こんにちは。しばらく集中的に歯磨きの記事になっていますが、なんてったって6月4日は虫歯の日。(人間の、です)
そしてその週は歯科衛生週間。人間はもちろん、ワンコの健康維持にも重要なデンタルケアに取り組みましょう。
今回は歯磨きの大きなハードルである「歯ブラシを好きにさせる方法」歯ブラシトレーニングの実践です!
【歯ブラシで磨くのが良い理由】
犬って歯ブラシが必要なの?…はい、これは、人間の歯磨きを見れば答えが出てます。歯ブラシが一番いいです。理由は「歯の隅々までキレイに磨けるように設計されている」から。
歯は見れば分かる通り、とても複雑な形状をしていて、また口の中は多くの雑菌が生息する、実はとても不衛生な場所…。
歯周病の原因菌や虫歯の原因菌も、口の中に残った食べかすなどを餌にたくさーん増えて、あっという間に歯垢を作ります。
それを定期的に落とすのに効率の良い形をしているのが「歯ブラシ」なのです。
大型犬などは歯ブラシが苦手な場合は布や軍手などでゴシゴシ、っていう方法もあって、結構それで毎日頑張っている飼い主さん多いですよね。
でも小型犬でそれをやろうとしても、悲しいかな「指が入りません」!
指が入ったとしても小さな歯の細かい表面を、人間の大きな指でキレイにするのは至難の業です…。
「歯ブラシが良いのは分かってるんだけど、やり方が分からない…」。そんな声が聞こえて来そうですね。
実は私も、さくらをお迎えした当初は歯ブラシを嫌がったのでしばらくできない時期がありました。
試行錯誤を重ねて、今はできるようになったので、その方法をお教えしますね^^
【歯ブラシトレーニング3ステップ!】
これは私もやってしまったのですが、歯ブラシトレーニングの最初に「ガシガシ」と口の中に入れるのは良くありません!
「異物を口の中に入れられて、口の中をかき混ぜられる」状態、想像してみて下さい…。本能的に嫌がるのは当然のことだと思います。
なので、トレーニングの最初は「歯ブラシに慣れさせる、好きになってもらう」を大前提に、徐々にステップアップしてあげて下さい。いつの間にか歯ブラシ大丈夫、になってますよ。
■Step1!
リラックスしている時に行いましょう。
- 歯ブラシに歯磨きジェルを少量つける
- 笑顔でワンコの鼻先に持って行く
- ぺろーん、してくれたら褒める
※ジェルはチキンやミルクなどのおいしい味がついてるもので。
これを数日、長くても一週間位続けると、ワンコにとって歯ブラシが「いいにおいがするもので、舐めるとおいしい味がする」というものになります。
■Step2!
遊び感覚で行いましょう。
- ワンコの口をあけて歯ブラシをそっと入れる
- 遊んでいるときの雰囲気で少し動かす
- ワンコが歯ブラシに興味を持てばOK!
飼い主から与えられた歯ブラシは口に入れて楽しいものだ、と記憶してもらいます。これも数日続けます。ここまで来ると、すでに歯ブラシはワンコにとって「いいにおいがしておいしくて楽しい」、なじみ深いものになってます。
■Step3!
ここからは様子を見ながら徐々に「遊びから歯磨き」へ移行していきます。
- 歯ブラシを歯に当ててゴシゴシする
- 嫌がる前に歯ブラシを口から出して「良い子良い子!」する
- 最初は時間をかけてゆっくりと、全部が終わったらご褒美あげます
※うちはご褒美として、お気に入りの「噛むオモチャ」をあげています。歯磨き後だけに味わえる楽しい時間になっているようです。
ここまでくれば、もう大丈夫!ただし、慣れてきて飼い主が調子に乗って雑になってくると嫌いになっちゃうことがあるので、歯磨きタイムは「楽しくおいしい時間」であることを忘れないようにしましょう。乱暴にするとある日から突然できなくなっちゃうこともあるから気をつけましょうね。
【苦手な子はワンコ専用歯ブラシも】
うちのさくらは人間用の赤ちゃん歯ブラシでトレーニングしたので慣れてるので使えますが、初めての飼い主さんやワンコ、成犬で歯ブラシトレーニングするワンコなどは扱いづらい場合があります。トレーニング初期は時間もかかって歯磨きが嫌になってしまうことも…。
そんな心配がある子にはワンコ専用、お口の中のどの角度からでも磨ける360度歯ブラシが使いやすくてオススメです。歯ブラシのヘッド部分が当たったりしないし、歯磨きタイムも短縮されますよ^^
初めてでも安心!360°歯ブラシ
それでは、またね!
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