こんにちは。もう10月も半ばになってきました。
今頃になるとだいぶ涼しくなるとともに湿度も下がって涼しくなってきます。
最近の湿度はだいたい50%前後です。真夏は80%までのぼり、真冬は20%まで空気は乾燥しますよね。
一年を通じて肌が危険に晒されているのは、この「湿度の変化」が原因であることがとても多いです。
高湿度ではウイルスによる感染症、冬は乾燥肌。
そして春や秋は環境が激変する季節なので、皮膚病のサインが出やすいです。
昨日はムシムシ、今日はカラカラ!毎日環境が変化すると、人間だって体調を崩しやすいですよね…。
この時期は去年まではなかったアレルギーが出たりすることがあるので、ちょっとした変化に気をつけたいです。
※我が家のさくらは最近、指の間を虫にさされて赤く腫れてしまいました。
気になってペロペロを続けていたら別のトラブルに発展した可能性もあります。(無事に治りました!)
【こんなサインに気をつけよう】
こんなサインが出たらすぐに獣医さんに連れて行ってあげて診察を受けて下さい。
- 脱毛
皮膚がパラパラ抜けたり細く弱くなったり、生え変わるはずなのに生えて来ていないなど。
口の周りや首、腰の周り等に特定の部分だけ「ハゲ」ができちゃうこともあります。 - かゆみ
人間同様皮膚病のほとんどの場合にこの「かゆみ」が出ます。
でも人間のように「掻いたら悪化するから掻くのを我慢する」などという論理的な思考はワンコにはできません。
ですから「かゆさが和らぐ」治療を受ける必要があります。 - 赤み、発疹
脱毛やかゆみとともに現れることが多い「赤み、発疹」。
ともにお腹や耳の内側といった、毛の薄い皮膚の敏感な部分に発生しやすいです。
特に「ぶつぶつがたくさんできて増えている」場合は悪性の可能性が高いので、すぐに獣医さんに連れて行って上げて下さい。 - くしゃみ・目の赤み
直接の皮膚トラブルではないですが、アレルギーで症状が出ていることもありますので皮膚トラブルに発展する可能性があります。一過性のものかどうか数日様子を見て、改善しないようであれば獣医さんへGO。
【皮膚トラブルの原因について】
皮膚病の症状が出る場合は下記の可能性があります。
- アトピー性皮膚炎
柴犬によく見られますが、意外とレトリバー種にも多いです。 - ノミアレルギー
ノミアレルギーで皮膚トラブルになる子は非常に多いです。「ノミ・ダニ対策」はしておきましょうね。 - 薬剤、農薬によるアレルギー
畑に農薬を撒いたりした直後に触れると症状が出やすいので、お散歩コースは気をつけて下さい。
人間用の薬も大変危険ですから、ワンコのいる部屋では取り扱いに注意しましょう。 - 食物アレルギー
人間同様、穀物のアレルギーが多いですが、タンパク質で出るワンコもいるので注意が必要です。 - 真菌、細菌感染、寄生虫
多くが暑い夏場に発生します。常に清潔を保ちましょう。 - 外傷
目に見えないような小さな傷が化膿して悪化することもあります。毎日全身チェックしましょうね。 - 心理的なもの
お迎えしたばかりの保護犬やパピーなどは今の環境に慣れていないのでストレスが溜まりがち。
「どうしたの?」と気を配り、ワンコが気分よく過ごせる環境を与えられるようにしてあげましょう。
皮膚トラブルについてのあらましの記事になりましたが、個別の詳しい内容はまた追って書きますね。
一番大切なのはとにかく「よく見て気をつけてあげること」。頑張りましょう!
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