今回は、ワンちゃんの傷害事件についてお話させて頂きます。
ワンちゃんと暮らしていて、毎日毎日楽しくて、可愛くて・・でも、もしも、自分の愛する子が、他の人に危害を加えてしまったら!
自分の愛犬に限って、他人を傷つけるなんて有り得ない。
わたしも含め、皆さんもそう思っているかもしれません。勿論、愛犬が怪我させるなんて~と想像さえ出来ませんよね。
では、どんな事が考えられるでしょう?
●攻撃的で、知らない相手に攻撃してしまう
この場合は、根本的にワンちゃんをトレーニングしたり、専門家に相談して、改善するまでは、リードで押さえたり、口輪をつけたり、他人に近づけたりしないように注意する必要があるでしょう。
●脱走癖や走り出して、怪我を負わせてしまった
家から、いきなり飛び出したり、走りだしてしまいやすい子は、注意が必要です。
飛び出した先に、人間、ましてお年寄りや体の不自由な方、子供がいた場合、驚いて転倒してしまう恐れがあります。
日頃から、飛び出しや脱走防止の柵を設けたり、コマンドなどで指示に従うように訓練しておいた方が良いでしょう。
●元気一杯が、仇となってしまった
愛犬が、ピョンピョン跳ねていたり、抱きついてきたりするのは、飼い主冥利につきますし、可愛いものです。
犬好きなら喜んでくれるでしょうし、楽しい光景でもあります。
然し、セントバーナードやピレネー、レオンベルガー、ブルドッグ、シェパードなどの大型犬だとしたら・・
私自身は、大型犬に飛び付かれるのも大好きなのですが、小柄な方や、お年寄り、子供などですと、転倒や腰を痛めたりする場合がありますし、実際にそういった話を何度か聞いたことがあります。
自分の愛犬ならば、笑い話で済みますが、他人のワンちゃんだったり、ワンちゃん嫌いだった場合は、最悪です!
嬉しかったり、楽しかったりした場合、飛び付いてしまう癖を直したり、興奮しやすい性格を落ち着くように訓練する必要があるかもしれませんね。(可愛いけど)
●散歩中に吠えたり制御が利かず、怪我を負わせてしまった
散歩中、平行して歩かせたり、待てやお座りの練習をさせておいた方が良いのには、幾つか訳があるそうです。
交差点や、信号、他のワンちゃんなどが来た場合、愛犬を待たせて、落ち着かせるようにしておかないと、いきなり吠えたり、飛びかかろうとしたりして、知らない方を驚かせて転倒したり、自転車に乗っている場合転んでしまったり、大変危険です。
ワンちゃんを見ただけで、ワンちゃん嫌いな方は驚いたり、飛び退いたりすることもあり、それが原因で転倒したと言われる可能性もあるでしょう。
見ただけで、怪我をされたら、どうしたものか・・ですが、吠えたり飛びかかろうとした場合、非難されてしまうので、落ち度が無いような行動をとるもの愛犬の為ですからね。
●知らない子供に怪我を負わせてしまった
これも、気をつけないといけないのですが、子供は、ワンちゃんが好きだったり、興味があったりする場合、「ワンワンだ~」と、不用意に近付き、いきなり撫でてきたりするものです。
ワンちゃんを好いてくれるのは、とても嬉しいですし、良い事なのですが、その子の両親自身が、ワンちゃんに対する知識がないと、注意が必要です。
○いきなり知らないワンちゃんに近づかない
○ワンちゃんに触りたい場合、飼い主に確認する
○いきなり、頭を触らない
それらの、注意事項を、教えており、それを守っている子供が多いのですが、中には、[いきなり攻撃]をしてしまう子がいます。
ワンちゃんは、知らない人間がいきなり、キャーキャー近づいて、頭をボンボン触られたら、どんなに大人しい子でも、怖いし、不愉快で、愛想なんて触れずに、逃げようとするでしょう。
ここが、また、怖い所で、子供は、怖いもの知らずなところがあるので、逃げるワンちゃんを追い回し、触ろうとします。
攻撃的でないワンちゃんは、逃走することで、(自分に触らないで、これ以上近づかれるのは、嫌なの)と、精一杯表現しているのですが、子供には通用しません。。
そうすると、ワンちゃんは、威嚇する為に吠えたり、歯を見せたり、出来る限り抵抗するでしょう。
然し、ここで・
○吠えられたことで、ビックリした子供が転んで怪我をする
○威嚇して近づけない為に歯を見せた時に、歯が当たってちょっと切ってしまった
なんてことが起こらないとも限りません!
私の場合、子供が近づくと、慣れていない子の場合は・・
「このワンちゃん、怖がりで触れないの」と、言うようにしています。
慣れている子でも、頭からいきなり触らないようにしています。
自分の愛犬は信用したいし、安心したいのですが、悲しいかなそれでもワンちゃんです。何が起こるか分かりません、起こってからでは手遅れになってしまいますし、怪我をさせたりしたら・・
上記以外でも、想像出来ない事態が起こることもあります。そうならないように、飼い主である私たちは、出来る限りの訓練や、予防策をとらなければならないですね。
傷害保険に入っていらっしゃる方もいるでしょうが、入っていない場合、金銭的に対応出来ないかもしれません!
そして、何より怖いのが、誤って怪我を負わせてしまったり、愛犬に落ち度がなくても、愛犬が原因で怪我をしたとされた場合、殺処分なんてことになったら・・・そんな悲しい事にはさせたくありません。
他人に怪我をさせてしまうのも、心情や金銭的に辛い思いしてしまいますが、愛犬を守ってあげられるのは、飼い主しかおりませんし、愛犬に傷害事件を起こさせない努力や工夫をしなければなりませんね。