★お散歩中の注意
桜の季節も終わり、公園も草が生えてきてフカフカのジュウタンのようですね。散歩中のワンちゃんにとっては、思いっきり走り回りたいのではないでしょうか。
どうしても冬の間は寒いということもあり、運動不足がちになります。
特に東北の冬は、北風が強いし、雪も降ったりするので飼い主も早く散歩を切り上げたくなってしまいますよね。
飼い主も犬も太り気味になってしまいました(;一_一)
★いよいよやってきた春
そんな冬も終わると、待っていた春がやってきます。
桜の木のトンネルをくぐりぬけるコースは、うちの犬のお気に入りです。
たまには、リードをつけたままで、私も一緒に走ることもあります。
が、私の方がくたびれてしまいギブアップなんですよ。
とても気持ちがいいものですが、雑草の中にもワンちゃんにとって有害な植物があること、ご存知ですか?
★意外な草花
意外な植物も食べてしまったり、触れてかぶれてしまい、アレルギー症状を起こすものがあります。
例えば、庭に咲いているスズラン、これから初夏になると真っ白に咲き誇っている風景はとても癒されますね。
また、秋のお彼岸のころに咲く真っ赤なヒガンバナ、これもたくさん咲いているのは絶景です。
庭の片隅に何気なく植えてしまった植物ですが、私達が眺めて「キレイ」と思っても有害な物質が含まれていることが多いものです。
庭の芝は大丈夫なようですが、その庭のオシロイバナや早春のフクジュソウが含まれていませんか?
これも危ない植物です。
また、ワンちゃんはある季節になると先のとんがった葉っぱの雑草を食べることがあります。
一説によると、それを食べることで胃の中に飲み込んでしまった自分の毛や汚いものを吐きだす効果があるとも言われています
★その毒性と症状
ワンちゃんにとって有害とされている植物、特に球根を食べてしまうと腎臓や肝臓に影響が出ます。場合によって心臓にも悪影響を起こすこともあります。
怖いですよね。
今がシーズンとされているチューリップやスイセンは、植物全体が有害なもので、アレルギー体質を持っている犬にとっては近寄るのはとても危険です。
我が家で飼っている犬も、食物アレルギーを持って生れてきたので、動物性のたんぱく質、肉類の入ったフードは食べさせられません。
またアレルギー体質の犬は、皮膚も弱く他のものに対してもアレルギー反応が出るということも言われています。
★病院での血液検査で何がアレルゲンなのか調べてみよう
動物病院では、血液検査でアレルゲンが何かを調べてもらえます。
うちの犬は、肉・大豆・小麦粉・乳製品でした。
食べ物以外では、ダニやノミのアレルギー、また自然界に存在するマラセチア菌、真菌などにも反応し皮膚に炎症を起こします。
でも、この菌類に対しては、何も反応がない犬もいるのです。
2週間ほど前、桜が満開になった近くの公園へ散歩に行きました。
近いのですが、桜の季節しか行かないところでした。
その数日後、右の耳、右目のまわり、右あごが真っ赤に腫れてしまったのです。
病院での診察の結果、有害な草花に触れたのでは?ということでした。
食べてはいなかったのが幸いでしたが、耳の中が痒くてしきりと頭を振り、手で耳をひっかいたため、外耳に傷をつけ出血していました。
その炎症が引き金となって、脇の下やお腹の皮膚までも赤く腫れてきました。
耳の洗浄をしてもらい、点耳薬と投薬、薬用シャンプーが処方されました。
今では回復してきましたが、飲み薬は腎臓と肝臓に負担がかかるので、できればシャンプーだけで治したいのですが。
相性のよいシャンプーにめぐり合うと幸せなんです。
アレルギー体質の犬に限らず、どんな犬でも知らない公園や道路の道端で見慣れない草などがあったら、絶対に近寄らせないことが一番の防御策ですね。