少なからず困っている方も多いかと思います、「鳴き声」「無駄吠え」、隣近所の騒音問題も気になりますし、お散歩中も他のワンちゃんとケンカになりそうでドキドキですよね。大声で「うるさい!鈴かに!止めなさい~」と叫んでも、いっこうに鳴き止まずに却って激しく鳴き出したり・・本当、お願いだから鳴かないで~と泣きたくなることもあるかと思います。
では、どんな時にどんな風に鳴いてしまうのでしょうか?
◎何かを要求するとき(ワン!ワン!)
⚫ご飯、オモチャ、抱っこ、お散歩、など
◎威嚇や他の犬にケンカをしかけているとき(ウ~ウ~ウォンと低い声)
⚫不審者や気に入らない犬に対して威嚇するときは、低い声で唸りながら吠えます
◎遊びに誘うとき(ワン!ワン!ワーンと高い声で)
⚫遊びたい相手に対して、顔を下げお尻を上げて尻尾を振りながら高めの声で誘いながら吠えます
◎寂しいとき(ウォーン、ウォーンと遠吠え)
⚫飼い主や仲間が居なくなったりすると、悲しげに遠吠えします
◎体調が悪いとき(クウン、クウンとか細く)
⚫病気や傷などで、どこか辛いときにか細く鳴き続けます
◎痴呆によって
⚫痴呆によって、不安、どこか体調が悪い、赤ちゃん戻りして甘えたい、意味なく、など夜通し鳴いていることもあるそうです
愛犬が鳴き止まないときどうしたらいいのでしょう?大声で「止めなさい!止めなさい!」と言えば止めてくれるのでしょうか・・なかなかそう上手くはいかないようです。犬は人間が大声で止めようとしても、その大声で余計に興奮してしまう場合が多いようで、(もっと吠えろって言ってるの?!はーい!ワンワン)と期待に応えようとするかもしれません。
では、どうしたら良いのか?幾つか例を挙げます。
◎低い声で、一声「ダメだ」と言い放つ(これは、威厳を持って注意することによって、何度も言うよりも効果があるそうです。低い声がポイント!)
◎クリッカーを使用する(クリッカーは、行動を関連付けするために使用する道具な訳ですが、シツケにも効果があるそうで、吠えている時に注意をし、鳴き止んだらクリッカーをならしオヤツなどを与える、そうすると訓練を積むうちに犬は、クリッカーの音を聞いたら、鳴くのを止めればオヤツがもらえると関連付け出来るようになり、クリッカーだけで鳴き止んでくれるようになるそうです)
◎身近な物を使う(ペットボトルに石などを入れたり、アルミのお盆や灰皿、どの他空き缶などを使って、吠え出したらそれらを床などに投げる。これは、大きな音をたてることでビックリさせ気をそらす効果があるそうで、鳴くのをやめたら誉めたりオヤツをあげたりして、関連付けしていくといいようです)
◎ショックカラーを使う(個人的には、使用しないですが、これは首輪に微量の電流が流れるので、音を出す耳からの刺激を体に与えるというものです。鳴いた時に離れた位置からスイッチを押して電流を流すとビックリするので、一瞬鳴き止みそれと共に鳴くと嫌なことが起こると関連付けてしつけるそうです)
上記の方法は一部であり、他にもあるかもしれませんし、全ての方法が完全に成功するかどうかは分かりませんが、自分の愛犬に合った方法で対応していくのが良いでしょうね。
それと、無駄吠えの原因として運動不足もあるようですので、あまりに酷い無駄吠えがある場合は、お散歩時間を増やしたり、アジりティーなどの運動競技やプールにいれたり、体を疲れさせてストレス発散させてあげるといいでしょう。
私の知人で、以前愛犬の「吠え」で悩まれていた方がいました。彼女の愛犬は実際はあまり鳴く方ではないのですが、ある日ポストに「犬の声がうるさくて迷惑しています。」「犬がうるさくて不眠症になりました。これ以上酷ければ保健所に連絡します」などなど、何度か手紙が入っていたそうなんですが、差出人が分からず謝りたくても謝りにいかれず、近所のどなたか判明せぬまま暮らすことにストレスを感じ、体調を崩してしまいました。彼女の犬がおとなしくても、動物が好きではない方にとっては、ちょっとの声すら騒音になり得ます。自分だけのストレスならまだしも、ご近所と不仲になるのは辛いものです、誤解であっても嫌いなものは嫌いなんですから・・・
ただ、前もってご近所に、それとなく「うちの犬がいつもうるさくてスミマセン!」「うちの騒音でご迷惑かけていませんか?」など、ちょっと伝えておくだけでも相手の心証も違うかもしれません。引っ越したばかりならば、ご挨拶に伺う際に「犬がいるんですが、うるさかったりご迷惑をおかけするかもしれませんが、宜しくお願い致しますー」と、先に言ってしまうのも良いかもしれませんね。
吠えや無駄吠え問題は、多少吠えることはあっても異常に吠えたり吠え続けるのは、何らかの原因があるはずです。まずは体調が悪いのかを疑い、心配な場合は早急に病院に連れていって下さい。病気やケガで無く、どうしても生活に支障があるようでしたら、ドッグトレーナーに相談するのもいいでしょう。とにかく、愛犬と幸せなワンライフを過ごすために、頑張りましょう!