《アカラス(毛包虫症)》
犬種によりかかりやすい病気は様々ですが、皮膚病になる犬は多いようです。

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その中でも、厄介な皮膚病の1つが毛包虫症(デモデックス症)という皮膚病です。これは、ニキビダニと言うダニが原因だそうですが、犬や猫、人間にも寄生しているのですが、通常は肌の中でおとなしくしていてくれます。
犬は産まれて2、3日で母犬から移り、抵抗力が弱い子はダニが増殖してしまうそうです。短毛種の場合は気付きやすいのですが、長毛種の場合気付くのが遅れ、悪化させてしまう場合があります。
【以下の様な場合は、気を付けてくださいね】
◎体を痒がる
◎耳を痒がる
◎耳から悪臭
◎フケが凄い
✳勿論、上記の症状が全てニキビダニとは限りません。あくまで可能性です。
そして、悪化すると、体全体から悪臭がし、カサブタが出来ます。とても痒いらしく、身体中かきむしるので血だらけになってしまいます。
そうなると治療が長引き困難になります。

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【発症後の皮膚】
あくまで例ですが、脱毛、落屑、痂皮、色素沈着、脂漏などが見られます。そして、膿皮症などを併発することもあります、皮膚が脂っぽく肥厚し、臭いもきつくなります。
そうなる前に病院に行く事が望ましいのですが、なってしまったらとにもかくにも治療です。

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【治療方法】
病院により治療方法は異なると思いますが…
◎抗生剤の投与
◎痒み止め
◎ダニ駆除薬投与
◎薬湯
等をするため毎週通院する事が多いようです。また、完治するには根気と治療費用は覚悟しましょう。
【ホームケア】
病院だけでなく、お家で出来るケアもあります。
◎部屋を清潔にする
◎犬のベッド、オモチャ、タオル等は、豆に洗濯し除菌消臭
◎弱酸性など、優しいシャンプーで頻繁に汚れを落としてあげる
◎湿度管理に気を付ける
◎免疫力が上がるような食材やサプリメントに頼るのも、良いかもしれませんね
【我が家の必需品】
皮膚病の子に限らず、ワンちゃんの居るお宅では除菌消臭抗菌に、安心安全な物を使用していらっしゃる方が多いようです。
我が家でも、愛するワンちゃんに良いものを模索する日々です。人間でも体質に合う合わない、好みでない…etc、全ての子に合致するものではないので、新しい物を試すときは、様子を見ながら使用します(時には、アレルギー体質の自分の皮膚でも試してみたりして、『死なばもろとも!みたいな🎵』)人間に危険な物を、大切な子達に使用したくないという、勝手な思い込みなのですが(^-^;
そんな中、日々新しい物を探しながらも、使い続けているものがあります。
1つ目は、「重曹」です。重曹は、食用のものを使用しているのですが、食用なので勿論安全です。ワンちゃん食器を洗ったり、洗濯の柔軟剤代わりに使用しております。重曹は、研磨作用があるので、ワンちゃんの食器くらいなら洗い落とせますし、消臭効果があるので、洗濯機に入れればワンちゃん用品や洗濯層の臭いも落とせると、信じて使用しています。
2つ目は、「ココナッツ洗剤」です。この洗剤は野菜や果物も洗えるとのことで購入しました(我が家は、野菜や果物洗いに使用しておりませんが)。この洗剤も、手洗い、洗顔、ボディソープ、食器洗いや洗濯に使用したり、豆に入浴が必要なワンちゃんに、毎回洗浄力が強いものだと不安もあり、3回に一度はこのココナッツ洗剤でマッサージするように入浴させてます。
3つ目は、「オレンジX」です。これは、ワンちゃん用品として販売されており、ゲージやトイレの掃除に使用してますが、普通にフローリングやテーブル、キッチンの拭き掃除にも一日中フル活用しています。また、我が家の子達はフロントラインが体質に合わないので、お散歩前後に虫除け目的と足拭きにも使用しています。
4つ目は、皮膚病の子に何かよいものはないか…と探しまくり、ハッキリした効果はまだ分かりませんが、うちの子には合わない物ではなさそうなので、少しずつでも良くなることを期待しながら使用している「ヒバ水」です。ヒバは、抗菌効果があるそうで、保湿もしてくれ、皮膚病に良いとのことで、ガサガサの自分の手にも毎日吹き掛けておりますが、季節が変わり始めたせいもあるかもしれませんが、大分良くなっておりますので、ワンちゃんの体全体も、コットンに吹き掛けて抑えるように拭いたり、ワンちゃんが使用するベッドや毛布にも吹き掛けております。
上記の物は、全ての人やワンちゃんに合うとは限りませんので、ご自身やワンちゃんに安心安全なものは、慎重に見極めるしかないんですよね。

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自分の大切なワンちゃんが、一日中痒がり、かきむしり血だらけになり、ボロボロの皮膚になってしまったら、一番辛いのはワンちゃん本人ですが、最善の治療方法が見つからず、なかなか回復しない、治してあげられない自分の無力に泣きたくなり挫ける時もあると思います。でも、長い戦いになるかもしれなくても『絶対治してあげるからね❗』と、優しく見守り、情報を集め、諦めずにケアしてあげれば、いつかピッタリの治療方法に出会えると信じています。
色々と申しましたが、あくまで個人の体験、意見です。少しでも同じような皮膚病のワンちゃんのお役にたち、回復に向かって下されば嬉しいです。