今回は、入室禁止について、お話させて頂きます。
皆さんは、「入室禁止」にしている場所はありますか?
入室禁止にするのは、結構、根気と努力を要します。
比較的入って欲しくない部屋や、しつけ的に入れないという部屋もありますね
○キッチン
キッチンは、食べ物があるので、ワンちゃんにとってはパラダイスなので、大好きな場所でしょう。でも、キッチンに来てしまうと、シンクの上の食べ物を欲しがり、ジャンプしたり、料理中にうっかり落としてしまったものを、素早く拾って食べてしまったり、(それが、玉ねぎやアボカドなど、ワンちゃんに危険な食べ物だと大変です!)、大きなワンちゃんだとシンクの上に届いてしまたりして、危険が一杯!
それに、キッチンには、包丁やキッチンバサミ、フォークなど尖ったものなど、危ないものばかりです。
もう1つ、注意したいのが、コンロです。ジャンプしたり、手をかけたりして、うっかりコンロのスイッチをオンにしてしっまたりすると、火事になる恐れもあるので、特に注意しないといけませんね。
○和室
和室は、私自身、酷い目にあったことがあります。。
後輩犬を受け入れて直ぐに、しつけもしていない状態で、ウッカリ和室の扉を開けたままにしていました。そして、ちょっと目を話した隙に後輩犬が和室に入り、そこで、[嘔吐]してしまったのですーー!ギャーーーーでした。。
比較的発見が早かったので、片付けて、必死にフキフキして、除菌・消臭したので、多分大丈夫でしょうけれど、もし時間が経っていたり、隅っこにちょこっとされていたりしたら、気づかなかったかもしれませんので、危なかったです。
フローリングや絨毯も、勿論大変ですが、畳は厄介ですよね。
ワンちゃんは、嘔吐は勿論ですが、排尿、排便、そして、穴堀りなど、畳にとって恐ろしいことをしてくれちゃいます。また、ワンちゃんの足には、当たり前ですが「爪」があります!畳で走り回られた日には。。。。バリバリになって、取り替えなければならない事態になっちゃいます。
○浴室・洗面所
ここも、人によってですが、入れない人もいるでしょう。
浴室は、勿論綺麗に流してはいても、浴室洗剤は結構きついので、流し残しがあったりして、うっかり舐めてしまったら大変危険ですよね。それに、石鹸やシャンプーなども、口にするのは危険なものがあるので、勝手に入らせるのは辞めた方がいいでしょう。
そして、洗面所ですが、これは、私の経験なのですが・・
後輩犬が来てから、気を付けなければいけないかも?と思ったのですが、先住犬はイタズラはしないので、気にしていなかった為、洗面所の立ち入りは自由でした。ところが、後輩犬は、基本的にイタズラ大好きっ子!ちょっと目を離すと何をするか分からない子なのです。
ある日、窓辺で、一人で遊んでいるので、「可愛い」な~と、そのまま洗濯物を干しに行きました。2階から戻る階段の途中で、「バリバリーー、バリバリーー」と、嫌な音が聞こえて来たので、慌てて階段を降り、音のする場所を探すと、後輩犬から聞こえるではありませんか!急いで近寄ると、楽しそうに一心不乱にタオルを引き裂く遊びをしていたのです。
そのときは、私がウッカリ落としてしまったのかな~と、思ってあまり気にと止めていなかったのですが、その音は、一度では終わらなかったのです。何度か取り上げるうちに、ある日、その現場に遭遇したのです。
後輩犬は、イタズラが大好きなのを忘れていました。洗面所には、洗濯カゴに洗濯物があり、タオルがあるのです。
ジャンプすれば届く位置に、イタズラグッズが目白押しなのでしたーー
それから、気を付け、入室禁止にするようにしましたが、ワンちゃんの行動は本当に「まさか」の連続なのです。
○赤ちゃんのいる部屋
赤ちゃんがいらっしゃる方は、赤ちゃんと愛犬、どちらも目が離せませんよね。
赤ちゃんと愛犬が兄弟姉妹のように仲良く育ってくれるのは、微笑ましく素敵な光景ですが、それには、ワンちゃんが元々穏やかな性格か、主従関係をしっかり認識しているか、しつけがキチンと出来ていないと、危険ですよね。
赤ちゃんは、ワンちゃんにとっては、小さくて自分よりも下の存在です。母性が強いワンちゃんは、守らなくちゃいけない存在だと認識し、面倒を見たり、優しく扱ってくれるようですが、ヤンチャな子だったり、パピーなど自分も赤ちゃんの場合は、人間の赤ちゃんをオモチャのような感覚で接してしまうかもしれません。
また、赤ちゃんのオモチャは、ワンちゃんが大好きな音のなるものが沢山ありますよね、そうすると、自分の物だと思ってしまったり、執着の強い子の場合は、赤ちゃんが自分のオモチャに触れていると思って、取り替えそうとしたり、怒ったりする可能性もあります。
では、入室禁止を教える方法とは?
○しつけの段階で、「ダメ」をキチンと教えて、入って欲しくない部屋に近づいたら、低く厳しい声で「ダメ!」と、叱る
○柵をつけたり、入れない用具を準備する
○入って欲しくない場所は必ず閉めておく
○ワンちゃんが苦手な、お酢などを薄めてスプレーにしたものを、入り口付近に吹き掛けておく
○入室禁止の部屋に近づいたら、アルミの灰皿や、ペットボトルにビー玉などを入れたもの、クリッカーなどで、驚かせる
上記は、一例ですが、どれも、一長一短には成功しませんので、愛犬の安全と、家族の安全、そして、自分自身のストレス軽減の為にも、入室禁止を認識させるために、根気と努力で頑張りましょう。