我が家の愛犬、ポメちゃんが先日突然、血便をしました。
飼い主としては当然慌ててしまいますよね汗。初めは少量の血の量でしたが、回数が増えどんどん鮮血に…。
食事も水も摂らず、プルプル震えながら前足の間に顔を突っ伏して動かなくなってしまいました。
翌日、朝一番に動物病院へ行ったところ、便の中には寄生虫はおらず綺麗でした、とのことでして先生曰く、今ものすごく流行っている犬のお腹の風邪ですね、とのこと。
整腸剤をもらい帰宅後飲ませて30分ほどで、いつも通りの元気なポメちゃんに戻りました。便も普通の健康的なものに変わっていき、一時はどうなるかと思いましたが今では完全復帰でご飯もモリモリ食べています笑。
ここで気になったのが獣医さんが言った「今ものすごく流行っている犬のお腹の風邪」というフレーズ。
最近、何頭も同じような症状で血便で来院している犬が多いそうです。
この、犬のお腹の風邪は接触感染が主だそうで、我が家で思い当たる節は先日遊ばせた「ドックラン」。
ドックランに他の犬の便が落ちていて、ポメちゃんが近くに行ってしまったんです。踏まないようにすぐに片付けをしましたが外部との接触はその時だけでした。
我が家のポメちゃんの症状は、食欲減退、下痢、ゼリー状の粘膜便、血便でした。
この症状によって、脱水症状や一時的な貧血を起こしてしまう子もいるようなので、注意が必要です。
また、我が家の犬がプルプル震えながら、前足の間に顔を突っ伏して動かなくなってしまったこの動作は、腹痛から起こる代表的な仕草です。
お薬をきちんと飲めば改善するお腹の風邪。愛犬に辛い思いをさせないためにも今後とも注意しておきたいと思いました。
今紹介した、お腹の風邪以外にも血便をする病気もありますので、ご紹介します。
◆出血性胃腸炎
数時間前までは元気に遊んでいても、急激に血便を伴う下痢の症状が出ます。便に大量の血液が含まれている場合には一過性の貧血を起こすこともあります。
また便はイチゴジャムのような赤黒い便です。
◆肛門周りの疾患
便秘を起こした場合などに頻発します。便の周りに鮮血が付着することが特徴です。犬は比較的元気でいつもと変わらない様子が多いです。
食物繊維の多いものを意識的に摂取させるなど、食生活の改善が求められます。
◆突発性大腸炎
ストレスを感じた時に便に鮮血が付着するという症状が出ます。寄生虫が起因している場合もありますので注意が必要です。
この突発性大腸炎は、飼い主に思い当たる節がある場合が多いことが特徴です。
急激にストレスを感じさせるようなことがなかったか、おやつを与えすぎていないか、愛犬の生活と飼い主の生活を見直す必要があります。
◆誤飲
プラスチック製のものを食べてしまっていた場合に腸を傷付けてしまい、血便に繋がることがあります。
傷ついた場所によって血の色が黒~赤と変化します。また、自然に排出できない場合は、手術が必要になります。
何気なく落としたものも必ずすぐに拾うようにする習慣が大切です。
◆パルボウイルス性腸炎
特に発症しやすいのは、母犬から受け継いだ抗体が消える、生後6~16週頃の子犬で、感染した犬はリンパ組織、骨髄などが破壊され、放置した場合、約90%の確率で発症から1~2日以内に死亡します。
主な症状は、激しい嘔吐、下痢(灰白色~黄灰白色)、粘液便、トマトジュースの様な血便、脱水症状などです。
血便をしたり、便に違和感を感じ病院に連れて行くときは、直近の便を一緒に持っていきましょう。
そうすることですぐに便検査にかけてもらうことが出来ますし、犬にも負担をかけません。そして何より、説明するよりも診てもらった方が早いからです。
我が家もトイレシーツを折りたたんでビニール袋に入れ、持参しました。
季節の変わり目には人間でも体調を崩す人がいるくらいですし、愛犬にも注意してあげたいですね。