未だ寒い日が続いていますが、皆さん体調は崩されていませんか?ここ数日は寒いですが、着実に春の訪れを感じる日ような暖かい日も増えてきましたね。
春先は体調不良や花粉症など、気温の変化と共に様々な症状が現れます。特に多くの人が悩まされる事といえば花粉症。この花粉症、人間だけでなく犬にも起こるんです!
今日は愛犬の花粉症についてお話ししたいと思います。
今ちょうど花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか?人間の花粉症の症状は主に目と鼻に現れます。よくある症状は目のかゆみ、くしゃみ、鼻水ですよね。
ところで愛犬の花粉症の症状はどこに出るのでしょう?
実は人間によくある目と鼻の症状ではなく、体の痒みとなって現れるんです!
【花粉症のよくある症状】
脇や足の先、膝裏やお腹などの柔らかい部分や目、鼻の痒みが一般的です。人間のように鼻水が出たり、くしゃみをしたりするわけではないのでちょっと分かりにくいですね。
それに痒みという症状のため、花粉症になってしまうと体のあちこちを掻き毟ってしまい、毛が抜けたり体に傷をつけてしまったりと、人間より酷い事になってしまう場合もあります。また愛犬の花粉症は一般的でないため、多くの飼い主さんが花粉症と気付かないので対処が遅れがちです。
【どの時期に花粉症になるの?】
春先からブタクサ科の花粉が舞う7~10月が犬の花粉症の時期と言われています。春先のスギ花粉に悩まされる人間の場合とは違って、7~10月に症状が出る子が多いようです。
【対処法は?】
花粉症の対策は、外に出ないことが一番です。でも花粉症の時期だからといって、散歩もせず家にじっと閉じこもっているわけにもいきませんよね。
まずお散歩に行ったら、草むらや木に近付かないようにしましょう。そして帰宅後には愛犬の体をシャンプーするか、濡れたタオルでしっかり拭き取りましょう。被毛に付いた花粉だけでなく、皮膚の方にも付いてしまった花粉を取るために、毛をかき分けて拭くと効果的です。シャンプーは毎日でなくていいので、一週間に2、3回ほど散歩後に出来るといいですね。
もし可能であれば、散歩前に洋服を着せると花粉が直接皮膚に付きにくくてオススメです。
どうでしょうか。そういえば去年の今頃、とても痒がってたなぁと思い出した飼い主さんもおられるかもしれませんね。
まだ一般的でないうえに、人間とは違う症状のため気付きにくい愛犬の花粉症。今は愛犬のアレルギー検査を受けられる動物病院もあるようです。花粉症の時期に愛犬がしきりに体を痒がっていたら、一度動物病院へ行って獣医師に相談してみても良いと思います。