こんにちは、まだまだ寒いけどなんだかちょっとずつ春めいて来てる感じです。
さて、先日2月4日は立春でした。あれ。立春ってなんだっけ?Wikipediaより以下引用。
http://ja.wikipedia.org/wiki/立春
一般的な節分とは、立春の前日のことである。立春の早朝、禅寺では門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣がある。また、中国では立春の日に春餅(チュンビン)を食べる習慣がある。また、地域によるが節分の日までが日本で一番寒い時期であり、初めて気温が上昇傾向になる日が立春である。
まだ寒いけどだんだん暖かくなるよ、という意味もあるのですね。
立春は冬至(一年で一番昼が短い日)と春分の日(昼と夜の長さが同じ)の間に位置づけられていることからも、まだ2月だけど春に向かっているのだなということが分かります。
さて、ここで本題に入ります。まだまだ寒いけれど「最近、犬の抜け毛が多くなって来たな…」という方、多いのではないでしょうか?
ダブルコートのワンコはすでにここ東京では早くて2週間位前から、そして2月に入ってシングルコートのちび犬さくらも、かなり抜け毛が増えて来ました。
…はい、これは冬毛から夏毛に生え変わる換毛期に入ったということです。「え?早くない?」って感じる方も多いのではないでしょうか。
【換毛期は日照時間が大きく影響する】
まだ寒いけどなぜ今の時期に生え変わるのか?
実は換毛期に一番大きく影響するのは「日照時間」です。冒頭で「立春」について説明したのは、そういうことなのです。
犬は元々屋外で過ごしている生き物ですから
- 日が射している時間
- 日が射さない時間
の差に大きく影響されます。
日が差していれば体温はもちろん上昇しますし、その時間が延びればさらに暖かくなります。暖かくなると、分厚い冬毛はあまり必要なくなって来ますよね?却って邪魔になってしまいます。
もちろん、冬至の翌日から日照時間は延びて来ますけれど、気温はそこからまだ下がる真冬まっただ中。だから、空気が温もってくるこの立春の時期に生え変わり始めるのだろう、と言われています。
【換毛期はどれくらい続くの?】
換毛期は気がついたら始まっていて、だいたいダラダラと1ヶ月位抜け続けます。
とても分かりやすいのが柴犬等の和犬で、ブロック状の抜け毛がぽこり、ぽこりと取れますよね?(あれが意外と楽しいのですが)
あのぽこり、ぽこりがどこから出てくるのか、延々と1ヶ月位続きます…。
ただ、犬種や被毛によってかなり開きがあります。例えばさくらのようなシングルコートの犬はアンダーコート(下毛)がないので、2週間位たくさん抜けてあとはちらほら…という感じです。
また、感度が鈍って来たシニア犬などは、もう少し暖かくならないと抜けてこないこともあるようです。
それから、短毛種と長毛種でも差があります。同じレトリバーでもゴールデンはそれほどでもなく、ラブラドールは凄まじい抜け毛。
これは
- 長毛種は生え変わりサイクルが遅い
- 短毛種は生え変わりサイクルが早い
ということに由来しています。だから上毛だけのスムースコートでも換毛期はたくさーん抜ける、ということになります。
【うちの犬、抜けてこないよ?】
換毛期がないように見えるワンコも実は結構いますね。ほぼ室内で過ごすチワワちゃん等の小型犬などで、その傾向が強いようです。
一日中明るい室内で、室温も一定していると「季節感度」があまりなくなるので身体が「換毛の必要がない」と判断したワンコに多いです。
ただ、そういうワンコは抜けないわけではなく、一年中ダラダラと結構抜け続ける感じになってきます。
また、元々毛が抜けないトイプードルは、換毛期がなくなると本当に抜けないです!
これは別に病気ではないのですが、本来1年に2回迎える毛の抜け替わりは被毛や皮膚の健康を維持することでもありますので、できればこの時期は窓際で過ごさせてあげて夕方は暗い時間を作る、全身を優しくマッサージして育毛を促進するなどしてあげましょう。
【一年中抜け続ける犬も多いです】
換毛期は1年に2回の大抜け毛イベントですが、もちろん犬も人間も毎日「毛」は生え変わります。(一部プードルのように毛がほとんど抜けない犬種もいます)
特にラブラドールレトリバーなどは常に盛大に毛が抜けますので、毎日、お散歩から帰ったら、必ずブラッシングしてあげて下さいね。
ブラッシングは皮膚は被毛はもちろん、外傷やできものなど、犬の異常を確認する大切な儀式です!
それでは、大量の抜け毛はしばらく続きます。
頑張って綺麗にしてあげましょうね!
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