こんにちは。11月後半に入りました。
ここ東京は最低気温が10度を割りましたが、北の方ではすでに積雪している地域もあります。
これからどんどん寒くなり、北海道などでは真冬にマイナス20度まで下がる地域もあります。
今年お迎えして、初めての冬を体験するワンちゃんも少なくありません。
仔犬が冬を過ごすために必要なことをまとめてみましたが、小型犬やシニアのワンコも同様の対策が必要です。
ぜひ参考に読んで下さい。
【犬って寒さに強い?←犬によります】
「犬は全般に寒さに強い」って聞いたことある方、多いと思います。
これは、主に犬を外飼いしていた時代の名残りで古い知識。
確かに、寒さに強い犬はいます。
- ラブラドール・レトリバー
- ゴールデン・レトリバー
- ジャーマン・シェパード
- ラフ・コリー
- セント・バーナード
等、大型犬は寒さに強いです。また
- 柴犬
- 秋田犬
- シベリアン・ハスキー
等のスピッツ系の犬も、耐寒性の高い被毛や体質の持ち主です。
でも、特に5キロ以下の小型犬はとっても寒がり!
- チワワ
- ヨークシャーテリア
- ミニチュアピンシャー
- ミニチュアダックスフント
- トイプードル
等の超小型犬はすぐに身体が冷えてしまいます。
(チワワ等は寒いとすぐにブルブル震える子がいますが、あれは震えることで熱を発生させて体温を維持しているのです)
大型犬は寒さに強い犬が多いですが、中型犬で被毛の短い子や小型犬は非常に寒さに弱いです。
【寒さ対策・温度対策について】
肝心の仔犬についてですが、大型、小型に関わらず、冬は温度管理をして暖かくしてあげましょう。
なぜかというと、生まれて4ヶ月くらいまでは特に、身体の機能が成熟していないからです。
もちろん体温の調整機能も未成熟なので、パピーのうちは低体温症になってしまう可能性もあります。
【寒さ対策の方法】
日本国内であれば、以下のグッズがあればほぼ冬を乗り切ることができます。
- 犬用ベッド・毛布など
犬用のベッドは犬自身が安心して過ごせる居場所になります。
また使い古した布団や、人間が着古したフリース等は非常に防寒性が高いです。
小さなワンコには屋根がついたドーム型のベッドが居心地よくて保温性が高いのでオススメ。 - 犬用ホカホカマット
パピーが寒くならないように、ショップなどでもよく見かけるこのマット。犬版電気カーペットみたいなものです。
我が家では冬のお留守番時にしています。 - 犬用湯たんぽ
ケージやクレートの中など、電気コードを使えないシーンで活躍するのが湯たんぽ。
レンジでチンして使うタイプが主流です。
我が家では夜、ケージで寝る時に使っています。
夜チンすれば、朝まで結構暖かさが持ちますよ。
【いつから使う?】
ベッドは通年使っていますが、冬用ベッドは10月に衣替えし、今はベッドとフリースでぬくぬくしています。
ホカホカマットや湯たんぽの出番は、我が家は地域の最低気温が10度以下になり、室内の温度計が20度になったら検討します。
小型犬のパピーも同じ位で考えていいと思います。東京地域ではそろそろかな、というところですね。
【使い方に気をつけよう】
使っている時にずっと見張っているわけにも行かないので、以下のことには十分注意して下さいね。
- 噛み癖がある
ホカホカマットは噛み対策としてコードの部分が強化されていたり本体も結構頑丈に作られています。
でも、噛み癖が凄くてコードをちぎりそうになる子も中にはいます。
齧る部分にはビターアップル等をスプレーする等、気をつけて下さい。
湯たんぽも同様で、齧って中身が出てしまうととても危険です。
噛み癖の酷い子は湯たんぽは使わない方がいいかもしれません。
いずれも、使用開始当初は飼い主さんがよく見ている場所で行って下さい。
最初のうちはおもしろがって齧っていても、そのうち飽きて止める子も多いです。 - 温度管理に注意
ホカホカマットは犬が使うこと前提で作られていますのでそれほど高温にはなりません。
でも、ワンコは暑くなると涼しいところに移動し、またマットに戻る…の繰り返し。
だからケージ等で利用する際は必ず涼めるスペースを作って上げて下さい。
湯たんぽは暖める温度の目安が説明書に書かれていますので、必ずそれを見て利用しましょう。
自動チンしてやけどをさせた事例もありますので自動チンは絶対ダメですよ!
【フードは温めていいの?】
時々、寒いからフードを暖めるという方がいらっしゃいます。でも本当はダメ。
犬用のフードは様々な成分が配合されていますが、40度以上の温度にすると壊れてしまう栄養素もあります。
フードをふやかすときも、できるだけ冷ましたお湯を使いましょう。
(人間が指を入れて「ぬるすぎるかな」位が適温です)
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