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危険なノミやマダニから愛犬を守りましょう!

投稿日:2015年12月29日 更新日:

なんだか最近、愛犬が体を痒そうに掻くようになったなぁという経験はありませんか?

それはもしかしたら、ノミやダニのせいかも!

今日は人間にとっても害を及ぼすノミとマダニについてお話します。

 

 

【ノミ、マダニが引き起こす主な病気】

ノミ

  • アレルギー性皮膚炎

ノミの唾液が原因でかゆみを伴う皮膚炎を起こします

  • 瓜実条虫症

ノミの体内にいる瓜実条虫が犬の体内に入り、下痢や体重減少などを引き起こします

 

マダニ

  • 貧血

マダニに大量に寄生されたり、吸血されたことによって貧血を起こします

  • アレルギー性皮膚炎

ノミの症状と同様に、皮膚炎を引き起こします

  • ダニ麻痺症

唾液中に毒性のある物質を持つ種類のマダニに吸血されることにより、神経障害(弛緩性麻痺)が起こります

 

また、マダニの恐ろしいところはマダニが媒介する病気にあります。マダニが媒介する病気は犬のみならず人間にまで感染するので注意が必要です。

代表的なものを紹介します。

 

  • バベシア症

犬では貧血、発熱、黄疸などを引き起こします。症状が重いと死に至る事も

人間の場合は発熱や貧血を引き起こします

  • 日本紅斑熱

犬の場合は無症状、人間では頭痛や発熱、倦怠感などを引き起こします

  • ライム病

犬、人間共に発熱や痙攣、関節痛などを引き起こします

 

 

【どうやって予防すればいいの?】

フロントラインなどの投薬を始め、部屋をこまめに掃除したりして生活環境を清潔に保つと良いです。

散歩後は毎回コームやブラシで被毛をかき分けてノミとダニのチェックをしてあげましょう。

だいたいノミやダニは春から秋(4~11月)にかけて多く発生するので、シーズン中は予防薬や駆虫薬を使用しましょう。

 

 

【予防薬や駆虫薬】

予防薬にはスポット(滴下)タイプ、錠剤、スプレー式などの様々なタイプがあって、それぞれ持続時間が違います。動物病院で処方してもらう物が効果的だと思いますので、一度動物病院に行って相談してみると良いと思います。

また今はハーブなどを用いたノミよけの首輪やシャンプーなどもペットショップで売られています。

これらの使用は愛犬の皮膚病を引き起こすこともあるので、使用後は変わった様子がないか確認しましょう。

 

 

【マダニが寄生しやすい場所】

マダニは犬の体表面に寄生しますが、特に犬の耳、胸部、内股部、おしり(肛門)の周りなど、被毛の少ないところに寄生します。

 

 

【マダニ・ノミの駆除と注意点】

マダニ

吸血中のマダニは無理に取ろうとすると口器だけが皮膚内に残り、化膿してしまうことがあります。

そのため、専用のピンセットで除去したり動物病院で薬剤を使用して取り除くことになります。

こうしてマダニの駆除をおこなった場合でも、すでに犬の体内に病原体が入り込んでいる可能性があります。

何か症状が見られた場合は、すぐに動物病院で診察を受けましょう。

 

ノミ

ノミ取り用のくしでブラッシングして、赤黒色のフケ状の小さな塊が出てくれば、ノミの糞かもしれません。ティッシュの上に塊を置いて赤くにじめばノミの糞です。ノミが犬から吸い取った血(赤血球)が糞として排泄されるので赤く見えます。

 

このように環境を整えたり、毎日ブラッシングをしてケアをしていてもノミやマダニを全て駆除することは難しいので、やはり定期的な駆虫薬などの投与が欠かせません。

獣医師に相談の上、愛犬には正しいケアをしてノミやマダニから守ってあげたいですね。




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