こんにちは!暑い毎日が続きます…。ロングコートのワンコは、サマーカットにしている子、本当に多いです。
特に小型犬はチワワやマルチーズ、もちろんカット犬の代表格であるトイプードルも、みんな揃ってサマーカットにしています。
このサマーカット、賛否両論あるけど実際はどうなのでしょう?…そこで調べてみました!
【サマーカットは効果ある?】
まずそもそもサマーカットは効果あるのか、について調べてみました。どうやって調べたかというと、
サマーカット前と後で、様子に変化はあるか
で周囲に調査しました。調査対象は2チワワ、1シーズー、1マルチーズで年齢は3〜6歳の間です。
結果的には、効果はあるようです。室内でのハアハアが全員明らかに減ったそうです!なので「サマーカットは意味がある」ということがここで分かりました。
【サマーカットダメな理由1:紫外線】
サマーカットがダメと言われるのにもちゃんと根拠があります。まずは強烈な直射日光を皮膚に浴びる紫外線の危険。
特に夏場の紫外線は強烈で、人間が日焼けをするのはメラニン色素を増やして紫外線の被害から身体を守ろうとするためですが、犬の皮膚も同様に、紫外線によって傷んでしまいます。
サマーカットをすると皮膚が露出気味になるので紫外線の被爆量が増加するということです。
これは物理的に考えて当然かと思いますが、程度の問題ではないでしょうか。なにもスムースコートのようにツルツルにする必要はなく、また好き好んで日中ワンコを外に出す人もいないと思います。
【サマーカットダメな理由2:元に戻らない】
チワワなどは一度カットするとなかなか長さが戻らないといいます。実際、怪我の治療で毛を剃ったワンコはなかなか元に戻らなかったりしますよね。原因としては「ホルモンのバランスの影響で毛質や毛並みが変わってしまうため」と言われるのですが…。はっきりした医学的根拠は残念ながら聞いたことがありません。
個人的にはサマーカットをしたからといって、冬まで丸刈りになってしまったという話は聞きませんし、元に戻らないのは「怪我や手術の跡」で、サマーカットに限らないような気がします。
【結論としてはサマーカットはあっていい】
なので、私個人的には結論としてはサマーカットは、ワンコが少しでも涼しく過ごせるのであっていい!と思います。飼い主さんに聞いたところ、以下に気をつけているそうなので参考にして下さい。
- バリカン3mmとかでツルツルにはしない
小型犬では「5mmバリカン」「チワワは全体をカットしてからすきバサミ」など位にしているようです。3mmバリとかにすると発毛サイクルでなかなか元に戻らない子もいるようなので注意して下さい。(ラブラドールレトリバー、チワワ、その他シニア犬でなかなか毛が元に戻らない実例あり)「スムースにはしない」これが目安です。 - バリカン負けに気をつけよう
人間の男性がカミソリ負けをするようなもので、ワンコは人間よりさらに皮膚が薄くデリケート、バリカンに慣れてない子は負けてしまう子がいます。これはトリマーさんの腕にもよってくるので、評判の良いサロンを選びましょう。
※自分でワンコをバリカンする際はもっと気をつけましょう。 - 暑いところには連れて行かないでね!
サマーカットは「暑い夏を涼しく乗り切る」ためのもので、決して日差しの下に行っていいというものではありません。その証拠に、とても暑い地域に住んでいる人たちは肌をむき出しにしていませんよね。紫外線のリスクは実際に強くなるので、どうしてもという場合は服を水に濡らして着せてあげましょう。
また普段の生活でも紫外線はどうしても浴びることになるので、スプレーで保護してあげるのもいいですよ!室内にも紫外線は侵入しますが、これでだいぶカットできます。
我が家はスムースなのであまり縁のないサマーカットですが、周囲で話題になっているので取り上げてみました。少しでも涼しく夏を乗り切りましょう!