こんにちは。1月後半から既に多くの人が涙していることかと思います。そうです、杉花粉前線、絶賛北上中です。
症状が重いのに対策されていない方は、お薬もらいに行って下さいね!
人間が辛いものは犬も辛い!実は犬にも花粉症ってあるんです。
もっと言うと「犬はアレルギー全般が多い」のですが、ここでは花粉症に絞ってお話しますね。
東京都に住むミニチュアピンシャーのあかりちゃんも、アレルギーに悩むワンコです。人間が花粉症で苦しむ今の時期に、同じく辛い症状が出てしまっています。飼い主さんもとても心配。
【こんな症状があったら花粉症かも】
季節限定でこんな症状があったら花粉症の可能性が高いです。特に今の時期は人間は主に杉に苦しみますが、ワンコはブタクサ花粉が目立つそうです。
- 皮膚を激しくかゆがる、かきむしる
- 皮膚が赤い、カサカサになっている
- 耳の内側から異臭がする、浸出液がある
- 目やにが多い、目が赤い
- 鼻水や涙が良く出る
上記の症状がお散歩の際やお散歩のあとに激しくなるようであれば、花粉症の可能性が高いです。
症状は全般に、人間と良く似ていますが、人間と違うのは「犬はくしゃみはあまりない」ようです。(ある子もいるかもしれませんが、私は聞いたことがありません)
また、人間の場合は喉や鼻の粘膜に多く出ますが、犬は皮膚や目に多く見られるようです。
辛そうにかきむしる姿、可哀想で見たくないですよね…。
【花粉症かな?と思ったら】
花粉症の診断はもちろん獣医さんがしてくれますので、まずは獣医さんに行って説明して上げて下さい。
獣医さんの診察中に症状が出ない場合も多いので「症状が出ているときの写真や動画、時間と状況」を確認してもらうために、お手持ちの携帯・スマホで撮影しておいて下さい。
診察は人間と同じ、アレルギーのパッチテスト検査を行います。春の時期に症状が出てしまう子で、杉やブタクサなどのアレルギーが出たら間違いなく花粉症です。(他のアレルギーの可能性も高いので一通り検査しておきましょう)
※アレルギー症状が強く出ている時に検査を行うと症状が悪化することがあります。心配であれば獣医さんに相談し、検査自体はアレルギーが軽い時に行った方が良い場合もあります。
【飼い主がする花粉症対策】
薬などの治療は獣医さんが行いますが、もちろん飼い主がふだんから心がけることも多いです。これも人間と同じですが、おさらいしましょう。
- 花粉の多い時間帯のお散歩を避ける
日中暖かい時間は花粉が飛びやすいです。夜は寒いのでできれば夕方の、花粉の飛散が少ない時間帯にお散歩して上げて下さい。 - 花粉の多い場所のお散歩を避ける
草や土の上などはワンコも楽しいお散歩コースですが、ブタクサ等の花粉症を引き起こす雑草が生い茂る場所でもあります。
この時期だけは、こういったところを避けて、アスファルトの上を中心にお散歩して下さい。 - お散歩中は服を着る
犬は全身を被毛に覆われているので、人間がウールのセーターを着ているように大量に花粉が付着します。
お散歩中は必ず服を着せてあげて、室内に入る前にお散歩服を脱がして、パタパタしましょう。
皮膚を保護するために、あかりさんは蒸れたりこすれたりしないように、必ず下にメッシュの服を着てから上にダウンなどを着ています。 - 丁寧なブラッシング
お散歩から帰って来たら付着した花粉を取り除くために丁寧に優しくブラッシングして上げて下さい(皮膚が炎症を起こしている場合もあるので気をつけて)。
仕上げに硬く絞ったタオルで拭き上げれば一層効果的です。 - 室内のホコリ・花粉に気をつけて
室内のホコリに大量の花粉が溜まっている場合があります。犬は人間より低い位置で生活しているので、そういったものを吸い込みがち。
室内にホコリや塵をためないように、常に清潔にしておきましょう。ハウスダストやダニのアレルギーを併発しているワンコも少なくないです。 - マメにシャンプーをする
被毛はブラッシングすればある程度取れますが、皮膚についた花粉はなかなか取れません。獣医さんから特別な指示がないのであれば、数日に一回のシャンプーが効果的です。(指定の薬用シャンプーを使っての特定のシャンプー方法がある場合もあるので、必ず獣医さんに聞いて下さい)
シャンプーはゴシゴシやらずに、マッサージするように優しく丁寧にしてあげて下さいね。洗い方はこちらの記事を参考にして下さい。
【犬のシャンプー方法】自宅ででラクラク!
ワンコは思いのほか、皮膚トラブルやアレルギーが多いもの。常に気を配ってあげて清潔な状態を維持して上げるのが健康の秘訣です!
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