10月も過ぎ去って、11月になってしまいましたね。
こうやって犬と暮らすようになると1年の経つのがアッという間に過ぎていくことに気が付きました。
きっと皆さんも、犬を飼われているお宅では早いなぁ~と感じると思います。
秋から冬になり、だんだんと乾燥注意報が出る日も多くなってきましたね、
【乾燥と寒さ対策には】
みなさん、いろいろ試しているかと思います。
もし、家が南向きで全ての部屋に日光が入るのなら、それだけでも日中は大丈夫ですね。
日光の陽の光を当たれば、日光消毒・体もぽかぽかと暖まります。
「北風と太陽」という絵本に書かれていた通り、洋服を脱がすことができたのは太陽なんですね。
幼犬や高齢犬を除いては、部屋に陽の光が差し込むならそれだけで十分ですが、高齢な犬には適度に暖房を入れて温めることも必要です。
それでも、部屋の外との温度差は、できるだけ小さめに。
【暖房器具を使用する場合の注意】
でも、ストーブ、ヒーター、エアコンなどの温風がくる場所に長くいると、目の粘膜が乾燥していわゆる目やにが出にくくなります。
また、呼吸器官が乾燥して風邪をひく原因にもなるようです。
これは、私達にも言えることですが。
また、めったに起こらない事例ですが、中には電源コードをかじってしまい感電する事故も起きています。
ある程度成犬になると、いたずらして良いものとダメなものとを区別できる能力を身につけますが、いたずらっ子の中には、何でも興味をあり、事故につながるというケースもあります。
人間の赤ちゃんの時を思い出して、危ないものは、高いところ、コンセントカバーなどの工夫をするのも必要かもしれませんね。
人間用の物と同じようなこんなカバーも売られているようですね
【この時期に多くなる感染症のジステンバー】
空気が乾燥し、気管支や肺を痛めてしまう犬も多いようです。
もともと呼吸器が弱い犬は、部屋の中と廊下の温暖さや、昼夜の温暖差には、特に注意した方がよいでしょう。
また、咳をする犬が増えてきますが、単なる咳なのか、フィラリアの咳なのかも病院で受診し注意した方がよいでしょう。
今では、初夏からフィラリア予防薬も出て投与できるのですが、念の為受信をお薦めします。
冬には、ジステンバーウイルスも感染する季節です。
ジステンバーウイルスというと、冬に限らない伝染性の感染症、それも罹患した犬からの直接感染と思っていました。
幼犬は特に要注意で、感染して体内に侵入すると、もともと潜在していた細菌と混合感染を起こすのだそうです。
そのうえ、罹患率、死亡率も高い感染症ですので、最も注意が必要です。
症状によって4つに分けられています。
①消化器の症状として・・・嘔吐、下痢、粘血便、食欲不振など
嘔吐物などに触れてしまわないよう注意が必要
②呼吸器の症状として・・・咳、くしゃみ、鼻汁、鼻が乾燥する、呼吸困難など
咳をしている犬には近寄らない。でも仲が良いと難しいものですよね。
③神経症状として・・・けいれん、全身マヒなど
④目の症状として・・・結膜炎、流涙、充血、角膜炎、緑内障など
うっかり手などで触らないこと。
【予防策】
ジステンバーウイルスは、直接感染する病気です。
近所に罹患した犬がいたら、相手の飼い主の感情を害するかもしれませんが、近寄らせないことです。
くしゃみ、咳を浴びただけでも感染することがありますから。
また、毎日適度な運動をして体力を作り食事でも免疫力のアップする材料を使用することですね。
野菜の中でも緑黄色野菜は免疫力をアップする力があるそうです。
でも、近頃のニンジンの価格の高いこと、食べたせたくてもなかなか手がでませんね。
私達でさえ、買うか迷ってる日々ですから。
運動させる、免疫力のアップ、これを日常的に毎日続けることで犬も健康維持できます。
また私達飼い主の、体力向上にも効果があるのではないでしょうか。
この他にも冬に注意したい病気があります。
泌尿器関連の病気・冬になると痛み出す関節や腰の病気・心臓や循環器の病気・そして呼吸器の病気などです。
次回から、少しずつ取りあげていきたいと思っています。
もうすぐ、本格的な冬がやってきます。
愛する犬と1日でも長く一緒にいられるために・・・。