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犬の歯石除去、全身麻酔に要注意!

投稿日:2015年5月13日 更新日:

ワンコの歯石除去の話をよく聞きます。半年や一年に1回、定期的に行う方もいらっしゃるようです。
「歯石がたまっちゃったから取り除くために獣医さんに行って、キレイにしてもらいました!」そんな声も聞きます。
確かに歯石はあるよりないほうが良いに決まってますし、歯周病を引き起こす原因のひとつにもなりかねません。
でも、歯石の除去は全身麻酔を伴うので、ワンコの身体にとても負担になることを忘れちゃいけないですよね。

あ、奥歯になんかついてる! この後歯ブラシで取ってあげました。 デンタルケア大切!

あ、奥歯になんかついてる!
この後歯ブラシで取ってあげました。
デンタルケア大切!

【歯周病について簡単に復習しましょう】
「犬って歯周病になりやすいから、歯石を取りましょう」と言われてる方もいるそうです。そこで、歯周病になる経緯を少し確認してみましょう。

  1. 餌やおやつをたべる
  2. 歯や歯茎に食べかすが付着する
  3. 食べかすに菌が繁殖して歯垢になる
  4. 歯垢が歯と歯茎の境目など残ると、さらに菌が繁殖して歯茎を傷める
  5. 歯垢を放置すると歯石に変わる

ここで「あれ?」って思った方もいるのではないでしょうか。そう、歯周病を引き起こすのは歯石になる前、歯垢の状態です。
歯石は歯垢を放置した結果、口内のミネラル分などが石灰化して、それこそ石のように硬くなった状態を指します。
歯石になるともう歯石の中で菌は繁殖できないので、歯石自体は悪さしないんですよ。悪さするのは歯石になる前の「歯垢」なのです。
じゃあ歯垢とはなにかというと、口の中に残った食べかすなどが原因となって菌が繁殖した、ネバネバの状態です。
人間も朝起きたばっかりの時は口の中がネバネバしますよね?あれと一緒だと考えて下さい。

【じゃあ歯石取らなくていいの?】
歯石はなんにも悪くないのか?といったら、もちろんないほうがいいです。歯石の表面はザラザラしていて歯垢が付着しやすいので、菌の温床になります。
だから歯の根元、歯茎の近くにある歯石は取った方が良いです。
ちなみにさくらは、奥歯の上の部分に歯石がちょっとありますが、獣医さん曰く「ここにある歯石は特に問題にならないのであっても大丈夫」と言われています。
「歯石があるかどうか」よりも「どこにあるのか」が問題なので、獣医さんにしっかり聞きましょう。

【歯石を取るリスク、歯石取りと全身麻酔】
歯石を取るには歯をゴリゴリやるわけですから、ワンコは暴れてしまいますので、当然全身麻酔をすることになります。
この全身麻酔、実は犬が病院にかかった時の死亡率がとても高いものでもあるのです。

  • 麻酔薬にアレルギー反応を起こす
  • シニアやパピー、病気の犬は体力がないので麻酔が強く効きすぎる

前回は麻酔大丈夫だったから今回も大丈夫!なんて保障はありません。健康な大人の人間でも全身麻酔は大変負担になりますが、犬は大型犬でも30キロ程度、我が家のさくらのような超小型犬は2キロにも満たないです。
さくらは全身麻酔は一度だけ、避妊手術の時にしましたが、手術中からお迎えに行くまで、生きた心地がしませんでした…。
小さすぎて、また生まれつき身体が弱くて全身麻酔ができず、避妊、去勢手術ができない子もいます。それ位全身麻酔は犬の身体に負担を与えるものだということはしっかり認識しておきたいですね。

歯ブラシとツーショット。 歯磨きも歯ブラシも大好き!

歯ブラシとツーショット。
歯磨きも歯ブラシも大好き!

そして、毎日歯を磨けば、歯石は当然できにくくなりますから、ワンコの身体に余計な負担を与えずに健康でいてもらえます。
今これを読んで「あんまり歯磨きしてないな」という方いらっしゃいますか?人間が毎日歯磨きをするのと同様、今日から愛犬の健康のために歯磨きしてあげて下さいね!




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