こゆきが家族になって9年間、こゆきがうちの家族になってくれて感謝しています。
こゆきは、うちの家族を選んでくれたのですからね。
でも、時々こゆきは幸せなんだろうか? 本音はどうなんだろう?って思う時があります。
言葉で表現してくれない分、本音が気にかかりますよね。
【飼い主の傍で眠るワケ】
愛犬は、飼い主の傍で眠るのは、安心すること、飼い主を信頼していることを表しています。
特に犬が「お尻や背中」を飼い主につけている時は、飼い主に守って欲しいという願いの表れなのだそうです。
初対面で、しかも犬が苦手な人にこのような仕草はしませんよね。
眠っている時に限らず、飼い主がそばにくると、ピッタリ寄り添うように並ぶ時があります。
特に先輩犬は、外飼いだったので、庭に出て食事を与えた後などは、ピッタリとくっついていました。
さびしかったせいかもしれませんね。
背後は、犬にとっては見えなく、不意に襲われても防ぎようがありません。
その自分の背後を、信頼している飼い主に守ってね、という意味のようですね。
人間に例えると、女性は男性に背中から抱きしめられると安心しますよね。
やはり「この人に守られてているんだ」という思いで、とても温かい気持ちになります。
それと同じなのでしょう。
また、犬が出す「ねむねむ菌」の存在も影響が大きいものです。
同じ部屋で、こゆきが眠っているとも私まで睡魔が押し寄せてきます。
犬の祖先はオオカミで、もともと群れをなして生活し、その中で集団で眠っていたのですから、飼い主とその家族を「群れ」と認識し、一緒に眠るのはその習性が残っているからと言われています。
家族が、リビングのソファの上で昼寝をしてしまいました。
すると、こゆきは、そのそばで添い寝をするような格好で眠っていることが多いのです。
家族が出している「ねむねむ菌」が、こゆきにも伝染して睡魔を誘ってしまったのか、安心して信頼して眠ったのでしょうね。
【犬が眠る場所によって違う飼い主との関係】
飼い主の布団の、どの場所を選んで眠るかによって、愛犬と飼い主との関係がわかるのだそうです。
・飼い主の足元を選んで眠る犬
飼い主を自分より「上」のリーダーとして認めています。
・飼い主のお腹や背中あたりを選ぶ犬
自分と同等の仲間としています。
・飼い主の頭より上の場所を選んだ場合
飼い主を自分より「下」とみなし、主従関係が逆転しているのだそうです。
この場合は、主従関係を修復する必要がありますね。
【犬との添い寝はどこまで】
近所の飼い主さん達の話では、夜間は同じ布団で添い寝のような形で眠っている人が多くいました。
でも、この場合でも眠る場所が問題になります。
いつも飼い主の顔の傍で眠る場合は、主従関係が逆転している可能性が強いというのです。
酷くならないうちに、しつけが必要になります。
また、別の意味での注意も必要ですね。
犬と人間に共通する感染症の問題です。
皮膚に寄生する、ダニ、ノミなどが主なものですが、内臓の寄生虫の心配もあります。
添い寝するには、きちんと検査をしてからの方が良いでしょうね。
添い寝をすることは、賛否両論があります。
犬が高齢で別の部屋で眠らせると、症状がわからない、手術して退院したばかりで様子が気にかかる、体調が悪く目が離せないなどは、仕方がないことだと思います。
犬と飼い主との主従関係を保つために、犬とは添い寝をしない方がよいなどの意見もあります。
その家庭の状況、犬の状態で飼い主が良いと思われる方法で、選べばよいのではないでしょうか。
私とこゆきは、5年前の大震災の後から同室で眠っています。
添い寝というものではなく、こゆき用にベッドを置いて私と並ぶような形で眠っています。
あの大震災の時から余震も続いた時には、こゆきは私の布団の上にあがってくるようになりました。
今でも、夜中の地震、台風の強風の音、雷の時には、ぴょんとジャンプして上がってきます。
きっと、音が怖いのでしょうね。
でも私の足元で、しかも踏んで確認してから私の足のある場所を避けて横になるのです。
決して、それより上、お腹や顔の傍へ来ることはありません。
その点では、主従関係は保たれているのかなとホッと安心していました。
震災を経験したこゆきにとって、心の傷にもなっているのでしょうから、しばらく様子をみようと思います。
それが、今のこゆきと私にとって、安心できることなのです。