日本も昔と比べて犬を飼う人が増えてきました。今では3世帯に1世帯はペットを飼っているとも言われています。
そのため、動物愛護法などの法律が徐々にですが浸透してきました。
ですが、世界にはもっと犬と人が住みやすいように整備された国があるのです!
その国とは「ドイツ」!
ドイツでは野外で犬を飼う時には、雨風がしのげる場所、断熱性を持った小屋を設置し天候や気候に配慮した日陰の場所を作ってあげなければなりません!
また、自由に動き回れるように繋いでおく紐の長さは「最低6メートル」!
そして1歳未満の犬、妊娠後期、授乳中の犬を繋ぎ飼いすることは禁じられています!
室内犬の場合は風邪通りがよく新鮮な空気をいつも確保できる場所、面積に対する窓の大きさ(昼夜逆転しないように)も決まっています!
また室内の小屋の大きさも犬の大きさごとに決まっています。
柴犬やアメリカン・スタッフォードシャー・テリア等の大きさは6平方m。
ボーダー・コリー、ラブラドール・レトリーバー等の大きさは8平方m。
秋田犬、グレート・デンなどの大型犬は10平方m。
また、仔犬連れの母犬の場合は上記の1.5倍が必要です!
これは一般の飼い主だけでなく、繁殖場所や保護施設、生体販売などのペットショップでも同じように適用されます。
ドイツではお留守番をさせるときにも条例があります!
犬だけで4時間以上お留守番をさせてはいけないのです!
やむを得ない状況でも6時間以上は禁止されています!10時間以上になった場合は「近隣の家庭」から動物虐待として通報されてしまいます!
ドイツでは通報などは「獣医局」が対応します。
アニマルポリス(アメリカ)との違いは獣医局は国の機関と言うところです!
獣医局では飼い主に対しての再教育などが行われています。
ドイツでは公共の乗り物は飼い主と一緒。
だって、ぜーんぶ犬と一緒に乗ることができるんです!
「キャリーバックやバギーなどは必要ありません!!」
また8㎏未満の犬であれば飛行機の人用の座席OK!
しつけが行き届いているからこそできることですよね!
また、ドイツでは子犬の引き渡しについても条例があります。
小さな可愛い子犬がやっぱり可愛い、と思うことは仕方がありませんがドイツでは生後8週以前の子犬は母犬から引き離してはいけない条例があります。
その理由は、母犬や兄弟からの犬社計を教えてもらう期間だからです。その期間があることによって、犬社会のルールや習性、咬み付きの抑制を学ぶことができるからです。
人と犬が生きやすい国、ドイツ。犬の権利を人間と同じように扱っていることがわかりますね。
日本はまだまだ愛犬先進国とは言えません。
ですが、そうして行く為には、現在犬を飼っている人がルールを守り生活していくことが大切です。
犬と人間、本当にお互いが寄り添える日がきますように。