ワンちゃんやネコちゃんなどペットといる時間、触れている時間ってとても幸せなものです。
この子は私の心が読めるのかな?なんて思うくらい、寂しいときには寄り添ってくれたり。
そういう経験した人って少なくないと思うんです。
これには偶然や思い込みではない、ちゃんとした理由があります。
「ドッグセラピー」「アニマルセラピー」という言葉があるように、動物には人を癒してくれる力があるんですね。
人間と犬の関係
今や「ペット」ではなく「家族」と呼ぶ方が良いのでしょうか。
家族として、パートナーとして生活する犬。
人と犬が共存し始めたのは約一万年ほど前だと言われています。
狩猟や牧羊犬など、働き、人間を助けてくれる存在でした。
今でも警察犬や盲導犬など、犬は社会で活躍していますよね。
そして最近は、動物と触れ合うことで症状が改善されるということで老人ホームなどの施設や医療目的として活躍している犬もいます。
人間と犬、切っても切れない関係ですね。
やすらぎホルモンの効果
動物と触れ合うと、心が癒されるのは「オキシトシン」が分泌されているからなのです。
このオキシトシンとは家族や恋人などのスキンシップでも出る幸せホルモンと同じなんですね。
さて、「オキシトシン」とはどのような効果があるのでしょうか?
*ストレスの緩和*
現代人の悩み「ストレス」
大なり小なり誰もがストレスを感じているものです。
例えば、精神的、肉体的ストレスや疲労、睡眠不足などですね。
ストレスホルモンとも言われるのが「コルチゾール」
このコルチゾールの分泌を抑制するのが、オキシトシンです。
オキシトシンの分泌が増えることで、ストレスを軽減しコルチゾールの分泌を抑えられます。
また、オキシトシンの分泌量が増えると体温も上昇すると言われており、特に女性は低体温で悩んでいる方も多いので嬉しい効果ではないでしょうか?
ホルモン分泌だけではない、癒しの効果
私たちが悲しいとき、辛いとき、なぜかその心を察しているかのように寄り添ってくれるペット。
飼い主が安心していることでワンちゃんも安心できる、
また逆に、飼い主がいつもと違う顔をしていればワンちゃんも不安なのです。
どうしたの?泣いてるの?悲しいの?
と言っているように寄り添ってくれる健気で優しい姿に救われたことはありませんか?
そして「命の大切さ」をその身で教えてくれる存在であること。
私たち人間の何倍もの速さで歳をとってしまうワンちゃん。
その長くない一生を幸せな物にしたいという責任感、そして家族として生活することでわかる命の大切さ。
辛いことももちろん乗り越えなければいけない時もありますが、その十年、十数年で教えてくれる命の大切さや、与えてくれた癒しは一生ものです。
守りたいという気持ちと、癒されている、幸せにしてもらっているという関係が
「心が穏やかになる」ということにつながるのではないでしょうか。
不妊治療の効果も!?
これは私も最近知ったことで驚いたのですが、不妊に悩む夫婦でペットを飼う人が多くなっているという事。
よく耳にするのが「ペットばかり大事にしてたら子供が出来なくなるよ」なんていう言葉。
そんなことはない、と思いつつも理由なんてわかりませんでした。
でもちゃんとした理由があったんですね。
ペットを飼うことで愛情が生まれ、母性本能が刺激されます.
その時オキシトシンたけでなく、「エストロゲン」というホルモンも分泌され、ホルモンバランスを整えて妊娠しやすい体質へ変えてくれる、という可能性もあるそうです。
合わせて体温を上げることも大事ですし、なによりストレスの緩和は不妊治療に一番大切なことではないかと私は思っています。
いかがでしたでしょうか?
心が疲れたとき、そばにいてくれるペット。
ただ可愛いだけじゃなく、私たちを心の中から守ってくれる存在です。
辛い気持ちだけでなく幸せという気持ちも彼らはきちんと理解してくれているはず。
ありがとう、助けてくれて、そばにいてくれて
これからはそう伝えたいですね。