犬を飼おうと決めた時、男の子がいいか、女の子がいいか迷ってしまいますよね。
私の実家でも犬を飼っていましたが、男の子でした。
祖母や母が言うには、男の子の方が面倒じゃないからという理由でした。
女の子は、体のしくみが違っており、妊娠・出産という問題も出てくるからでしょう。
そして、散歩に出ると、男の子同士が舗道で会った場合、80%くらいはお互い吠えあうのを見かけます。
中には、お互い「天敵」とまで言われて仲が悪い犬同士もいるほどです。
でも男の子と女の子が出会っても、そこまで吠えたり敵対することはないでしょう。
仲のよい2頭なら、鼻と鼻を近づけて「ごあいさつ」をして、匂いを嗅ぎまくりますね。
また、女子同士でも同じように、敵対して吠えてしまい威嚇します。
【男の子の性格って】
同じ犬種の場合、体格は、断然男の子の方が大きいです。
また、男の子の性格は、飼い主に甘えん坊という面があります。
「縄張り意識」が強く、他の犬が自分のテリトリーに入ってくることを好みません。
自分の縄張りを主張するために、マーキングをします。
男の子の性格は、攻撃型で外に向いているため、よく「脱走」するようです。
これは、男の子の本能なのかもしれませんね。
飼い主でさえ、ちょっとしたスキから逃げ出してしまったということをよく聞きます。
よく言われていることは、女の子に比べて性格や行動がはっきりしているということです。
活発なので遊んだり一緒に運動するには、男の子の方がいいかもしれませんね。
【女の子の性格って】
男の子に比べると、犬の場合でも女の子の方が大人びているようです。
でも、年に2回は生理がくるので、その間は情緒不安定となり衝動的な行動をすることもあるようですね。
やはり、人間の女性と同じなんですね。
私達だって、ゆううつなこの時期は、落ち込んだり急に泣いたりしますよね。
その時期が過ぎると、普段は男の子より穏やかでおとなしい犬が多いようですが、中には気の強いこゆきのような「女番長」のような女の子もいるようです。
そういえば、散歩で顔見知りの男の子の中には、うちのこゆきと会うと目をそらして見なかった、合わなかったことにする犬もいます。
なぜなら、目を合わせるとこゆきの方が威嚇してしまうからなのです。
男の子の方が、優しいのですね。
男の子は、飼い主の家族にも攻撃する性格があるので、子供が小さい家庭では女の子を飼った方がいいかもしれませんね。
【男の子は何歳まで生きられるの】
人間の世界の寿命は、女性の方が長寿ですね。
犬の世界ではどうなのでしょう。
現代では、ドッグフードが普及して栄養バランスもとれているので、昔より長寿になっています。
男女の区別はなく、平均で12歳前後のようですね。
寿命に関しては、男の子、女の子の差はありませんでした。
一般的に、去勢や避妊手術をした犬の方が、していない犬より長寿という結果も出ています。
全体を通してみると、外で飼われている犬の方が、家の中で飼われている犬より短命という統計もあります。
【選ぶのは飼い主と家族】
いろいろと比べてみましたが、どちらを家族として受け入れるかということは、家族との相性もあるかもしれませんね。
家族や家の中の雰囲気、家族構成、家族の性格も大事なポイントとなるでしょう。
男の子の利点として、性格がはっきりして、力が強く活発で遊ぶには最適、縄張り意識が強いので、番犬に向いているなどです。
でも家の中でのトイレのしつけでは、女の子より苦労します。
女の子の利点として、従順、しつけがしやすい、男の子より膀胱が大きいので、オシッコを我慢する時間が長い、性格が穏やかで吠え方もおとなしいなどがあります。
飼い主には、従順という点では、家の中で飼うには女の子の方が向いているようですね。
特有の病気という点では、かかりやすい病気はおおよそ同じくらいです。
その家庭、飼い主の性格、男の子がいいと思ったら男の子を選べばいいし、ゼッタイ女の子がいいと思えば女の子の方をおすすめします。
大事なことは、飼い主と家族が愛情を持ち家族の大事な一員として認め、最期の時まで一緒に生活するということなのですから。
それが犬と暮らす幸せではないでしょうか。
犬のことを知れば知るほど、愛情と愛おしさが生まれます。