという仕事は、基本的には報酬無しで自主的に仕事を受けるのでしょうが、動物関係のボランティアは特に大変だと思います。
では、どのような仕事をするのでしょうか?主に保護犬や野犬などに対するボランティアのお仕事をあげてみましょう。
○野犬や野良犬などを確保、保護する
○保護されたワンちゃんが、家を見つけるまで、一時預かる
○保護されたワンちゃんの家を見つける
○ご飯、トイレ、お散歩、掃除など、基本的なお世話をする
○トリミングなどのケアをしてあげる
○ボランティア団体の譲渡会などのお手伝い
○ボランティア団体の事務作業などのお手伝い
○物資支援のお手伝い
等々、上記は一例ですが、様々な作業があります。
海外では、地域的に貧しい場所や通院困難な場所の人々に、動物病院が低価格で避妊・虚勢手術や怪我、病気などの診察診療を請け負い、それを手伝うボランティアなどもあります。
また、最近は、日本でも見られるようになってきましたが、通常のペットショップとは異なり、保護犬など家が無いワンちゃん達を対象にしたペットショップがあります。
海外では、そのショップでのフードやグッズなどの売り上げを、保護犬の飼育などに充てたりしている例もあります。これも、ボランティアの一貫だと思います。
色々なボランティアがあり、どれも大切だと思いますが、動物相手のボランティアは、[命]に向き合っているわけですから、尚更重要であり、大変だと思います。
生半可では、出来ないですよね。。
物でであれば、「今日は、体調が悪いから」、「今日は、友達と旅行に行くから」、「今日は、気分が乗らない・・」、「今日は忙しい」、「もう、飽きたーー」なんて、人間の都合で休んだり、辞めたりは出来ないというより、あってはならないことですよね。
ワンちゃんは、お腹が空いたからからと、一人でご飯を炊いて食べたり、トイレに行きたいとき何時でも行って、後片付けしたり、体調が悪いと薬を飲んだり、病院に行ったり、歩きたい時にお散歩に行ったり・・そして何より全ての事にお金が掛かるわけですが、ワンちゃんは自分で働いて稼ぐ事は出来ないのです。
家の無いワンちゃんの面倒を見るためには、人間が世話を焼かなければならないのです。
なので、人間の都合で途中で投げ出すと、その子は生きていけなくなるので、それだけ責任感が重要なのです。
では、ボランティアをする人々は、どうやって資金を調達してしているのでしょうか
○自分の貯金を切り崩して
○ボランティアの為に、仕事をする
○フリーマーケットなどで資金調達
○寄付を募る
動物を助けようとしている人々は、自分の生活を犠牲にして活動している人も多くいます。
私の知人で、たった一人で、ワンちゃんを助けている人がいます。
彼女は、誰も引き取らないであろう、年取ったワンちゃんや、重病の子、怪我などで体が不自由な子を20匹くらい引き取り、24時間お世話しているのです。
ワンちゃん達の為に働き、給料は殆どが、フード、薬、ペットシート、どの他ケア用品になり、自分の為には使用せず、ひたすらワンちゃんの為に暮らしています。
勿論、元々が体の悪い子や、年老いた子達なので、今まで沢山の子を見送ってきました。それが、どんなに辛いか・・・でも、彼女は、冷たいコンクリートの床や、独りぼっちのひもじい状況、刹処分などで、愛情さえ与えられずに、寂しくこの世を去る子達が少しでも減るように、そういう子達が短い間でも、最後の時には暖かい所で、ちゃんとしたご飯を食べ、愛情の中で眠りについて欲しいから、そういった活動を続けているんです。
世界中には、彼女のような方も沢山います。
1番は、そういった不幸な子達を作り出さない環境が出来る事が良いのですが、難しいのも事実です。
では、そういったボランティアで活動している人達に、私たちも何かお手伝い出来ないのでしょうか・・勿論、実質的に活動を共に手伝うのが良いのでしょうが、生活環境や色々な問題で行動出来ない方も多いでしょう。
私は、個人的に、毎月ちょっとづつ寄付をしたり、お小遣いが貯まったら、フードやシートや毛布などの支援物資を送ったりして、自分がボランティア出来ない分、せめてボランティアの方、そしてワンちゃんの役に立てる何かを探しています。
自分が行動出来ない事をしてくださっているボランティアの方には、いつも、尊敬と感謝で一杯です!
私と同じ様に、可哀想なワンちゃん達の為に、何かしたいけど、何をしたらいいか分からない方も多いのではないかと思います。
そんな方は、ボランティア活動をなさっている方のホームページやブログを覗いて見て下さい。きっと、何かしら自分にも出来るお手伝いがあるはずです!
ワンちゃんを愛する人達が、沢山増えて、ボランティアの人が減るくらいに、不幸な子達が減るような世界を夢見ながら、ワンちゃんラブな毎日を過ごしていきたいと思っております。。。