犬は、どんな風に私達のことが見えているんだろう?
そう思ったことはありませんか?
私達、人間は様々な色を認識することが出来ますね。
犬は、私達人間と同じように見えているのでしょうか?
今回は『犬の視覚』についてお話します★
犬の視界の範囲は250度~270度!
私達人間の視覚の範囲は180度です。
なので、自分では頬の辺りからは見えませんね。
犬の場合は人間より広い250度~270度の視野を持っているので、耳の付け根の手前までは見えています。
後ろからちょっかいを出そうとしても、すぐにバレてしまうのはこのためです(笑)
犬が見ている世界は、グレースケール。
私達人間が見ている世界は、色とりどりですね!
ですが、犬は人間と同じように見ても、グレースケールなのです。
その中で、黄色と青色は識別が出来ます。
赤や緑は識別が出来ず、濃いグレーだったり、黄色だったり、青色に見えています。
例えば、一面のチューリップ畑は全て黄色く見えているのです。
ですので、しつけをするときに、このことを覚えておくと便利です。
おもちゃを選ぶ時も、なるべく黄色や青色の方が、犬にとっては見えやすいかもしれませんね☆
暗闇でも見えている!
犬は人間と違い、少ない光の中でも見えています。
これは、網膜の裏にタベタム層と言うものがあり、光の増幅をさせているからです。
よって、人間が必要とする1/4程度の光でも充分なのです。
また、このタベタム層があることにより、写真に写った時、赤目になります。
写真で赤目を防ぐには、部屋の明かりを付けて、充分に明るくしてからにしましょう。
視力は人間で言う0.3未満程度…しかし動体視力がすごい!
犬は視力があまり良くなく2,3メートル先のものは、ぼやけてしまいます。
また、70センチ以内と言う近い距離も、ぼやけてしまうのです。
そんな視力で、どうやっておもちゃを追いかけたりしているの?と思いますよね!
実は、犬は視力は悪くても、動体視力がすごいのです!
犬の動体視力がどれぐらいいいかを、分かりやすくお伝えします。
皆さんテレビって見ますよね!
私達には映像として滑らかに見えていますよね。
実は犬は、あの映像が全て「コマ送り」で見えているんです。
また、1キロ程離れた場所でも、動く獲物は見えているのです!
ハウンド系の犬や、牧羊犬ならば、更に1.5キロ先のものでも動くものは見えているのです。
キャッチボールや、フリスビーなどの遊びは、犬の動体視力の現れですね!
愛犬の視覚の健康のためにも、取り入れたい遊びですね☆
犬の視覚は人間とは全くの別物でしたね!
案外、知られていることが少ない、犬の視覚。
識別できる色や、動体視力の良さを覚えてあげていると、遊びや生活にも役立てることが出来ます。
また、犬は視力に頼らずとも、立派な嗅覚と聴覚を持ち合わせています。
犬種によって視覚、聴覚、嗅覚、それぞれ様々な傾向もありますので、愛犬の犬種のルーツを探っていくことも楽しいのではないでしょうか♪