最近、インターネットで犬と子供が遊んでいる動画をよく見かけます。
本当の兄弟のように仲睦まじく遊んでいる姿を見ると、とても微笑ましく感じますよね♩
また猫が、人間の子供を守ろうと犬に攻撃するという動画も一時期テレビで流れていました。
犬や猫などの動物は、自分の子供でない人間の子供であっても、守ろうとする本能があるように思えます。
うまく付き合えば本当の兄弟以上の仲になれるかもしれませんねっ。
しかし、赤ん坊と犬が一緒の部屋で過ごす以上、注意しなければならないこともあります。
今回は、犬と赤ん坊がうまく付き合うための注意点を説明します。
アレルギーには要注意!
犬と赤ん坊が一緒に過ごす上で、一番注意したいのはアレルギーです。
これは赤ん坊の身体にも直截影響を及ぼしますので、特にきちんとした対処が必要です。
アレルギーは「アレルゲン」というものによって起こる症状で、
犬アレルギーの原因は、犬の毛や尿などです。
犬アレルギーでは、咳やクシャミ、
重症になれば喘息を引き起こすことも。
里親募集で出されているワンちゃんの中には
「産まれた子供がアレルギーなので泣く泣く愛犬を手放す…」という人も多いんです。
自分の子供はもちろん、大切な家族であるワンちゃんがずっと一緒に居られるように、
こまめなシャンプーや掃除は念入りに行いましょう。
また空気清浄機などで部屋の空気も綺麗に保つ事も大事です♩
どうしてもアレルギー反応が出てしまう場合は、犬と赤ん坊を同じ部屋で過ごさせないようにする、
大型犬なのであれば室外飼いにするなどの工夫が必要です。
ペットからうつる病気とは?
ひっかき病
動物にひっかかれた痕が赤く腫れ痛みます。
またその近くのリンパが腫れることもあります。
サルモネラ症
動物の排泄物やそれによって汚くなった水からうつり、
下痢や腹痛などが起きます。
レプトスピラ症
犬の尿からうつり、発熱や結膜炎などが起こります。
これは特に注意しなければならない病気で、大人でも致死率が20%以上ありますので
適切な治療を行いましょう。
一番大事なのは、このような感染症を恐れるのではなく、
きちんと予防接種を行うこと。
また、犬と触れ合った後に手を洗うなど、自己防衛も大事なんです。
特に免疫力の低い赤ん坊がいるのですから、消毒や清掃は重要です。
ベロベロ舐めさせるのも注意!
犬がペロペロと人の顔を舐めるのは、愛情表現なんです。家に帰ってきたら愛犬に口元をなめられた経験があるのでは?
いくらかわいい愛犬だといっても、赤ん坊の顔を舐めるのは少し心配…ですよね。
基本的には、同じ部屋で過ごしている、毎日一緒にいる、予防接種やシャンプーなどを定期的に行っている
衛生管理がきちんと行われている犬が、赤ん坊を舐めるのは問題ないそうです。
しかし、念のため犬と遊んだ後は赤ん坊の身体や口元を綺麗にしておきましょうね。
犬のしつけはきちんと行っていますか?
犬の中には、赤ん坊が家に来ることによって飼い主がとられたと嫉妬してしまう子も。
また、しつけがきちんと行われていないと、赤ん坊にかみつく恐れもあります。
せっかく仲良しになりたいのに、噛みつかれて赤ん坊が怪我をするなんて悲しいですよね…。
犬と赤ん坊を同居させるには、最低限のしつけがきちんと行われているかが最重要です。
①噛み癖、吠え癖はないか。
②いきなり人に飛びつかないか。
③トイレのしつけはきちんと出来ているか。
④攻撃的な性格ではないか。
など、赤ん坊に危害を与えないようにきちんとしつけておきましょう!
犬のメンタルケアも忘れずに。
赤ん坊と同居することによって、飼い主が取られたと思い、
攻撃的になる子や、中にはストレスからぐったりしてしまう子、問題行動を起こしてしまう子も。
赤ちゃんにイタズラするだけでなく、前まで大人しく良い子だったワンちゃんが
いきなり吠えるようになったり、トイレのしつけを守れなくなったり…。
犬側のストレスもきちんと解消してあげましょう。
犬の散歩をいつもより長めにしたり、身体を撫でてスキンシップを多く取ってあげるなどでも
犬はきちんと愛情を感じてくれます。
いかがでしたか?
犬と赤ん坊が共に成長することで、動物を大事にする心や
優しい気持ちを持つ子に成長するでしょう。
また子育てで疲れている心と身体を犬が癒してくれたり。
子供と一緒に散歩に行けば、きっと犬も大喜びするでしょうね♪
本当の兄弟以上の関係になってくれるかもしれません★
しかし、注意する点も多いという事もわかりました。
犬の毛や排泄物から起こるアレルギー、犬が赤ん坊を舐めることによる危険。
また、犬が赤ん坊を噛む可能性はゼロではありませんよね。
赤ん坊の皮膚は弱く、犬が少しかむだけで大けがをする事もあります。
インターネットで人気の赤ん坊と犬の組み合わせ。憧れる気持ちもわかりますが、
親である飼い主のしつけがきちんと行われているからできることなんですよ。