今回は、「迷子になったとき」についてお話させて頂きます。
大切な大切な愛犬が、迷子になったりしたら・・と、考えただけで、心臓バクバクしちゃいます。
どんな時に迷子になりやすいのでしょうか?
○外出先で、ノーリードで走り回ったりしていて、はしゃぎすぎて、逃げてしまう
○散歩中などで、怖い犬に吠えられたり襲われた
○元々、脱走癖があり、ドアが空いていたり、窓が空いていたりして、そこから逃げ出す
○雷や花火など、大きな音に驚いて逃げてしまう
○トリミングや病院などから、逃げ出す
等々、ワンちゃんは様々なことが原因で逃げたり、ウッカリ走り出したりして、迷子になってしまうことがあります。
人間の子供ならば、自分から交番やお店や出会った人に訪ねたり、周りの人も不審に思って声をかけてくれるものですが、ワンちゃんはそういうわけに行きませんし、大抵の場合、パニックを起こしていたり、知らない場所で大好きな家族が居ないので、恐怖心が勝ってしまって逃げ隠れしてしまうでしょう。
おまけに、ワンちゃんは想像以上に遠い距離を歩いたりするので、見つけるのが困難な場合が多いです。
では、迷子になってしまった場合、どうやって探せば良いのでしょうか?
○警察に行く
○保健所に行く
○近くの動物病院に行く
○近くの動物保護団体に問い合わせる
○SNSで探す
など、探す方法は色々あります。
以前、お散歩の帰りに、道路の真ん中にワンちゃんが座っていて動かず、道路の脇に誘導するのがやっとで、(このままだと、この子轢かれちゃう・・)と思い、慌てて愛犬を家に入れ、戻ると、まだ動かないので、そっと誘導し、自宅まで連れていき水を与えた後、近所の交番に迷子の問い合わせがないか、その子を連れて出向きました。
その途中、近所のタバコ屋さん、お蕎麦屋さん、色々な人にその子を知らないか聞きながら交番に向かい、近所の方達も動いてくれたのですが、迷子の問い合わせはなく、とりあえず本署に連れて行き、連絡を待つように言われ、心配ながらも帰路につきました。
その帰り、近所の人から、「知っている子かもしれないから、その飼い主に知らせてきた」と言われ、飼い主さんの到着を待っていると、どうやら、公園で大型犬に吠えられ、ビックリしたのか、逃げてしまって、公園を探し回っていたそうで・・
無事に飼い主さんの元に帰れ、飼い主が現れなかった場合、数日で保健所に送られると聞いていたので、家で引き取る事も考えなければならないと、思っていたので、一安心でした。
そうなんです。
迷子の何が怖いかって言いますと、迷子の先は飼い主と会えてハッピーエンドなんて一握りなんです!
多くの子は、独りぼっちでさ迷った挙げ句に保健所に行き、最悪の場合刹処分となってしまうんです。。
今まで、ネットや保護団体の情報から、沢山の保護犬を見たり、聞いたりしてきましたが、結構ネットで保護したワンちゃん達の情報が出されているんです。でも、飼い主が分からない、連絡がない、場合が多いんです。
「どうして、探してないんだろう、もしかして、わざと捨てたのかな」などと、考えることも多くありますが、なかなか見つけてもらえない原因がいくつかわかりました。
迷子が、なかなかお家に帰れない、飼い主が分からないのは何故でしょう?
○ワンちゃんが、予想以上に遠くまで行ってしまい、足で探したり、チラシを貼ったりしている地域にいない
○ワンちゃん自身が、家族の誰かからの虐待が怖くて逃げてしまった
○臆病で、隠れている
○事故やケンカ、病気などで、人知れず亡くなってしまった
○飼い主が高齢者で、ネット環境が無かったり、探し方が分からない
○リードや首輪が無く、飼い主の手がかりが無い
ワンちゃんを愛している飼い主さんは、必死で探すでしょうが、それでも見つけ出す事が出来ない場合もあります。悲しい事に、さらわれてしまう子もいるので、見つかるわけがないんですよね。絶対許せませんが!
さらわれるなんて、有ってはならないことは別にして、迷子を探すのは、とても大変だと思います。
なので、迷子を探す方法については、先に述べさせて頂きましたが、まず、迷子にさせないようにしましょう。
では、どういった事に気を付けるべきでしょうか?
○外出やお散歩など、外に出たら、[リードは、転んでも何が起きても、離さない]
外出先では、何が起きるか予想がつきません。自分や愛犬が気を付けていても、他のワンちゃんが飛び付いてきたり、吠えられたり、愛犬にとって、とても恐ろしいことが起きかねません。
そうした場合、パニックを起こすと、我を忘れて走り出してしまう可能性がありますので、リードは絶対に離さないであげてくだいね。
○家の中では、[ドアや窓を開けっぱなしにしない]
ワンちゃんは、デリケートで怖がりな子が多いです。体は大きくても、日頃は強気でも、突然の雷や花火で、ビックリして逃げ出してしまった子を、沢山知っています。
普段落ち着いている子でも、突然の事に対応出来ない場合もありますので、戸締まりは忘れないで下さいね。
○リードや首輪に名前を書きましょう
迷子になってしまっても、犬に慣れた人が保護したり、自分自身から人間に近寄ったりして、その子の情報を得られることは重要なことです。
リードや首輪に、飼い主の情報や愛犬の情報を記載しておくと良いと思います。
○マイクロチップ
現在は、一般的になってきていると思いますが、マイクロチップを入れておくと、仮にリードや首輪の情報が消えてしまったりして見えなくなっても、愛犬を探し出せる可能性が大きくなりますよね。
迷子にして、不安な思いをさせないに越したことはないのですが、どんなに気を付けていても離ればなれになってしまったら、様々な機関、情報を利用し、お年寄りが困っていたら力をかしてあげてください。
飼い主さんも、ワンちゃんも、いつでも一緒にいられますように。