先日、電車乗っていると、髪の毛が半分青色で半分紫色の若いお兄さんをお見掛けしました。
人間世界ではヘアカラーは当たり前になっていますし、気分転換やおしゃれに必要不可欠ですよね。
しかし最近ではワンちゃんの毛も染めてしまう飼い主さんが増えているようです。
中国などではパンダ風に染めたり、カラフルな毛色にするのが流行っているそう…。
確かに日本でも、サーカスに出演しているプードル犬が耳をピンク色に染めている事もありますよね。
ショーなどに出場させる場合、カラーリングによって目立たせることができますし、老犬で見た目が若返ることも。
耳の先だけピンク色に染めたりしているワンちゃん…。
確かに目立ちますし、とっても可愛いのですが、染めることによってワンちゃんへの体の影響などはあるのでしょうか?
人間には当たり前なヘアカラー。
染める為にはどんなものを使ってるの?
人間の髪を染める場合、ドラッグストアで髪染め剤を購入したり、美容院で染めたりしますよね。
ワンちゃんの場合は、飼い主が染めるよりも、ペットサロンでトリマーさんに染めてもらうのが一般的です。
しかし最近ではインターネットなどでワンちゃん用のカラーリング剤も販売しており、飼い主が染める事も可能です。
また、ヘアマニキュアといって毛の表面のみを染めるカラーリング剤もあります。
カラーリング剤はワンちゃんの毛の染色するものなので、もちろん刺激を感じてしまうワンちゃんもいます。
アレルギーを持っている子や皮膚が弱い子の場合は染めるのはやめておきましょう。
皮膚炎や、最悪の場合もっと大きい病気になってしまう可能性もあります!
カラーリングは、ワンちゃんの毛に「良いもの」では勿論なく、飼い主の自己満足の部分も大きいです。
それでも染めたい!という飼い主さんは、信頼できるトリマーさんに任せるようにしましょう。
悪徳ペットサロンには注意!
カラーリングをトリマーさんにしてもらうにあたって、注意すべき点があります。
それは、安い外国産のカラーリング剤を使っているサロンを避けること。
材料にこだわってワンちゃんの肌に負担の少ないカラーリング剤を使用しているサロンだけではありません。中には、安さ重視の品質の悪いカラーリング剤を使っているサロンもあります。
せっかく可愛くカラーリングをしてもらっても、ワンちゃんの身体に良くないのであれば、無意味ですよね。
カラーリングをお願いする前に、きちんとどのようなカラーリング剤を使っているのかサロン側に確認しておきましょう。
きちんとしたカラーリング剤を使用しているサロンであれば、丁寧に答えてくれるはずです。
ワンコの足先にもおしゃれを!?マニキュアについて
カラーリングだけでなく、最近ではワンちゃんにマニキュアを塗る飼い主さんもいるようです。
特に外国のセレブの間で人気なようで、ジワジワと日本にも広まってきています。
通販でも購入可能な犬用のマニキュアは、足先のおしゃれを演出してくれます★
犬用のマニキュアには速乾性があり、匂いも人間用とは違い、抑え目なものを選びましょう!
ワンちゃんの嗅覚は人間の何十倍以上に敏感です。
人間でさえツーンときて苦手なマニキュアの匂い…。そんなものを体に塗られるとワンちゃんにとっては地獄ですよね…。
また、有機溶剤が不使用であることも大切。
海外の安価な犬用マニキュアを適当に購入してしまわないように注意!
絶対にしてはいけないことは、人間用のマニキュアを使うこと。
人間用のマニキュアは犬にとってはとても刺激が強いため、ワンちゃんに塗るのは必ずやめましょう!
またマニキュア除光液の中には有機溶媒が入っているため、ペロッと舐めてしまっただけでもとても危険です。ワンちゃんから離れた場所に置くようにしましょう!
マニキュアや除光液を誤飲、誤食させてしまった場合は、すぐに吐かせて動物病院で診てもらいましょう。
まだまだある!進化した犬のおしゃれ
服だけにとどまらず、カラーリングやマニキュアなど、ワンちゃんのオシャレも進化し続けています。
エクステやなんと犬用フレグランスまで!
昔であれば、服を着ているだけでオシャレでしたが、日々進化しているんですね。
進化している原因としては、やはりペットは家族の一員だという考えが強くなってきたからでは?と思います。
ワンちゃんを自分の子供のように育てている飼い主さん、多いですよね。
カラーリングもマニキュアも、賛否両論ありますが、ワンちゃんが嫌がっておらず受け入れているのであれば、良いと私は思います。
ただ皮膚が弱いのに無理やりカラーリングを行ったり、人間用のマニキュアで塗ったりするのは、虐待です。
また、犬は匂いにとても敏感な生き物です。フレグランスやマニキュアの匂いは、人間か感じ取るよりも遥かに強く感じているのを忘れないようにしましょう。
ワンちゃんはアクセサリーではありません。流行っている、オシャレだからという飼い主の勝手でワンちゃんを傷つけないようにしましょう。