もう数日で2016年も終わろうとしていますね。
歳を重ねると1年、いや5年間なんてアっという間に過ぎていくと、誰かが言っていました。
今、まさにそれを実感しています。
うちにやってきてから10年、うちの犬は幸せだったのか、私達の生活、忙しく1日はあっという間に過ぎてしまいます。
それは、ワンコにとっても同じ、犬の1年は私達の1年間よりずっと早いスピードで進んで行っています。
1カ月にすると人間の数か月分も過ぎたのと同じなんですね。
一時も無駄な時間はないのです。
【犬の年齢】
こうやってみると、一概に何歳だから人間でいうと、××歳なのね、と言いきれるものではないようです。
種類、大型か小型にもよります。
でも、これだけはいえるでしょう。
まちがいなく、犬は私達人間より早く天国に召されるということです。
犬の1カ月は人間の4倍で進み、老いていくのです。
1日たりともそのスピードを落とすことはできません。
その間に何をしてあげられるのか、喜んでもらえるのか、どうやって遊んで楽しんでもらえるのか・・・
犬は、たとえどんな酷いしうちをされていても、その犬にとって飼い主が一番大好きなんです。
最期のときまで飼い主が大好きで信じているのです。
もし、なんらかの病気で余命が決められていても犬は、一生懸命生きて飼い主を信じ、愛されることを望んでいます。
憎むということばは、犬の心の中には存在しないのです。
どの犬と相性が悪い、ちょっと嫌いだなという感情はありますが、基本「憎しみ」はありません。
そんな「けなげ」に、ただ飼い主と家族だけを想い向いて生きる生き物なんです。
待つことが大好きで、飼い主の帰りをひたすら待つのが犬という生き物。
近所のお友達のところの犬は、お父さんが亡くなっても、いつもの帰宅の時間には玄関で待っているそうです。
今年、いろいろな出来事がありました。
人が人を憎しみあい殺し合いという戦争、悲惨ですよね。
そこから何も生まれてはこないとわかっていても、人間は戦争をする。
だいぶ前にこんな映像を目にしました。
外国のことでしたが、道路で事故に遭い息を引き取ったパートナーの犬、そしてそのそばを離れない一頭の犬。
そのままにしておけば、後続の車にひかれてしまう、これ以上無残な姿にしないでと言わんばかりに、横たわったそばを離れようとしません。
もう動かない犬を必死に守って離れない、その犬からのメッセージが伝わってきました。
私達もこんな風に生きられるだろうか・・・
愛犬が、私達家族の腕の中で息を引き取る、それが飼われていた犬にとって幸せなこと、家族に見守られて天国に召されること、これが犬の幸せなんです。
これからも見守っていかなければ。