そろそろ狂犬病の予防接種の時期ですね。集団接種を受けに行く人もいれば、仕事で忙しいので動物病院へ受けに行く方もいるのではないかと思います。うちはフィラリアの薬をもらいに行かないといけないので、動物病院で接種しようと思っています。その時に健康チェックもしてもらおうと思っています。
ところで皆さんは愛犬の健康診断、どのくらいの頻度で行っていますか?動物病院へ行って診てもらうのは、だいたい一年に一回が多いと思います。でも愛犬は気になるところがあっても言葉で伝えることはできないし、本当に一年に一回で大丈夫かな?と思う事もあると思います。そんな時、ある程度自宅で愛犬の健康チェックを出来たら安心だし、病院へ行った時も説明しやすいですよね。
今回は自宅で簡単にできる健康チェックについてお話したいと思います!
【体の各部位のチェック方法】
今から挙げる項目に当てはまっている場合、何らかの病気にかかっている可能性もあります。異常な箇所があれば、様子を見てすぐに治らないようなら動物病院へ行きましょう。
耳:ダニや細菌が発生しやすい部分。垂れた耳を持つ愛犬の場合は特に注意してチェックしましょう。
・内側がキレイなピンク色ではない
・ニオイが強い
・耳垢が多い
目:目は口程に物を言うということわざ通り、目を見ることで分かる病気は沢山あります。結膜炎や角膜炎、白内障や肝臓疾患などの病気の可能性があるので、よくチェックして あげてほしい場所です。
・イキイキとしていない
・目ヤニや充血、涙目
・眼球が白く濁っている
・目を痒がっている
・白目の部分が黄色い
鼻:粘り気のある鼻水が出たらジステンパーを疑いましょう。重篤な病気の可能性は低いですが、鼻が渇いている時は発熱していることもあるので注意が必要です。
・表面が乾いている
・頻繁に鼻の頭を舐めている
・鼻血や鼻水が頻繁に出る
口・歯:皆さんもよくご存知の歯周病、歯肉炎かどうかが分かります。
・歯茎や舌が白い
・歯が黄色い
・口臭が強い
・よだれが多い
・唇が腫れている
皮膚・被毛:痒がっているときはノミ、ダニやアレルギー、アトピー性皮膚炎も疑われます。脱毛はストレスが理由であることも多いので、生活環境を見直しましょう。
・被毛にツヤがない
・フケが出ている
・痒がっている
・脱毛している
体:体の急激な変化は何か異常が起きているサイン。また、乳房が腫れている時は乳腺腫瘍を疑いましょう。
・痩せ過ぎ、太り過ぎている
・急に痩せたり、太ったりした
・お腹や乳房が腫れている
・全身からニオイがする
足・歩き方:家にいるだけでは分からないこともあります。散歩に行った時に足を引きずったりしていないかどうか毎日確認すると安心です。
・歩きにくそうにしている
・どこかを痛がっているようにみえる
・歩いた時にふらついている
・足を引きずったり、触ると嫌がる
以上に挙げたポイントを重点的に調べてあげましょう。これらの症状に当てはまっているからといって必ずしも病気だとは言えませんが、自己判断は危ないので念のため動物病院へ行ってくださいね。
いかがでしたでしょうか。今回紹介したチェック項目を一週間に一度で良いのでチェックしてみてください。忙しい方は一ヶ月に一度でも良いと思います。普段の愛犬の状態を記録しておくことで、どこか病気になった時にもすぐ気付いてあげることができます。