子犬の頃はよく人の手を噛んだり、家具を噛んだりしますよね。それが可愛いんだよなぁ、と放置しておいて、成犬になっても甘噛みが治らず痛い思いをした…という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
うちのワンコも生後半年頃まで甘噛みを放置して、家具を噛まれたり手を噛まれたりして、時には流血することもありました。ですが、試行錯誤の末、10ヶ月の今ではもう甘噛みする事は無くなりました。
今日は我が家でも試した、甘噛みの癖を治す方法をご紹介したいと思います。
【なぜ甘噛みをするの?】
子犬(時には成犬も)は何故甘噛みをするのでしょう?
もともと兄弟犬と遊ぶとき、相手にじゃれたり、噛んだりすることでコミュニケーションを取っています。その相手が飼い主さんに代わっただけなのです。
また、成長過程にある子犬にとって歯の抜け変わる時期というのは、歯がムズムズしてどうしても噛みたい衝動に駆られてしまうそうです。
【甘噛みを予防しよう】
怒られてもやっぱり噛みたい、犬は面白い遊びが好きなのでどうしても噛みたくなってしまいます。甘噛みさせないためには、まず何より予防することが重要です。人間の手を噛まない習慣を身につけさせましょう。
イタズラしたくなるものを見せない
犬はヒラヒラと目の前で動くものに反応してしまいます。ですので、愛犬の前で手を激しく動かしたり、裾の長いスカートなどのひらひらしたものを見せたりするのは極力避けましょう。
噛まれないよう部屋を整頓する
噛まれたり、壊れたりして困るものは愛犬の目に入る場所に置くことはやめましょう。
また愛犬の近くを離れる時は、ケージやサークルに入れるなどしてイタズラさせないようにしましょう。
噛んでも良いおもちゃを与える
エネルギーが十分に発散できていないために甘噛みしてくる可能性もあるので、噛み応えのあるゴムのおもちゃや愛犬が興味を示すおもちゃを与えましょう。子犬であれば、誤飲できない大きさで、もし誤飲しても危険ではない素材を使ったおもちゃを与えて、歯の抜け変わる時期のむず痒さを解消してあげましょう。
【甘噛みされてしまった時の対処】
普段は予防していても、遊んでいる時に噛まれてしまうこともありますよね。
その時は基本的に無視する作戦を使いましょう。
- 愛犬に噛まれたら、すぐに大きい声で「痛い!」と言う
- 愛犬が驚いて口を離した隙に、飼い主さんはすぐさまその部屋を立ち去る
- 1分くらいで部屋に戻り、しばらく愛犬を無視して自分の事をする
- 愛犬が落ち着きを取り戻したら、声を掛けたり、ご褒美をあげたりする
これを繰り返すことで、「大人しくしていた方が良い事があるんだな」と愛犬に教えることができます。無視するのが心苦しい飼い主さんもいるかもしれませんが、甘噛みを許しているうちに噛み癖がついてしまい、他の人を噛んでしまうこともあるかもしれません。そうなってからでは遅いので、早めに対処しましょう。
また、噛まれた時に甲高い声で叱るなどの過剰な反応を見せてしまうと、愛犬は飼い主さんが喜んでいると勘違いすることがありますので、反応し過ぎずに淡々と対処してください。
うちのワンコもこの方法を試しているうちに、いつの間にか甘噛みしなくなっていました。
愛犬の甘噛みに困っている飼い主さんは一度試してみてくださいね。