ストレス社会、日本。それは人間だけに留まらず、飼っているペットにも及んでいることをご存知でしょうか?
ストレスを溜めすぎることによって発病する「鬱病」。実は犬も鬱病になることが近年発覚しました。
なぜ鬱病になるのか…?今回は犬の鬱病についてお伝えします。
◆理由その①:長時間のお留守番
長い時間、ひとりでお留守番をすることは人間にとっても苦痛な時がありますよね。飼い犬にとっては「飼い主さんが自分のすべて」と言っても過言ではないでしょう。
そんな飼い犬が飼い主さんと離れることによって大きな苦痛、寂しさ、不安を抱えます。その気持ちが募り、大きなストレスとなってしまうのです。
◆理由その②:家庭の雰囲気が常に悪い
飼い犬にとって飼い主さんは全てであり、大切な家族と感じています。
そんな家族がいつも喧嘩ばかりしていたら?自分をかまってくれなければ?自分の居場所を見失ってしまいます。
◆理由その③:叱られるときにいつも大声で怒鳴られる
人間でも大好きな人にいつも大声で怒鳴られると苦痛を感じますよね。
犬も同じです。飼い主さんの顔色を伺うようになってしまい、怒鳴られると怯えストレスに繋がります。
この3つが犬が鬱病を発症することに大きく関わっていると言われています。
では次に、犬の鬱病の症状をご紹介します。
もちろん人間と同じように元気がなくなります。また、かまって欲しい気持ちから、我儘になったり言うことを聞かなくなったり。
イタズラが増え、吠えることが増えることもあります。
また、食欲低下、遠吠えが増える、自分の手足や尻尾を噛むということもあります。
では予防はどうしたらいいのでしょう?
まず、普段から飼い犬の観察をしてあげてください。何かおかしいな?と思った時は確認してあげてください。
また犬の鬱病予防にはスキンシップを取ることが大切です。不安と寂しさを取り除いてあげましょう。
ですが、スキンシップの取りすぎは逆効果です。ひとりで過ごすことが出来なくなり、分離不安(短時間でも飼い主と離れられない)を起こしてしまうこともあります。
分離不安を起こすと、飼い主さんが少しコンビニへ出かけている数分~数十分の短時間のお留守番でも精神的に参ってしまいます。
ですので、子犬の頃からある程度は一人で過ごせるように慣らしておくことも大切です。
他にも犬の鬱病予防は積極的に散歩に連れて行き、新しい世界、発見をさせてあげることも効果的です。
人間だって大好きな人となら、どんな場所だって楽しく、新鮮に感じますよね。犬も同じなのです。
筆者の勤めているペットショップでも、毎日新しい家族の一員として卒業していくワンちゃんがいます。
一人っ子として。妹、弟として。パートナーとして。日々笑顔でお迎えに来てくれています。
ですが、この問題を何人の人が知っているでしょうか?可愛いだけでは犬は飼えない時代になってきていますよね~。
このブログを見てくれている方々が、誰かにそっと伝えるだけでも情報は共有でき、犬にとっても毎日が幸せに満ちたものになると思います。
愛犬のとっても、人にとっても毎日が楽しく平和に過ごせますように☆