今は8月後半です。そろそろ花火大会が残り少なくなって来ました。
夕立や雷雨が発生しやすい季節であり、すぐに秋の台風の季節もやって来ます。
先日も夕方、にわかに空がかき曇り、雷雨となりました。
雷の音、我が家のさくらは意外と平気です。でもこれ、少数派のようです…。
「雷恐怖症」という言葉がある位、多くの犬は雷が嫌いなことで有名です。
打ち上げ花火が特に犬は大嫌いで、花火大会の会場でパニックを起こして脱走。
迷子犬になってしまうケースは毎年起こります。
※花火大会の会場は犬には拷問でしかないので、絶対に連れて行かないでね!
【雷や花火の音が嫌いな子の特徴】
地響きのような爆音がすると犬には原因が分からないので、かなり非常事態に思えるようです。
- 耳を折り畳んで尻尾を丸め、一日テーブルの下から出てこない
- 音が鳴っている間はブルブル震えておしっこ漏らしちゃう…
- 前出のワンコちゃんはパニック状態になって過呼吸を起こしてしまいます
毎日であれば慣れるかもしれないけどたまのことだし、原因も犬には分からない。
人間の想像を遥かに超えるストレスだそうです!
【なんで大きな音が嫌いなの?】
犬は人間と暮らすようになってから主に番犬として活躍してきました。
「仲間の周囲を見張る」高い社会性を持った動物の特性を生かしたお仕事です。
見張りの仕事は異変の発見。だから突如の大音響は異常事態でしかありません。
【うちの犬は怖がらないよ?】
怖がらないワンコもいます。うちのさくらもそうです。私の周りでは小型犬が怖がらない子が多いです。
「大型犬と小型犬を飼ってるけど、大型犬だけがビビる」というお家もあります。
でも今は大丈夫でも、何かのきっかけで怖がるようになることもあります。
だから「花火会場に犬を連れて行く」のは犬には嫌がらせでしかないので絶対止めましょう!
【怖がる犬の対策】
■だいたい平気だけどたまにビビる
多少不安そうにするけど多少不安になる位の子なら、飼い主さんが普通にしてれば安心します。
目があったら微笑むとか優しい声をかけるとかして落ち着かせて下さい。
■震える、パニック状態になる
身体の大小に関わらず極端に怖がる子は多いです。
とても怯えてしまう子は、優しく抱き寄せて「よしよし」と撫でましょう。
飼い主さんが落ち着いていることが何より大切。ワンコのボスですから。
家の中を暴れ回って言うことを聞かなくなる子もいます。パニック状態です。
こういう時は無理に押さえつけず、落ち着いた瞬間を見計らって「よしよし」。
大抵のワンコは落ち着いて来ますから、包み込むように胸に抱いてあげて下さい。
【雷がてんかんの引き金になることも】
驚きのあまりけいれんを起こす子がまれにいます。てんかんかもしれません。
犬にてんかんは多いので、注意が必要ですが、それほど驚く必要はないです。
既にてんかんの診断が出ているワンコは獣医さんに相談して下さい。
なお、下に当てはまる場合はてんかんの可能性が高いです。
- 突然倒れて全身がこわばるように硬直、けいれんしている
- 目の焦点が合わない、目が泳いでいる
- 意識がないような不随意な仕草をする
- 失禁をしてしまう
- しばらくすると何事もなかったかのように戻る
てんかんの場合は長くても数分です。
この際も、優しい声をかけて「よしよし」撫でて、発作が起きるのを待ちましょう。
※舌を噛み切るという心配で口に手を入れる人がいますが、まずありません。
口に手を入れるのは飼い主にも犬にも危険なので絶対やめましょう。
発作が収まったら発作中の状態を詳細にメモして、すぐに獣医さんに行って下さい。
また、発作が30分等、長時間続く場合は別の疾病の可能性があります。
緊急性がある可能性が高いので、救急に電話して下さいね。
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